(C)Zuffa LLC
2021年9月5日(日)米国ラスベガスのUFC APEXにて「UFC Fight Night: Brunson vs.Till」が行われた。
多くの英国選手──ジャック・ショア、モリー・マッキャン、パディ・ピンブレット、トム・アスピナルが勝利し、ダレン・ティルが敗れるも、5戦4勝の結果を残した。
なお、大会後、12月11日(日本時間12日)に開催予定の『UFC269』にて、ライト級王者シャーウス・オリベイラ(ブラジル)と同級1位のダスティン・ポイエー(米国)のタイトルマッチが組まれる予定であることを海外複数メディアが報じている。
▼ミドル級 5分5R
〇デレック・ブルンゾン(米国)
[3R 2分13秒 リアネイキドチョーク]
×ダレン・ティル(英国)
メインイベントではミドル級5位のデレク・ブルンゾン(米国)と同級7位のダレン・ティル(英国)が対戦し、スタイルの違いが試合を左右することに。
ともにサウスポースタイルながら、ティルは序盤から鋭い左の打撃を見せ、ブルンゾンは強力なテイクダウンとグラウンドのコントロールで削って対抗。
3R、ティルはヒザ蹴りを決めるが、ブルンゾンがダブルレッグテイクダウン。マウントからパウンドに背中を見せたティルをリアネイキドチョークで極めてタップを奪った。
試合後のブルンゾンは、「みんなが自分のことを話さないのにうんざりしている。前に負けてから4年間ここに戻るまで努力してきた。準備はできている。グランド技術には自信があるし、それを見せつけたかった」と語った。
▼ヘビー級 5分3R
〇トム・アスピナル(英国)
[1R 2分30秒 TKO] ※パウンド
×セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)
コ・メインでは、ヘビー級のフィニッシャーである13位のトム・アスピナル(英国)と14位セルゲイ・スピバック(モルドバ)のUFC3連勝同士が対戦。
スピードとパワーを兼ね備えたアスピナルは、ワンツーで詰めて右をヒット。スピヴァクはダブルレッグから払い腰狙い。それを防いだアスピナルは、ヒザ蹴り、さらに強烈な右ヒジでぐらつかせると、1Rわずか2分30秒でパウンドでTKOフィニッシュした。
試合後アスピナルは、「本当に嬉しい。ここに来るたびに死ぬほど怖いんだ。恐怖心をもって自分を表現している。それを利用するといい気分になる。少しずつランクを上げようと思っている。今は13位だから今度は12位になりたい」と語った。
▼ライト級 5分3R
〇パディ・ピンプレット(英国)
[1R 4分25秒 TKO] ※右フック
×ルイジ・ヴェンドラミニ(ブラジル)
UFCデビュー戦となったピムレットは、Cage Warriors2連勝でオクタゴンデビュー。ヴェンドラミニはUFC1勝2敗。
ヴェンドラミニの左をもらいダブルレッグテイクダウンでパウンドを受けたピムレット。しかし、ヴェンドラミニに右アッパー、右フックを効かせると、左ヒザ、左右ラッシュでKO。逆境を乗り越えてブラジルのヴェンドラミニを仕留めた。ピンブレットは、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。
▼女子フライ級 5分3R
〇モリー・マッキャン(英国)
[判定3-0] ※29-28×3
×キム・ジヨン(韓国)
女子フライ級では、これがオクタゴンへの7回目の出場となる韓国のキム・ジヨンが、ベテランである英国のモリー・マッキャンと対戦。両者は3ラウンドすべてを、気迫のこもったボクシングと決死の覚悟で戦い抜き、接戦の判定は、前に出続けて強打を振るったマッキャンが勝利。その激闘が認められてファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
▼バンタム級 5分3R
〇ジャック・ショア(英国)
[判定3-0] ※30-27×3
×リュドヴィク・ショリニアン(ウクライナ)
▼ウェルター級 5分3R
〇アレックス・モロノ(米国)
[判定3-0] ※30-27×3
×ダビッド・ザワダ(ドイツ)
▼ライトヘビー級 5分3R
〇カリル・ラウントリーJr.(米国)
[2R 2分30秒 TKO] ※関節蹴り
×モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)
▼キャッチウェイト(150lbs)
〇ジュリアン・エローサ(米国)
[3R 2分56秒 ダースチョーク]
×シャルル・ジョーデイン(カナダ)
▼ミドル級 5分3R
〇マルク・アンドレ・バリオー(カナダ)
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×ダルチャ・ランギアムブーラ(コンゴ)
【中止】
バンタム級 5分3R
ジョナサン・マルチネス(138lbs/62.60kg)*
マルセロ・ロホ(135.5lbs/61.46kg)
※マルチネスが体重超過→体調不良