2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて行われる「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」(1回戦から決勝までを1日で行うワンデートーナメント)。
同トーナメントに出場し、1回戦で安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)と対戦するアラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ)が所属ジムにて公開練習を行った。
K-1初参戦で第2代ウェルター王座決定トーナメントへの出場が決まったソアレス。「ずっとK-1に出たいと思っていたから、一つの夢がかなった。試合当日がすごく楽しみだし、最後はチャンピオンベルトを巻いて帰ってきたいと思う」とK-1のリングに立つことが待ち遠しい様子。
「家族、友人、ジムの仲間、ブラジルの親族…みんな応援していて、自分に凄く期待してくれている。ブラジルというコミュニティの中でK-1という大きなイベントに出られるということで周囲の期待も大きいし、会場にも応援に来てくれるよ」とK-1参戦の反響も大きい。
現在は日本に活動の拠点を置くソアレスは「日本でお金を稼いでブラジルに帰って自分の家を建てるという目標を持って」今から12年前に来日。その1年後にブラジリアンタイの存在を知り、ダニロ(・ザノリニ)のもとでトレーニングを始め「今はジムで指導をしながら、プロのファイターとして試合を続けている」という。
ソアレスは頑丈な身体と強靭なフィジカルを活かし、パンチ主体でアグレッシブに攻めるファイトスタイルを持ち味としている。「自分は昔からこのスタイルでやってきた。大会当日もこのスタイルで戦うし、3試合ともKOするつもりでいるから、必然的に殴り合いになるだろうね」と打ち合いはのぞむところだ。
1回戦で対戦する安保瑠輝也については「もちろん強いということは知っているし、知名度があることも知っている」と評価する一方「自分には右ストレートという武器がある。素晴らしい試合になると思うが、最後は絶対に自分がKOで勝つ」と断言。
「安保は自分のことを知らないと言っているようだが、それは自分にとってメリットだね。安保は“デモリッションマン”と呼ばれているようだが、試合当日、安保は『自分より破壊力がある選手がいるのか』と思うだろうし、観客もびっくりすると思う」とサプライズも予告した。
ファンの間では安保と野杁正明が優勝候補に挙げられ、2人の決勝戦を見たいという声が多い。ソアレスは「その試合を望むファンが多いことは分かっているが、自分はそれを阻止するつもりだ。このトーナメントで新たなスターが生まれるように自分は戦うし、結果を出せば注目を集めることもできるだろう」と番狂わせに闘志を燃やす。
そのうえで決勝では「野杁と戦うことがベスト」と野杁との対戦を希望し「同門のヴィトー・トファネリが負けているので、ヴィトーの仇を討ちたい。野杁は穴がなくて完璧な選手だが、最後は気持ちのぶつかり合いで気持ちの強い方が勝って優勝するだろう」と語り、自分がベルトを巻く姿もしっかりイメージできているという。
「ベルトを巻くというのは格闘家の夢、憧れだと思う。ましてやK-1のベルトは重みが違う。そこにたどり着きたいという想いもあるし、色々な人のサポートを受け、師匠であるダニロのサポートを受けながら、日々厳しい練習を続けている。K-1のベルトを巻いて、みんなから胴上げされてるところまで想像できているから、あとは試合当日にそれを実現するだけだ」
最後にファンに向けて「横浜アリーナという大きな会場、K-1というビッグイベントで、それに見合う試合をやりたい。必ずベルトを獲って戻ってくる。OSSU!」とソアレスは熱いメッセージを送った。