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インタビュー

【K-1】城戸康裕がカーフキック級の必殺技を編み出す「これは絶対にブームが来ますよ! 防ぎようがないんです」

2021/09/01 17:09
【K-1】城戸康裕がカーフキック級の必殺技を編み出す「これは絶対にブームが来ますよ! 防ぎようがないんです」

38歳にしてなお進化しているという城戸。目指すは“K-1仙人”(C)K-1

 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて、スーパーファイトのスーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで山内佑太郎(HALEO TOP TEAM)と対戦する城戸康裕(谷山ジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 今回が78戦目となる城戸は38歳の大ベテラン。2019年3月のK-1ウェルター級タイトルマッチでは敗れたが、元々の階級であるスーパー・ウェルター級に復帰すると連続KO勝ち。しかし、今年3月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」では準決勝で若い和島大海に判定で敗れた。11月の『スーパービッグバン』で藤村大輔に判定勝ちで再起を飾ると、今年3月には松下大紀にダウンを奪われるも逆転KO勝ち。戦績は52勝(24KO) 24敗1分。

今のK-1ファイターは僕が格闘技を始めた頃はまだ生まれてない


――2年前に続いて2度目の「よこはまつり」出場が決まりました。対戦相手はこの試合がラストファイトになる山内佑太郎選手です。

「山内さんから僕とやりたいって言っていただいて、ありがたいはありがたいですよね。アマチュアの時に山内さんと戦って『うわ!強ぇな、この人!』と思って、Krushのタイトルマッチでも戦わせてもらって。でも対戦カード発表記者会見で知ったんですけど、格闘技のキャリアでいったら山内さんの方が後輩だったという…。プロ20年目にして初めて知りました(笑)」

――山内選手は格闘技を始めたのが遅かったそうですね。

「そうみたいですね。ちなみに僕が格闘技を始めて24年目なんですけど、今のK-1ファイターはみんな若いから、僕が格闘技を始めた頃はまだ生まれてない選手なんてたくさんいますよ(笑)」

――それだけ長くやってきてマンネリを感じたりすることはないですか?

「マンネリは全くないです! 僕が格闘技を始めてから『K-1 WORLD MAX』ができてK-1がバーン!と人気が出て、大晦日に格闘技を地上波3局でやったり、自分がそのK-1 MAXに出てチャンピオンになったり。一度、K-1がなくなって、それでも続けていたらKrushができて、新しいK-1がスタートして武尊たちが盛り上げてくれて、またK-1がバーン!と人気が出て…。そんな紆余曲折をたくさん見てきたから、おもろいはおもろいですよね」


――城戸選手はその大部分に関わってきて、まさにK-1の生き字引ですよね。

「僕は引退とか、辞めようかなとか思ったことがそもそもなくて。僕にとって格闘技は生活の一部なんですよね」

――先ほどお話にもあった通り、山内選手とはプロ・アマ通して2度対戦しているんですよね。

「はい。プロでは8年前にKrushのタイトルマッチでやってるんですよ(2013年8月、城戸の判定勝ち)。当時は僕が30歳、山内選手が35歳で試合して僕が勝って。今の僕の年より3つ若いのが当時の山内さんだったんです。僕は30歳でしたけど、当時の僕と今の僕が戦ったら今の方が確実に強いです。これはトレーナーの大宮司さんとみんなが言うし、全く落ちてないんです。落ちてるどころか、何なら強くなってます。今の方が絶対強いです」


(写真)2013年8月、Krushタイトルマッチで対戦した両者。山内にバックハンドブローを見舞う城戸

――年齢を重ねて進化していると。

「僕は経験値で戦うファイトスタイルで、しっかり考えながらポン!と倒す戦い方なんです。前回も新技をいっぱい作っていたんですけど、早々にダウンを取られて焦っちゃったから全く出してない(苦笑)今回はそれを出せる場ですよね。試合で出せてない分、練習で熟成されてどんどん(新技が)上手くなってきているし、後輩たちをいっつもそれでボコボコにしてます(笑)」


――それは見ている方も楽しみになります。

「どんどん新作が増えちゃって、見せてない技が4つか5つあるんですよ。今回は確実に出します。少し前からカーフキックが流行って、今は技として定着しましたけど、僕もそんな技を編み出しました。これは絶対にブームが来ますよ! おそらく僕の新技を見たら『そんなことできるんだ!?』と思わせつつ『ちゃんとルールに則った“あり”の技だな』になると思いますね。もうね、これに関しては防ぎようがないんです。盲点を突いているというか。楽しみにしておいてください」

――対戦相手の山内選手はこの試合でリングを降りるわけですが、城戸選手はまだまだ元気いっぱいですね。

「僕はジムでは仙人ぐらい他の子たちより年上なんですけど、マジで後輩たちを毎日ボッコボコにしてます。で、やられないです。だからまだまだ全然行けます。会見でも言った通り、僕はK-1の最多試合数を狙ってるんですよ。タイ人の選手は別格として、佐藤嘉洋さんがK-1日本人として80戦。魔裟斗さんが64戦。僕は次が78戦目なんですよ。なのでまずは81戦までやって。これは来年行けると思います。で、山内さんの43歳が最年長記録だ思うので、僕(38歳)もあと5年やって最年長記録も更新する、と。僕はあと5年と言わず5年10年喜んで戦いたいと思います!」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「YouTube『きーちゃんネル』見てね……あぁ、試合の意気込みですね(笑)。絶対勝つよ、見てね!」

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