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魔裟斗が選んだ格闘技名勝負三番の内の二番が意外にもボブ・サップ絡み「選手の立場からすると格闘技がパワーだけの人間に負けるのは悔しかった」

2021/08/30 15:08
魔裟斗が選んだ格闘技名勝負三番の内の二番が意外にもボブ・サップ絡み「選手の立場からすると格闘技がパワーだけの人間に負けるのは悔しかった」

規格外のパワーでノゲイラの技から脱出し、パウンドを見舞って行ったボブ・サップ

 魔裟斗と武蔵共同のYouTubeチャンネル「魔裟斗&武蔵チャンネル ムサマサ!」にて、魔裟斗が名勝負3試合をあげた。

「記憶に残っている試合というのはなんかありますよね。名勝負って言われた時に何試合かパッと頭に出てきたのが」と語る魔裟斗が、名勝負ベスト3にあげたのは意外にもボブ・サップ絡みの試合が2試合も。


(写真)ノゲイラをパワーボムのように持ち上げるボブ・サップ

「俺の中でやっぱり一番最初ですよ」とあげたのは、2002年8月28日に国立競技場で開催された『Dynamite! SUMMER NIGHT FEVER in 国立』でのボブ・サップvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦。

「この試合は見てて、ボブ・サップはこの時まだそんなに試合していなかったんですよ。しかも総合とかやったことがないと思うんですよ(3戦目)。どんな試合になんのかと思ったらボブ・サップがノゲイラをつかんでパワーボムみたいな感じで叩きつけていましたからね」と、かなり衝撃を受けた試合だったという。


(写真)武蔵が「リアル雲のジュウザとラオウ」と称した、腕十字を仕掛けてきたノゲイラをサップが持ち上げたシーン

 武蔵も「俺がもっと驚いたのは、腕十字をしようとしたノゲイラをボブ・サップが持ち上げて“リアル雲のジュウザとラオウ”やりよったと。俺はそのシーンがめっちゃ衝撃に残っている」と記憶に残るシーンだったとする。

 魔裟斗が「あのノゲイラに素人がナチュラルパワーだけで勝負してましたもんね。この頃のサップは本当に強かったですよね。その後はどんどん弱くなってしまっていきましたけれど」と言うと、2005年にK-1で対戦経験のある武蔵は「人間になり切れなかったゴリラと試合しているみたいな。パワーだけで言うたらボブ・サップはけた外れやったもん」と、そのパワーが異常だったと振り返った。


(写真)技のホーストを文字通りパワーでなぎ倒したボブ・サップ。魔裟斗は悔しい気持ちもあったという

 2人からは当時のボブ・サップに関する裏話も出て、武蔵は「選手に試合前とかめっちゃプレゼント配るねん。その大会に出場する選手に。俺もデジタルカメラみたいなもんもらったもん。なんてええ奴やと思った」と、ボブ・サップの気前の良さを明かし、魔裟斗は「サップが家電製品のCMに出ていたんですよ。それをやっている時に『チーム ボブ・サップに入ったらこの家電あげるから魔裟斗入らないか』って言われたことがあって。『入るか!』 って(笑)。そこは断りました」と、家電製品で勧誘を受けたとの笑い話も。

 魔裟斗はもうひとつボブ・サップ絡みの名勝負として、2002年10月のアーネスト・ホースト戦をあげ、「選手の立場からすると格闘技がパワーだけの人間に負けるのは悔しかったですけれどね」と、ボブ・サップの規格外のパワーに驚きながらも悔しさもあったと心境は複雑だったと語った。

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