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【K-1カレッジ】内田晶の弟・竜斗が-55kg優勝、-60kg優勝の安晟太は「武尊選手を超えていきたい」、-65kg優勝の切詰大貴は「医者になって格闘技ではトップになる」

2021/08/30 14:08
K-1カレッジ2021~大学生日本一決定トーナメント~2021年8月29日(日)東京・GENスポーツパレス ▼K-1カレッジ -55kgトーナメント決勝 3分1R〇内田竜斗(東北文化学園大学4年)判定3-0×奥野淳之介(中央大学3年)  戦う大学生日本一決定戦『K-1カレッジ』が今年も開催され、熱闘が繰り広げられた。-55kg(7名)、-60kg(14名)、-65kg(5名)の3階級でトーナメントが争われ、準決勝までは2分1Rでヘッドギアを着用、決勝は3分1Rのヘッドギア無しで行われる。  内田は8月21日に開幕した「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の1回戦で、優勝候補の一角だった小倉尚也(スクランブル渋谷)を破り、10月31日(日)東京・後楽園ホールでのワンデートーナメント(準決勝・決勝)進出が決まっている内田晶(チーム・タイガーホーク)の弟。  右ローと右ストレートで前に出るのは奥野。内田は右ローで反撃し、打ち合いになると右フックをヒットさせて奥野はバランスを崩す。ラッシュをかける内田に奥野も右ストレートで反撃したが、内田は最後に右ストレートを連打して差をつけ、判定3-0で優勝した。  内田は「K-1カレッジに初めての出場で結果を残せて一安心しています。ホッとしています。ここで驕らずにKrushとK-1で自分の実力を発揮できるように、兄と共に東北魂を見せつけていきたいと思います」とコメント。  大会後のインタビューでは「大会出場が決まってからここに来るまで、王者になって帰ると言っていたのでホッとしています。一番は1年半前に亡くなった母に、まだまだこれからだけど通過点というか、ひとつの目標は成し遂げた、成長しているよと伝えたいです。兄がKrushのトーナメントで勝ち進んでいるので、自分も横に並んで東北魂を見せつけてやりたいと思います。兄からは練習通りやれば大丈夫だし、楽しんで来いと言われました。もうちょっと力を抜いて自分の試合が出来たのかなと反省点はたくさんあります。目標は一番身近な兄ですが、隣に並んで進んでいければと思います」と、“内田兄弟”で頂点を目指していきたいと話した。 [nextpage] ▼K-1カレッジ -60kgトーナメント決勝 3分1R〇安 晟太(中央大学3年)判定3-0×中村友河(東洋大学3年)  安は学生キックでも活躍し、1年生時の2019年にはチャンピオントーナメントで決勝戦まで進出している。  決勝は激しい打撃戦となった。お互いにパワフルなフックとローで序盤から打ち合う。安は左右フックからの右ロー、さらにヒザ蹴りを効果的に使い試合慣れしているところを発揮し、判定3-0で勝利した。  安は「去年も出て準決勝で負けて、1年間借りを返してやろうと思って練習してきて結果を出せてよかったです。ここからがスタートだと思ってプロデビューまで練習してチャンピオンに向かっていきたいと思います」と、プロでの活躍を誓った。  大会後のコメントでは「今までアマチュアで日本一のタイトル(絡みの試合)を3回経験して2回とも取れなくて、やっとタイトルが獲れたので凄く嬉しいです。両親のおかげで大学に行けたので両親に感謝したいです。次はプロに出るかアマチュアに出るか分かりませんが、次の試合へ向けて、そしてプロで最短でタイトルに挑戦できるように頑張っていきます。今後も応援され続けるような選手になりたいです。勝因は自分のやってきたことを信じて貫けたから勝てたと思います」と振り返り、「武尊選手が目標ですが、それを越えていくような、自分の持ち味を出せる選手になれればと思います」と、武尊を超えるような選手になりたいと大きな夢を語った。 [nextpage] ▼K-1カレッジ -65kgトーナメント決勝戦 3分1R〇切詰大貴(香川大学2年)判定3-0×鈴木一晴(麗澤大学4年)  蹴りを多く繰り出す切詰に鈴木はパワフルな左右フックで前進。たびたび足を止めての打ち合いが繰り広げられ、その中で切詰の左フックがヒットして鈴木がフラつく。その後も打ち合いを見せた両者だが、切詰が判定3-0で勝利をつかんだ。  切詰は「去年は準優勝で終わって、減量がきつかったけれど桜木さんを始め周りの人たちに応援してもらって優勝することができました」と、昨年の雪辱を晴らすことができたことを喜び、「自分は医者を目指していて、目標は医者になることとキックでもトップを取ってやろうと思っています。優勝できてよかったです」と、“戦うドクター”になることが目標だと宣言した。  大会後のインタビューでは「カレッジで優勝できたので次のステージに進めるなって。プロになって上に登っていきたいので次の目標はプロになって活躍することです。(鈴木は)プロで2戦している子なのでどんな感じかなと思ったけれど、他の選手よりはプロらしい戦い方ではなかったので逆にやりやすい選手でした」と振り返った。
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