K-1 JAPAN GROUPより、似顔絵の世界大会である『ISCAカリカチュア世界大会』において世界王者に輝いたアーティスト・田村大さんとK-1のコラボレーションが決定したことが発表された。
田村さんはバスケットボールをはじめ、野球やサッカー、テニスなどのスポーツイラストを制作し、各界の有名選手のイラストや世界的な企業とのコラボレーションを行うなど、世界的なアーティストとして活動。今回はスポーツ全般の中でも格闘技が好きという田村さんが『K-1 WORLD GP』9・20(月・祝)横浜大会・武尊のオリジナルビジュアルを作成した
横浜大会のビジュアルには野杁正明、安保瑠輝也、京太郎、シナ・カリミアン、卜部弘嵩、芦澤竜誠が登場。
田村さんには今回の制作のポイントを次のように語る。
「これまでK-1のポスターが元々静止しているものが多かったようにお見受けしたので、僕の持ち味である“躍動感”というのを新しいスパイスとして加えられないかと思いました。それぞれ選手6人が動き出しそうな、まるで息遣いが聞こえてき出しそうな絵というのを心がけています。
またスーパーヒーローが必殺技を使っている時のように、1番エネルギーを感じてもらえる場面を切り取りたい、ゲームのキャラクターのようにそれぞれ個性があって、性格も違うところを表現したいと思い、描いています。そして主役である選手たちが試合に向かっていく気持ちを少しでも盛り上げられるようにと作成に挑みました」
田村さんは武尊のイラストも制作し、田村さんと武尊の顔合わせも実現。田村さんがサプライズで武尊にイラストをプレゼントすると、武尊は自身が描かれたイラストを見て「めちゃくちゃカッコいい、最高に嬉しいです。かっこよくなっているけどリアルさをちゃんと残しているといいますか…。(右のイラストは)コーナーを上がって叫んでいるシーンですね」と喜びのコメント。
田村さんからは「武尊さんは絵になりました。元がカッコいいから! なぜ数ある中からこのシーンをセレクトしたのかというと、静と動の対比を表現したくて、王者としての風格と、勝った後に一番エネルギーが放出されているところを描きたくてこちらを選びました」と説明した。
なお、田村さん作成の9.20K-1横浜大会のオリジナルビジュアルはポスターをはじめ、特別オリジナルグッズを数量限定で発売予定だという。
田村大(Dai TAMURA)プロフィール受賞歴:ISCAカリカチュア世界大会(ISCA)総合優勝(2016)、4位(2015)Web
似顔絵制作会社に7年間勤務し、在籍期間中に3万人の似顔絵を制作する。2016年に似顔絵の世界大会であるISCAカリカチュア世界大会において総合優勝した後に独立。独立後は自身がプレイヤーとしてインターハイベスト8の実績を持つバスケットボールを中心としたイラスト制作を中心に活動。
ペン・カラーマーカーを用いてダイナミックに手を動かして描く、躍動感あふれるスタイルを最も得意とし、 日本を代表する選手である八村塁や渡邊雄太を始め、ステフィン・カリーやシャキール・オニールなどの著名なNBA選手からも高い評価を受ける。その他、メンフィス渡航時にはNBAからの密着取材を受け、NIKEのジョーダンブランドとのオフィシャルコラボレーションを行うなど、バスケットボール分野での実績を多数保持している。
また、バスケットボールに留まらず、野球、サッカー、テニスなどのイラスト制作にも着手し、ロジャー・フェデラー選手のツアー100勝達成時には公式サイトに記念イラストが掲載された他、読売巨人軍、福岡ソフトバンクホークスとオフィシャルコラボレーション商品をリリースするなど、スポーツ全般へと活動の幅を広げている。
Instagramのフォロワーは10万人を超え、NHKやTBSでもイラストを取り上げられるなどメディアからの注目度も高まっている。
2019年からは、クジラやオオカミ、ワシなどの野生動物の絶滅危惧種をA1サイズの大きさで繊細かつ力強いタッチで描き、 イラストレーターと並行して新たにアーティストとしての活動にも挑戦。アートの分野では、京都で100年の歴史を持つ画廊、松本松栄堂の展示会への出展するなど、新たな挑戦を続けながら着実に実績を積んでいる。