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【UFC】現王者モレノ、ケイプに勝利し、扇久保に敗れたパントージャが、強豪ロイバルに一本勝ち!「僕が勝つたびにモレノが成長して今やチャンピオンだ。次は僕の番だ」

2021/08/22 11:08
 2021年8月21日(日本時間22日)、米国ネヴァダ州ラスベガスの「UFC APEX」にて、「UFC Fight Night: Cannonier vs. Gastelum」が開催された。  メインカードの第1試合では、フライ級3位のアレッシャンドリ・パントージャと、6位のブランドン・ロイバルが対戦。メインのミドル級ジャレッド・キャノニアvs.ケルヴィン・ガステラムに次ぐ好カードが組まれた。  パントージャは、2016年7月の「The Ultimate Fighter」のシーズン24で、現UFC世界フライ級王者のブランドン・モレノにリアネイキドチョークで一本勝ちしている強豪。2018年5月には、UFC本戦でモレノに判定勝ちで現王者に2勝負け無し。モレノにとって最後の黒星をつけている。  TUF準決勝では扇久保博正に判定負けも、2017年1月にUFC入り。UFC7勝3敗で、佐々木憂流迦にリアネイキドチョークで1R一本勝ち。井上直樹に勝ったマット・シュネルにも1RKO勝ち。前戦は元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプに判定勝ちをマークしている。  対するロイヴァルは、LFAから2020年5月にコンテンダーシリーズ出場予定から代役でUFCデビュー。  初戦でいきなり強豪ティム・エリオットを肩固めに降し、2戦目でカイ・カラフランスにギロチンチョークで一本勝ち。3戦目で現王者のブランドン・モレノと対戦したが、試合最中に肩を脱臼し、パウンドを打たれTKO負け。手術を経ての再起戦となる。 ▼フライ級 5分3R〇アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)24勝5敗(UFC8勝3敗)[2R 1分46秒 リアネイキドチョーク]×ブランドン・ロイバル(米国)12勝6敗(UFC2勝2敗)  1R、右を振って早々に金網に詰めてダブルレッグテイクダウン、あっという間にバックを奪ったパントージャ。巻き込み前転するロイバルについていくパントージャ。  前転から潜り右足に外ヒールを狙うロイバルに、パントージャは左足を突っ込むが、そこにロイバルはクロスヒール! しかし足を抜いたパントージャはトップを奪い、バックテイク。なおもロイバルは前転から正対を成功させると、今度はスクランブルからロイバルがバックへ。  ここは抜けたパントージャがスタンドでオーソから左ジャブをヒット! サウスポー構えのロイバルも右ジャブから左ストレートで前に出る。  2R、ロイバルの左の打ち終わりに右を振りシングルレッグに入るパントージャ。しかし切るロイバルは前蹴りを腹に突く。なおも距離を詰めるパントージャは、すぐにバックテイク。  背後から、ロイバルの右ヒザを蹴って崩すと、すぐにボディトライアングル=両足で4の字ロックを組んで、リアネイキドチョークへ。後ろ頭から、パームトゥパームにクラッチを変えて絞り、タップを奪った。  試合後、ケージのなかでダニエル・コーミエーのインタビューを受け、対戦相手について「ロイバルのことはすごく尊敬している。とてもタフでそんなに簡単に倒せる相手じゃなかった」と称えた。  続けて、放送席の現王者ブランドン・モレノが画面に映し出されると、「君のことは好きさ。TUFで同じ時間を過ごしたよね。僕が勝つたびに君が成長して、今やチャンピオンだ。次は僕の番だ。12月に戦おう。君にとっても僕にとってもいいことだろう」と対戦をアピールした。  また、TUFで激闘を繰り広げた扇久保は、盟友の勝利に「パントージャやったあ」と笑顔マークで祝福している。
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