2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.128』で開幕する「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。その1回戦で鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する愛瑠斗(=えると/健成會)が所属ジムにて公開練習を行った。
(写真)「鬼から生まれた愛瑠斗」と記者会見で自己紹介した愛瑠斗。トレーナーは鬼の面を着けていた 愛瑠斗は2020年10月のKrush-EXでプロデビューし、篠原広耀にタフファイトで判定勝ち。今年2月のKrush-EXではカーフキックでしのをKO、5月のKrush本戦では光佑にもKOと3連勝を飾った。
連続KO勝利中で、愛瑠斗は「練習の結果が出たなという感じです」と謙虚な姿勢ながら、確固たる自信を伺わせた。
格闘技の世界に足を踏み入れたきっかけは「家の近くにジムがあって、ちょっとやってみようと思った」という愛瑠斗だが、アマチュアでは思うような結果を残せず。しかしその後、ABEMAの格闘代理戦争や地下格闘技で腕を磨き、プロでは無敗記録を更新中。公開練習で見せたパンチでは、その躍進を裏付けるかのような鋭さを披露した。
トーナメント1回戦で対戦する鬼山の印象について、愛瑠斗は「気持ちがあってパンチが強い」と語った。元Bigbangスーパー・バンタム級王者の肩書きを持ち、今年3月に金子晃大に敗れるまではK-1 JAPAN GROUPにおいて2連続KO勝利を積み重ねた鬼山のパンチは脅威。しかし愛瑠斗は「(鬼山は)パンチャーなので、パンチでつき合うつもり。打ち合います。打ち合うと思います」と、真っ向からの”桃太郎退治”を宣言した。
準決勝には「キャリアもあって気持ちが強い」と評価する小倉尚也、決勝には吉岡ビギンの勝ち上がりを予想する愛瑠斗。「絶対自分が似合うと思う」というベルト奪取に加え「(吉岡は)バンタム級の元チャンピオンという肩書きがあるので、倒したら美味しい」と、吉岡が持つネームバリューも食い尽くす構えを見せる。
憧れの選手に玖村将史の名を挙げ「(キャリアの少なさは)関係ない。プロはプロなので。他の選手よりも自分のほうが華がある」と、気後れはまったく感じさせない愛瑠斗。「デビュー1年ちょっとのクソガキがベルトを獲るんで、応援お願いします」と堂々と宣言した。