2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて、Krushフェザー級王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)と対戦する第2代Krushバンタム級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)が8月17日(火)都内所属ジムにて公開練習を行った。
ハンドミットに接近しての細かい連打を中心としたミット打ちを披露した軍司。昨年12月にフェザー級へ階級を上げ、K-1で連勝中と好調ぶりを見せている。
「階級を上げて初戦でKO勝ちして、パワーの部分では本番で出せているなって思いました。パワーはもちろん、53kgから始めて今は57.5kg。その点でスピードの部分では他の選手よりもあると思っています」と、パワーとスピードが融合していると実感。
「当日のウォーミングアップから力強く打てているんです。55kgの時はだるさや動きが重いところがあったんですが、今だと軽く動けて力強く打てています」と、アップの時から身体の調子が違うと分かるほどだという。
新美については「前にどんどん攻めてきて、ガードを固めて前へ出て打ち合ってくれる選手なので、前へ出て打ち合うのは似ているかなと思うので打ち合ってくれたらいい試合になるかなと思いますね」と噛み合うことを予感している。
「前に出てどんどん距離を詰めてくるので、試合を見ているとそこがやりづらさかなと思う。そこを意識して、打ち合いは僕の方が絶対に有利で勝てる自信があるのでそこが勝敗を分けるポイントかなと。新美選手も前へ出てパンチを打ってきますが、僕の方がパワーもテクニックも上回っていると思う。1Rから前に出てきて戦ってくると思うので、そこで負けない打ち合いをして、最終的にはKOしたいと思っている」と、互いが得意とする打ち合いで自分の方が上回れるとの自信を示した。
記者会見では「絶対僕の方が圧力はあると思うので、それに押されると思います」との発言があった。これは「新美選手の試合を見ていると相手が下がって圧力があると感じますが、僕の方があると思うので 今回は僕が下がらせてやります。下がらせてパンチで打ち合いになった方が勝てる確率は高いですからね。下がらせて打ち合いをした方が会場が盛り上がるし、お互い打ち合えばKO勝ちも見えてくると思うので、しっかりバチバチ打ち合っていきたい」と、これまで圧倒的な手数で前へ出て相手を下がらせてきた新美の戦い方はさせないと断言。
Krush王者に対してそこまで自信があるのは、「(新美が王座を獲得した)トーナメントに出た選手のほとんどに僕は勝っています。しかも圧倒的に。それを含めて僕の方が試練を乗り越えた数が違うから」という理由をあげた。
軍司は3試合連続でのK-1出場、新美は1年9カ月ぶりのK-1となる。「出る出ないで変わるところはないと思いますが、KrushとK-1では会場もお客さんの人数も違うので、そういうところで変わってくるかな。Krush王者ということで負けられないプライドがあるので、意地や気持ちで来るのでそこをねじ伏せたい」と、会場の雰囲気は自分の方が慣れているとした。
「この試合が決まった時にKrushではやりたくなかった。今の目標はKrush王座よりはK-1王座なので、KrushでタイトルマッチでもよかったけれどK-1に僕はこだわっているのでK-1でやれてよかったですね」と、目標はあくまでもK-1のタイトルだとし、「ただ勝つだけではタイトル挑戦権が得られるかまだ分からないので、差をつけてKOで勝った方が次の挑戦権をつかみやすいと思います」と、Krush王者にKOで勝ってタイトル挑戦をアピールしたいとする。
「しっかり差をつけてKOで勝って、次、K-1のタイトルマッチにつなぎたい」と新美戦の先にタイトルマッチを見据えていた。