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【BOM】北野克樹vs小川翔でWPMFインターコンチネンタル王座決定戦、WMC日本タイトル戦2試合、HIROYUKIvs稔之晟も決定

2021/08/14 18:08
【BOM】北野克樹vs小川翔でWPMFインターコンチネンタル王座決定戦、WMC日本タイトル戦2試合、HIROYUKIvs稔之晟も決定

北野克樹vs小川翔でWPMFインターコンチネンタル・スーパーライト級王者決定戦

 2021年9月26日(日)東京・大田区総合体育館で開催されるムエタイのビッグマッチ『BOM~The Battle Of MuayThai~-ouroboros 2021-』の対戦カード第一弾が発表された。

 サブタイトルのouroboros(ウロボロス)は【永遠】【永続性】という意味を持ち、タイの国技ムエタイは永遠に続いていくという意味と、藤原敏男から始まり石井宏樹、梅野源治、吉成名高、奥脇竜哉(いずれもラジャダムナンスタジアムの王座を手にした)と日本人ムエタイ選手たちも永遠にタイの歴史に名を刻んでほしいという意味で名付けられたという。

 WPMFインターコンチネンタル・スーパーライト級王者決定戦として、北野克樹(誠至会)vs小川翔(OISHI GYM)の実力者対決が決定。


 北野は関西の名門・誠至会のエースで、回転系の蹴り技を得意とし“竜巻旋風脚”の異名を持つ。2020年9月にNJKFのリングで大ベテラン・健太相手に判定勝利を奪うと、11月にRISEに初参戦。当時11戦無敗と勢いに乗る山田を相手に、延長判定勝利を収め山田にプロ初黒星を付けて5連勝をマーク。今年6月の山田との再戦では判定で敗れ連勝がストップした。これまでIOCインターコンチネンタル・スーパーライト級王座、WBCムエタイ日本統一同級王座、NJKF同級王座を手にしており、四冠目を目指す。


 小川は2009年に15歳でプロデビューし、WBCムエタイ日本ライト級王座、HOOST CUP日本スーパーライト級王座、蹴拳ムエタイスーパーライト級王座、REBELS-MUAYTHAIライト級王座など数々のタイトルを獲得。これまで木村ミノル、麻原将平、高橋幸光など名立たるトップファイターに勝利してきたテクニシャン。小学生で極真世界王者に輝くなど空手のバックボーンに裏打ちされた下段蹴り(ローキック)の強さには定評があり、高い防御力とタフネスに優れている。今年1月の『RISE 145』で北井智大に2度のダウンを奪われて敗れ、3月の『RIZIN』で大雅との対戦が決まっていたが、網膜剥離の手術で「1カ月間の運動禁止」のため欠場。約8カ月ぶりの再起戦となる。


 WMC日本ライト級(61.23kg)タイトルマッチ3分5Rでは、王者・川原龍弥(北流会君津ジム)が羅向(ZERO)の挑戦を受けての防衛戦。

 川原は2018年のJ-NETWORKライト級新人王トーナメントで優勝、8戦無敗の18歳として2019年4月に佐野貴信とWMC日本フェザー級王座決定戦を争ったが、判定で敗れ初黒星。2020年2月にベテランの堀口貴博を破って王座挑戦権を獲得すると、12月の王座決定戦で加藤雅也を破って新王者となった。前戦はNJKF王者・松本龍斗に敗れている。

 羅向はNJKFのランカー(現ライト級3位)で8勝(4KO)2敗と攻撃力が高い。「自分は頭のネジがぶっ飛んでる選手」と自ら言い、2020年11月には元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・琢磨からダウンを奪って勝利しているサウスポー。


 WMC日本スーパーライト級(63.50kg)王者決定戦3分5Rでは、高橋幸光(TSKジャパン)とKJ ヒロシ(Y'ZD豊見城)が対戦。

 高橋はテコンドー出身で、2009年4月デビューのベテラン選手。当初はヒジありルールで戦績を重ねていたが、2011年10月からKrushに参戦。卜部功也、山崎秀晃、塚越仁志らと拳を交えていたが、2013年5月からヒジありルールにカムバック。2013年11月に小川翔を破ってMA日本ライト級王座を獲得し、2014年8月には前口太尊を破ってJ-NETWORKライト級王座にも就いた。戦績は35勝(11KO)19敗5分。前戦は7月の『BOM』で偶発的なバッティングにより無効試合となっている。

 ヒロシは“オキナワの暴れん坊”の異名を持ち、2020年11月の『戦場』ではDBS&RKAスーパーライト級ダブルタイトルマッチでTKO勝ちして二冠王に。今年4月のBOMスーパーライト級(63.00kg)王座決定トーナメントではNOBU BRAVELYにTKO負けを喫したが、5月のBOMではKO勝ち。再び巡ってきたタイトル獲得のチャンスに懸ける。


 54.00kg契約3分3Rでは、HIROYUKI(RIKIX)と稔之晟(=じんのじょう/TSKジャパン)が対戦。

 HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。様々な団体に参戦しており、7月には『NO KICK NO LIFE』でムエタイ五冠王の鳩を鮮やかなハイキックでマットに沈めた。

 稔之晟はMuayThaiOpenスーパーバンタム級王座、第5代WMC日本バンタム級王座、WMCインターコンチネンタル ・バンタム級王座の三冠王。長身で左ミドルを得意とし、手足の長さを利したストレートや首相撲からのヒザ蹴りで戦うタイプ。神奈川大学の経済学部に在学中で、2020年にはムエタイでの活躍が認められて2020年度学生表彰(課外活動部門)で大学から表彰も受けている。

 なお今大会は大田区総合体育館との協議の結果、新型コロナウィルス感染拡大防止対策として収容人数2,100名限定で開催。今大会は2部制で行われるが、同一のチケットで入場可能。また、全試合PPVにて配信される予定だ。

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