2019年5月11日(土)千葉・舞浜アンフィシアター『巌流島 世界武術王決定戦 2019 in MAIHAMA―序幕―』の前日記者会見が、10日(金)都内にて行われた。
セミファイナルでは、チェ・ホンマン(韓国)が約4年ぶりに日本で試合を行う。対戦相手は第11代と第13代パンクラス・ミドル級王者、第4代パンクラス・ライトヘビー級王者のロッキー川村(パンクラスイズム横浜)。両者が向かい合うと180cm、80kgの川村と218cm、150kgのホンマンの体格差は明らか。
川村がホンマンに近づきフェイス・トゥ・フェイスを仕掛けると、ホンマンは川村を突き飛ばす。後方に大きく吹っ飛び1回転する川村。すぐに立ち上がって向かっていった川村だが、ここはスタッフが止めに入ってツーショット写真撮影に。
すると今度は、ホンマンが“小さいな”とばかりに川村の頭に手を乗せてからかう。これに怒った川村がその手を振り払い、両者は険悪な雰囲気となり、またもスタッフが間に入った。
会見でも余裕しゃくしゃくのホンマンは「こんにちは。日本での試合は久しぶりです。明日、彼との試合は初めてですが、楽しくやっていきます」と流ちょうな日本語でにこやかに挨拶。川村は「よう、サンダーリップス。明日はロッキー3の続きをやろうぜ」と、映画『ロッキー3』で主人公のロッキーが戦ったプロレスラーのサンダーリップス(演じたのはハルク・ホーガン)に見立てての宣戦布告。
そんな川村を見てホンマンは「ロッキーさんですよね? 今日、初めて見ました。顔が怖いけれど優しい人だと思います」と印象を語ったが、川村は「俺はゴロツキだよ!」と否定。「バルボア(ロッキーの名前)ブローでぶっ飛ばしてやる」と、ホンマンを指さして吠える。
巌流島は1R中に押し出し(転落)3回で一本となるため、韓国相撲出身のホンマンにとってはかなり戦いやすいルール。押し出しについてホンマンは「問題ないです。面白いと思います。やります」と押し出し宣言。これを聞いた川村は「俺にはアポロ(ロッキーのライバル)のフットワークがあるから大丈夫だ」と、フットワークでかわしていくと応戦した。
最後にはホンマンが「早く終わります」と速攻勝負で終わらせると言い放てば、川村は「バルボアブローだ!」とあくまでもロッキーになり切って会見を終えた。
ちなみに、映画ではロッキーがサンダーリップスにスリーパーホールドを仕掛け、ボディにパンチを連打した後、場外へ投げ捨ててロッキーが勝利。川村はこのシーンを巌流島で再現することができるか。<関連リンク>チェ・ホンマンが初参戦、韓国相撲横綱の実力発揮なるかチェ・ホンマンはセミファイナル、メインはシビサイ頌真vs鈴川真一の重量級対決に決定8カ月ぶり開催大会にリアル・ボディガードが初参戦、シビサイvs鈴川真一、西浦ウィッキー聡生vs原翔大暴走力士・星風の相手はなんと歌舞伎町ホストに決定