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【RISE GP】AKARIが肉体改造で一階級上に挑む、「今まで味わったことがない圧をかける」というYAYAに「エリカ先生以上の圧を感じたことがない」

2021/08/12 22:08
【RISE GP】AKARIが肉体改造で一階級上に挑む、「今まで味わったことがない圧をかける」というYAYAに「エリカ先生以上の圧を感じたことがない」

一階級上でJ-GIRLSの王者であるYAYA(左)に挑むことになったAKARI

 2021年9月12日(日)東京・後楽園ホール『RISE GIRLS POWER.5』の対戦カード発表記者会見が、8月12日(木)都内にて行われた。

 出場が発表されていたAKARI(TARGET)の対戦相手は、同じく出場が発表されていたJ-GIRLSスーパーフライ級王者でRISEフライ級2位のYAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張)に決定。この試合はフライ級(-52.0kg)3分3R延長1Rで行われる。


 AKARIはジュニア時代から第2代RISE QUEENなど5冠王の神村エリカに憧れ、教えを乞い神村の遺伝子を継ぐ女子高生ファイターで、2019年9月大会にてプロデビューを飾り判定勝ち、その後も宮崎若菜、RANとの女子高生対決、ベテランの後藤まきに勝利して7戦全勝。3月大会の「ミニフライ級NEXT QUEENトーナメント 2021」で宮崎若菜、大倉萌を破って優勝。RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵への挑戦権を獲得し、5月の『RISEonABEMA』メインイベントで挑戦したが、判定3-0(49-48×3)で敗れた。今回が再起戦。戦績は7勝1敗。


 YAYAはタイでプロデビューし、7勝1敗の戦績を残して帰国後は5戦負けなし。2019年10月に初代J-GIRLSスーパーフライ級王座決定戦を制し、王座に就いた。力強い右ローと右ストレートが得意で、手数も多い。2020年はNJKFの「S1レディース バンタム級ジャパントーナメント」に参戦し、11月の決勝へ進出するも☆SAHO☆に敗れて準優勝に終わった。RISEには今年5月に初参戦し、ミネルヴァ・スーパーフライ級王者の聖愛を前に出続ける戦い方で攻略し、判定勝ちを収めた。戦績は13勝(2KO)2敗2分。

 伊藤隆RISE代表は「AKARIは今回52kg契約でやります(通常はミニフライ級=-49.0kg)。適正体重の選手がいなくてAKARIサイドからYAYA選手とやりたいとの申し出があり、それをYAYA選手が受けた形です。体重的にはYAYAが有利」と、カードを組んだ経緯を説明。AKARIの師匠でもある神村エリカGIRLS POWERアンバサダーは「AKARIは体格が恵まれているので49kgでも52kgでも両方とも将来的に目指していこうと話していたので、いい挑戦の機会になったと思います」と体重差は関係なく、52kgも視野に入れていたのでちょうどいいと話した。


 AKARIは「今回52kgの契約体重で試合をすることで私自身も楽しみですし、一番の近道で寺山選手に近付くにはいい試合だと思うので、上の階級でも通用するところを見せていきたいです」と、上の階級の他団体王者に勝てば再び寺山に挑戦するためのいいアピールになるとコメント。

 同大会のメインイベントで、その寺山もひとつ上の階級の王者である小林愛三と対戦する。同じようなシチュエーションになったことで意識するかと聞かれたAKARIは「意識しかしてないです。寺山選手は-52kgの王者と寺山選手寄りの体重(-49.5kg契約)とやりますが、私は上の階級でも勝てることを見せつけてやりたいです」と、寺山にしか眼が向いていない様子。


 その体重差に関してAKARIは「寺山選手に負けてからフィジカル不足があったので、次は成長したところを見せたいと思っているので筋肉量は上げたいなと思っています」と、フィジカルを強化して筋肉量で体重を増やしたいという。

 神村はこれについて「寺山選手との試合前からフィジカルは強化していました。ただ期間が短かったので正直間に合いませんでした。全体的にAKARIは筋肉量が足りないので、総合的にフィジカルと筋肉量をあげるトレーニングをしています」と、5月の寺山戦前から肉体改造に着手しており、次の試合ではその成果を見せたいと補足説明。


 YAYAは「前回の会見から私の中では試合が始まっていて、誰が相手でも戦える準備をしていました。私の中では通過点。AKARI選手が今まで感じたことがない圧力をかけていって、しっかり勝つことだけを考えて戦います。今も後ろから圧力をかけているので感じているはずです」と、すでに戦いは始まっているとした。

 17歳のAKARIに対してYAYAは34歳とちょうど倍の年齢差。そのことについて聞かれると、「自分の年齢を覚えてないんですけれど(笑)。年齢は関係ないです。今まで戦った選手も半分だったり10代だったり、ここ2~3試合でも自分より若い選手だったので、そこは何とも思ってないですね。スタミナがないと感じることもないですし。ひとつ言うなら疲労は抜けずらいところはあります(笑)」と、全く気にしていないとジョークを交えながら答えた。


 また、圧力をかけるという発言については「遠くから歩いているだけで圧力を感じる、と言われたことがあって。試合では身長差がありますが(YAYAが158cm、AKARIが163cm)、あるからこその圧力のかけ方もあると思います。自分の中で圧をかけやすいポジションも分かったので、試合でそこをお見せできるようにしたいと思います」と、どんどん圧力をかけていくとする。

 実際、後ろからの圧力を感じているのかと聞かれたAKARIは「でも、私はエリカ先生より強い圧を感じたことがないので、今も右隣の方から感じています」と、神村以上の圧は感じたことがないと言って笑った。

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