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【RIZIN】久保優太「投資家なので勝てない戦はしない」×太田忍「打撃が当たんないように逃げたい」。榊原CEOは「K-1さんとの契約が完全クリアになったことを確認済み」

2021/08/11 18:08
 初代K-1 WORLD GPウェルター級(-67.5kg)王者、GLORYフェザー級(-65kg)SLAM世界トーナメント2013王者、元Krush -67kg王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)が、MMAに電撃参戦する。2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.30」に初出場が決定。  2020年6月に、K-1 WORLD GPウェルター級王座を返上し、K-1を引退してボクシングに転向することを発表していた久保優太だったが、朝倉未来、宮田和幸BRAVE代表らとの練習でMMAへの興味が増し、MMAに本格的に挑戦することになった。  対するは、リオデジャネイロ五輪グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストの太田忍。2020年の大晦日に総合格闘技デビュー戦となったRIZIN.26でバンタム級で所英男と対戦し、2Rに腕十字で一本負けを喫しており、今回がMMAデビュー2戦目でフェザー級(66kg契約)で久保と対戦する。 投資家として計算して、勝てるつもりでやっている(久保)  会見で久保は、タキシード姿にRIZINのオープンフィンガーグローブを着用し「僕はK-1からRIZINに来てしまいました。ボクシングに行くと言ってK-1のベルトを返上しちゃったんですけれど、このオープンフィンガーグローブ。このルールでいよいよやるってことになりました。生半可な気持ちでここへ来たわけではないので、挑戦するつもりでやるつもりですし、全てを捨ててじゃないですけれど、K-1でやってきたものを捨ててでも、この舞台に立ってMMAで挑戦したいという気持ちでやって参りました」とMMA参戦の意気込み。  現在は、シドニー五輪フリースタイルレスリング63kg級日本代表でBRAVEジム主宰の宮田和幸代表に師事しており、「宮田代表にいちから総合格闘技を教えてもらっています。懐かしいですよね、青春というか、自分がテコンドーからムエタイをやって、キックボクシングにチャレンジした、そういう懐かしさを感じて毎日、頑張っています。MMAの練習をしたらすごく楽しくて、そっちに行ってしましました。気持ちが流れてしまいました。さっきオープンフィンガーグローブをもらって着けてみたら、滅茶苦茶薄くて“こんなので殴っていいんだ”と思って。なんか楽しみだなと」と、MMAトレーニングの状況を語った。  また、MMA挑戦の理由のひとつとして、愛妻への想いも語った久保は、「一番は、プライベートなことなんですけど、惚れてる彼女というか奥さん(久保サラ)がいて、それにかっこいいところを見せたいので、こういうRIZINという輝かしい大舞台で活躍して、総合格闘技で輝かしいところを見せて、ちょっと惚れさせてやろうかなと。不純な動機でスミマセン(笑)」と吐露。  対戦相手の太田忍については、「レスリングの銀メダリストなので、僕はもうずっとK-1でやってきて、異種格闘技戦ではないですけど、滅茶苦茶、見ている人にとっては勝負論があって面白いんじゃないかと思い、チャレンジしたいなと思いました」と勝負論があるとした。 「勝算は? と問われたら僕は投資家なので、勝てない戦(いくさ)はしない。そこらへんは計算してやっているので、自分では勝てるつもりでやっているんですけど、ほんとうにすごいお互い違う種目でトップをとっていた選手ということで、個人的にも楽しみです」と、自信ものぞかせた久保。  久保のMMAでの取り組みについて、練習仲間であるDEEP王者の武田光司(vs.矢地祐介)は、「あんま言わない方がいいですよね(笑)。いいんですか? 打撃とかは僕も久保選手からいろいろ教わることがあって、僕も久保選手にMMAの組みを教えているんですけど、打撃に関しては超一流なので、組みはデフェンスをやっていて、すごく覚えるのが早いので、太田選手とやったら分からなくなるんじゃないかなと、僕なりには感じています」と、同じグレコローマンレスリング出身の太田にとっても、久保は強敵になると証言している。 [nextpage] レスリングと同じように、強い選手がいる環境で揉まれること(太田)  一方、久保と対戦する太田は、「東京オリンピックがありましたけれど、僕自身、会場で金メダルを獲る選手をたくさん見てきました。僕もパフォーマーという形で参加させていただいたんですけれども、金メダルを獲る選手を間近で見ることで僕自身、東京オリンピックでの金メダルを目指してアマチュアのレスリングで戦ってきた選手なので、凄くモチベーションが上がっていますし、東京五輪での金メダルという夢は達成することは出来ませんでしたけれども、格闘技の世界で世界一を目指すということで、金メダルを東京五輪で獲得するということに本当に劣らないことだと思っているので、これからも総合格闘技の世界で世界一を目指して頑張っていきたいと思います。試合を楽しみにしていてください」と、プロMMAの世界で“金メダル”を目指すと誓う。  今大会から、名門パラエストラ千葉ネットワークのひとつであるパラエストラ柏に所属。  太田は「今までフリーでやっていて、パラエストラ柏は、扇久保(博正)さんや岡田(遼)さん、内藤のび太さんだったり、同じ階級にも強い選手がたくさんいるので、そんな環境はなかなか日本に無いので、強くなる一番の近道──近道はないとは思うんですけど、その環境で揉まれることが、僕自身、レスリングで一番強い日体大で強くなったので、レスリングと同じような環境に身を置いて取り組むことでMMAも強くなろうということで鶴屋浩先生のパラエストラ柏にお世話になることを決めました」と、所属先を決めた動機を説明した。  東京五輪では、銀メダルの文田健一郎、銅メダルの屋比久翔平らをサポートした。 「文田選手に関しては金メダル確実だと思ったのが銀メダルで勝負の厳しさを学びましたし、屋比久選手はメダルは正直なかなかどうかなと思っていましたが、そのなかで持っている力以上のものを発揮してメダルを獲得して、ほんとうに目標に向かって頑張れば、目標を達成できることを彼が証明してくれたので、いろんな意味で勝負の刺激を受けました」という。  久保戦は、「(相手が)K-1チャンピオンということで、たぶん打撃が当たったら危ないので、当たんないように逃げたいと思います」とシンプルに語った太田は、苦いMMAでの敗戦を経て、2戦目でグレコローマンレスリングの強さをいかにMMAで発揮するか。 [nextpage] 久保選手とは随分時間をかけて契約した(榊原CEO)  会見後、榊原信行CEOは、元K-1王者の久保の参戦について、「弁護士の先生も入って、K-1さんとの契約の解決がついた中で完全クリアになったことを確認してきてもらっています」とあらためて説明。 「とにかくチャレンジしたいと。MMAのトレーニングを朝倉兄弟のところでやっていく中で“MMAは面白いな、やってみたいな”と感じたと。人を介して“RIZINに出場したい”という売り込みがあって、我々としては“契約が綺麗にクリアになれば考えることは出来ますよ”ということで、随分時間をかけてここまできた感じではあります」と、契約をクリアにするために時間をかけて参戦にこぎつけたことを語っている。  初参戦の久保に期待することは、「圧倒的な打撃力がある選手なので、その良さが活きるような試合が出来るだけの、総合格闘家としての技量を積んでほしいですね。ミルコ・クロコップ(が成功した)ように打撃だけでは当然勝ち切れないので、それ(打撃力)を活かすだけの総合格闘力をしっかり朝倉兄弟から学んだり、いまは宮田(和幸BRAVE代表)君のところでしっかりやっていると思うので、そこを積み上げて魅力的な選手になってくれるといいなと思います」、立ち技出身のMMAファイターとして、打撃を活かすスタイルの構築を望んだ。
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