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【Krush】倉田永輝の挑発に野田蒼は「倒す」宣言から一転「イライラさせながら3分3R逃げ切って嫌がらせをし続ける」

2021/08/05 22:08
 2021年9月24日(金)東京・後楽園ホール『Krush.129』の対戦カード発表記者会見が、8月5日(木)都内にて行われた。  5月30日に行われた「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」で盛り上がりを見せるバンタム級で3カードが決定。野田蒼(月心会チーム侍)と倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が対戦する。  野田は小学1年生で月心会に入門し、6年生からはキックボクシングの練習を始める。アマチュア時代は様々な大会のタイトルを総なめにし、強豪選手として名を馳せる。2018年6月、高校1年生ながらK-1アマチュア全日本大会Aクラストーナメント(一般)で優勝。2020年にはK-1トップファイターの登竜門・K-1甲子園でも優勝を果たした。5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で壬生狼一輝に判定2-1で惜敗。戦績は3勝3敗1分。  倉田は2019年11月にKrushでデビューし、3勝(2KO)3敗1分の戦績。豊田優輝、大空にKO勝ちしているが、K-1トーナメントに出場した壬生狼一輝、池田幸司には敗れている。  会見の冒頭で倉田は「前回計量オーバーで、K-1の関係者、自分を応援してくれた方々にご迷惑をおかけしてすいませんでした」と頭を下げる。これは3月のK-1で体重オーバーしてしまったことだ。「今回は気持ちを切り替えて一から身体とか格闘技に向き合う気持ちとか全部作り直してきて、ここからが自分の第2章だと思っています」と心機一転してこの試合に臨むとした。  野田は「自分は2連敗中なので言うことはないですが、前回消極的な試合をして判定で負けて悔しさのあまり今までずっと練習してきました。今回はKrushらしい試合をして倉田選手を倒そうと思います」と意気込む。 互いの印象を聞かれると、倉田は「ザ・月心会って感じで当てて逃げてKrushらしくないかなと思っています。あとは前髪が長い印象です」といきなりの挑発。野田は笑顔で「黒くてパワーがあるイメージです」と答えた。  どんな試合を見せたいかとの質問に、倉田は「自分は最初から行って腹で倒してやろかなと思う」とボディでのKOを予告。すると野田は「ほんまは元々、倉田選手と決まった時に打ち合おうとかなと思っていて。前に行っても勝てるかなと。正直レベルが違うと思っていて。でも、月心会は当てて逃げてって言われたので、今回も当てて逃げ切ろうかなと思います」と、冒頭の言葉を覆してアウトボクシングをすると宣言。  その理由を聞かれた野田は「K-1で月心会は(椿原)龍矢にしても俺にしても、打ち合わないスタイルというか、自分だけ当てて下がるスタイル。月心会のスタイルが当てさせずに当てることがモットーで練習をしていて。それで倒せるパワーがつけばいいけれど、まだつけている途中で最初は打ち合おうかなと思っていたんですが、わざわざ当てて逃げてって特徴を言ってくれたので、そのまま戦ってイライラさせながら3分3R逃げ切って嫌がらせをし続けようかなと思いました」と、そう言うのならやってやるという。  しかし、倉田は「俺からは逃げられないけどな」と返答。野田はすかさず「ごちゃごちゃ言ってますけれど、レベルが違うと思うのでそんなに焦らんでも試合で分かる」と言い放つ。  それに倉田は「レベルが違うと言ってますが、5月のトーナメントを見ていてもそんな大差はないと思っている。野田選手はトーナメントで負けているし、いい勝負しただけで満足しちゃっているなっていうのが自分の印象ですね」と畳みかけた。  すると野田は「まずは体重をちゃんと落としてから試合に来て欲しいなと思います」とチクリ。倉田もすかさず「絶対に言うと思った。体重を落としたら覚悟しておけよって感じです」と言い返す。  倉田は出場できなかったバンタム級トーナメントについて、「自分への悔しさが一番大きかった」という。 (写真)バンタム級の3試合が決定。この中から飛び抜けるのは誰だ 一方の野田は「あの舞台を経験した選手は見てきた場所も思い入れも変わっていると思う。僕が見ているのはこの選手じゃない。倉田選手と聞いてモチベーションは正直ゼロやったんですけれど、僕が見ているのはこの先なので。この先におる奴らを見て倒そうと思っています」と、倉田は眼中にないとした。  最後に倉田は「先しか見てないと言っていましたが、思いっきり足元をすくってやろうと思っています」と野田に宣告。野田は薄笑いを浮かべながら「月心会らしい戦いをしてちょこちょこ勝とうと思っています」と嫌がらせをして勝つと話した。
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