青野、富松、伊澤、長野によるグラップリングタッグマッチが決定。今回も組み合わせは当日じゃんけんで決まる
2021年9月4日（土）新宿FACE『skyticket Presents DEEP JEWELS 34』の追加対戦カードが発表された。
DEEP JEWELSグラップリングタッグマッチ、10分3本勝負に伊澤星花（フリー）、富松恵美（パラエストラ松戸）、長野美香（フリー）、青野ひかる（ストライプル新百合ヶ丘）の出場が決定。
伊澤は東京学芸大学教職大学院生で23歳。小学生から柔道とレスリングを始め、レスリングでは2012年ジュニアクイーンズカップ52kg級準優勝、2012年沼尻直杯全国中学生選手権女子57㎏級で優勝。柔道は高校2年生の時にインターハイ3位と全国選手権5位に入賞。2019年東京学生柔道体重別選手権女子52kg級では準々決勝まで進出している。さらに女子相撲にも出場し、2019年の全日本選手権で準優勝と、組み技のハイブリッドガールだ。2020年10月のDEEP JEWELSでプロMMAデビューし、ARAMIを圧倒して判定勝ち。12月の2戦目でDEEP JEWELSストロー級王者・本野美樹といきなり対戦し、判定勝ちで番狂わせを起こした。2021年6月にはタイトルマッチでの再戦で本野を1R3分32秒、腕十字で破り第4代王者となった。
富松は2001年7月に女子プロレスラーとしてデビューするも病気のため2003年4月に引退。柔術を始めて柔術・グラップリング大会で活躍し、2006年10月に修斗でプロデビューした。2008年1月の試合で負った大怪我で再起不能と言われたが、2011年9月に奇跡の復帰。2014年2月にはDEEP JEWELSライト級暫定王座に就いた。6月の試合が中止となり、2020年9月『RIZIN』でのRENA戦以来の登場となる。
（写真）最近はYouTuberとしてボディメイクのためのトレーニングを動画で紹介している長野（長野美香レインポーチャンネルより）
長野は小学4年生からレスリングを始め、2001年全国高等学校女子レスリング選手権大会で準優勝、名門・中京女子大学時代にはたジャパンクイーンズカップで55kg級4位（優勝は大学の1年先輩である吉田沙保里）、2004年にも51kg級で4位、2003年全日本学生レスリング選手権大会では59kg級で3位の実績を残す。3年で大学を中退し、モデル・タレント活動をするが、2007年12月にスマックガールでプロデビュー。その後はJEWELSの中心選手として活躍し、藤井惠、V.V Mei、石岡沙織、前澤智らと対戦。2018年大晦日には『RIZIN』で山本美憂とも対戦した。腕十字が得意。
（写真）美ボディを作るためのトレーニング方法を実演する長野（長野美香レインポーチャンネルより）
2019年6月の本野美樹戦以降はリングから離れ、YouTuberとしてボディメイクのためのトレーニングを紹介する『長野美香レインポーチャンネル』で女性の美ボディ作りをサポートしている。今回が1年3カ月ぶりの試合登場となった。
青野は日本大学レスリング部出身で、2013年東日本学生女子選手権48kg級優勝、2014年全日本社会人レスリング選手権大会48kg級優勝などの実績を持つ。2017年12月にDEEP JEWELSでプロデビューも、佐藤絵実に逆転一本負け。以降3連勝したが2019年3月にベテランの富松恵美に一本負け。その後は2連続一本勝ちを収めたが2019年12月、シウにTKO負けを喫した。再起戦でTKO勝ちすると、10月には前DEEP JEWELSアトム級王者・前澤智とのタイトルマッチに挑んだが、3Rに逆転一本負けで王座奪取に失敗。今年3月に開幕した「DEEP JEWELSアトム級GP」では1回戦で佐藤にリベンジを果たし、準決勝ではにっせーを1Rで腕十字に仕留めるも決勝で大島沙緒里に判定負け。王座に手が届かなかった。
2020年7月大会に浜崎朱加、前澤智、富松恵美、古瀬美月で行われたグラップリングタッグマッチ同様、タッグパートナーは大会当日のリング上でじゃんけんによって決定する。前回は浜崎＆富松vs前澤＆古瀬という組み合わせとなり、浜崎が古瀬と前澤から腕十字で連続一本を奪う圧倒的な強さを見せつけた。
グラップリングマッチのさくら戦や前回の本野戦で圧倒的な強さを発揮した伊澤が、浜崎に続いて連続一本勝ちを奪うのか。それとも青野、富松、長野の誰かが活躍するのか。タッグの組み合わせが勝敗を大きく左右しそうだ。
