K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】京太郎がクルーザー級王者シナ・カリミアンとノンタイトル戦、おちょくりTシャツで登場も「訳さないで」

2021/08/04 20:08
 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』の第2弾決定対戦カード発表会見が、8月4日(水)都内にて行われた。  出場が発表されていた京太郎(チーム京太郎)は、スーパーファイトのヘビー級3分3R延長1Rで、シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)と注目の一騎打ちが決定。  京太郎は2006年5月にJ-NETWORKでキックボクサーとしてプロデビュー。2007年12月にK-1 JAPANの強豪・中迫強をKOする大番狂わせを起こし、2008年4月にK-1本戦初出場。マイティ・モーから勝利を収め、20086がつにはK-1 JAPAN GPで準優勝。2009年3月、第2代K-1ヘビー級王者決定トーナメントでメルヴィン・マヌーフ、グーカン・サキを破り日本人初のK-1ヘビー級王座に就くと、2010年4月の初防衛戦ではピーター・アーツをKOした。  K-1活動休止後はボクシングに転向し、2013年7月に56年ぶりに復活した日本ヘビー級王座に就いたほか、日本人初のWBC世界ヘビー級ランキング入り、2017年1月にはOPBF東洋太平洋ヘビー級王座を獲得。同年5月にはWBOアジア太平洋ヘビー級王座も獲得した。2020年11月にK-1への復帰を発表し、2021年3月に第2代Bigbangヘビー級王者・実方宏介を2Rに右フックで仕留めた。  カリミアンはアマチュアムエタイで活躍後、2018年9月の「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に初来日。トーナメントを制して初代王者となった。2019年3月には加藤久輝を下して初防衛に成功、2020年3月には愛鷹亮の挑戦を退けて2度の防衛に成功したが、2020年12月の3度目の防衛戦でK-Jeeに敗れてタイトルを手放した。しかし、2021年3月のダイレクトリマッチでK-Jeeを2RにバックハンドブローでKOし、王座を奪還している。戦績は11勝(6KO)2敗。  カリミアンが体重を上げ、京太郎が落とす形でヘビー級で実現した一戦。カリミアンは「この試合を組んでいただき光栄です。キャリアのある本物のファイターと戦えるのが楽しみだ。この試合をK-1ファンも楽しみしていることを知っています。彼が過去に戦った中には有名で強い選手がいることは知っているが、私は気にしていない。自分の力を信じてこの試合に勝つだけだ」とコメント。  互いの印象について京太郎は「僕は今まで同様相手の試合を見ない。見たこともないし、相手の試合を見ずに直感で。リングに立ってからじゃないと相手の力は分からない」とし、「ひとつ言えるのは90kgでやっている人とどんな体重でもやろうとしているヤツとは覚悟が違う。それだけです。いろいろな階級があるけれど、要はヘビー級こそが一番魅せられると思っています」と、自分とは覚悟が違うと言い放つ。  カリミアンは「彼が言うようにヘビー級で戦うことは凄いことだ。しかし、試合は身体の大きさや重さではなく強い心が一番ものをいう。自分の試合で言えば2008年にタイトルを獲った1日3試合戦ったあの時の精神力。今回もそのような強い心を持って臨みたい。私も彼の試合は見ていない。彼について分かることは髪が赤いことだけだ」と、身体の大きさではなく精神力が大事だとした。  京太郎は今日のコンセプトとして「マーベルシリーズです」とし、自らもスパイダーマン柄のスーツで登場。「朝8時に起きてドン・キホーテで買ってきました。僕はこの記者会見に全てを懸けているので。試合はどうなるか分かりませんが頑張ります」との気合いの入れよう。 「Tシャツは相手へのメッセージで作りました。世界的に有名な店舗に行った時に、直感で」としたが、そこに書かれている言葉は「バックハンド禁止 笑」「パンチ見えてるー? 笑」「2メートルの無駄使い 笑」といずれもカリミアンをディスった内容。  カリミアンが「見せてくれ」と言ったため見せた京太郎だが、通訳されそうになると「訳さなくていいから」とストップをかける。  そのことについて聞かれた京太郎は「最近の風潮で乱闘がいいとか、そんなことは僕は一切ないです。喧嘩なんてしたくないし、もめたくもない。ただ面白いことがしたい。関西人なんでね。それだけなんです。これは相手をディスるわけではなく、ただ直感で面白いと思ったことを書いただけ。睨み合いたくもないし、それだけは分かっていただきたいです。周りが煽るから喧嘩するんですよ。乱闘はよくない」と、凄まじい勢いで言い訳した。  京太郎のボクシングでのキャリアについてどう思うかとの質問を受けたカリミアンは「ボクシングのキャリアは特に気にしていない。よければボクシングでの試合もしましょう。蹴りを一切使わないで戦うことも辞さない」と、パンチのみの勝負でやってもいいと挑発。  すると京太郎は「ボクシングはバックハンドブローは禁止なので、それだけお願いします」と、カリミアンの一番の武器であるバックハンドブローは禁止で、と答えた。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント