5月18日(土)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.101』で、第6代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者の郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス)とスーパー・フェザー級3分3R・延長1Rで対戦する友尊(=ゆたか/TEAM K/BLUE DOG GYM)。
友尊はキックボクシングで2011年7月にNJKFスーパーフェザー級王者になった後、プロボクシングに転向。7勝(4KO)6敗1分の戦績を残し、2017年8月のKrushでキックボクシング界に復帰した。
KRUSHには2017年8月から参戦し、3連続KO負けを喫したが、今年3月の『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~』では川口拓真から合計4度のダウンを奪ってKO勝ち。勢いをつけて元王者の郷州に挑む。
次負けたら引退しようと思っていました
──「K'FESTA.2」での川口拓真戦では見事なKO勝利でした。
「自分としては勝つべくして勝ったという感覚ですね」
──2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦して今回が初勝利でしたが、勝てない時期はどんなことを考えていましたか?
「初参戦から3連敗して後がない状況で、実は次負けたら引退しようと思っていました」
――そこまで覚悟していたんですね…。
「だからこそ悔いがないように中途半端なことをせず『ここまでやって負けたらしょうがない』と思える練習をしようと思って。今年から仕事も変えてBLUE DOG GYMで働かせてもらい、自分の生活の中心を全て格闘技に置いて、格闘技と向き合う時間が今までより格段に増えました。そうしたら自然と不安がなくなって、むしろ早く試合をして今の自分のレベル・技術をリングの上で試したいと思えるようになったんです。そんな気持ちでリングに上がったので、不安や怖さも一切なく、楽しむ気持ちでリングに上がることが出来ました。それが自分としてはすごく大きかったですね」
──記者会見では「今年の自分は違う」という言葉もありましたし、今年は巻き返しの一年にしたいですか?
「そうですね。今は練習時間も含めて格闘技と向き合う時間が圧倒的に増えたので、今までの自分の技術と蹴りも含めた新しい技術を上手く融合することができています。日に日にレベル上がっている実感もあって、常に試合が出来るコンディションを作っているので、今年はどんどん試合をしたいです」
──そこで今回は郷州選手との対戦が決まりました。郷州選手の印象を聞かせてもらえますか?
「郷州選手は元KRUSHのチャンピオンだし、自分としては願ったり叶ったりの相手ですね。完全に喰ってやろうじゃないですけれど、ここで俺が勝ってKRUSHのタイトル戦線やK-1の本戦に食い込んでいくつもりです」
──郷州選手はタフな相手ですが倒す自信はありますか?
「俺のパンチをもらったら立っていられないと思います。しっかり俺のパンチを当てれば倒せる自信があるので、どう当てるかを見ててほしいですね」
──今後の目標はずばりKRUSHのベルトですか?
「そうですね。でもベルトを獲って終わりじゃないし、ベルトを獲ってからもどんどん強いヤツとやって、勝って名前を売って行きたいですね。今の自分に不安は一切なくて『これから先どんどん勝って上に行く!』というプラスの意識の方が強いです。みなさん俺に注目していてください」