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【RISE】ようやく初防衛戦を迎える工藤政英「1Rから盛り上がる試合を」、挑戦者・竹内将生「削り合いになる」

2021/07/27 16:07
【RISE】ようやく初防衛戦を迎える工藤政英「1Rから盛り上がる試合を」、挑戦者・竹内将生「削り合いになる」

メインを飾るのは約3年ぶりに開催されるフェザー級タイトルマッチ。王者・工藤(右)が初防衛戦で竹内の挑戦を受ける

 2021年7月28日(水)東京・後楽園ホール『RISE 151』の前日計量&記者会見が、27日(火)都内にて14:00より行われた。

 メインイベント(第8試合)のRISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで対戦する、王者・工藤政英(新宿レフティージム)は57.45kg、挑戦者・同級1位の竹内将生(エイワスポーツジム/Bigbangフェザー級王者)は57.35kgで計量をパス。


 続いて行われたタイトルマッチ調印式を終え、会見に臨んだ竹内は「エイワスポーツジムにベルトを持って帰るのが目標です」、工藤は「王者になって3年が経ちましたが明日が初防衛戦。待ち臨んだ防衛戦です、死ぬ気で初防衛しますし、メインとしてしっかり盛り上げたい」と、それぞれ意気込みを語った。


 他のフェザー級選手からは「盛り上がっていない」「無風状態だ」との声もあがるフェザー級だが、明日はどんな風を吹かせたいかと聞かれると、竹内が「エイワの風を吹かせたいです」と言えば、工藤もすかさず「明日は新宿レフティージムの風を吹かせたいと思います」と答える。


 改めて両者に互いの印象を聞くと、竹内は「工藤選手は削り合いが強い。一番強いのは削り合いですね」、工藤は「元々ムエタイなので組んでのヒザが上手いですが、パンチも上手くなっている。一番はムエタイの組んでのヒザ、RISEで組んだら一発だけ許されるルールを最大限に生かして戦っているところです」と評した。


 するとここで工藤が「竹内選手と顔が似ていると周りから言われるので、差別化を図って金髪にしてきたんですが、今日見てみたらあまり似てないなと思いました」と言うと、竹内も「自分も言われました。前に髭を生やしていた時に似ているなと。今は似ていませんが、対戦カードの画像は似ていましたね」と同意して、なぜか一気に場が和んだ空気に。


 今回はタイトルマッチの3分5R制。この5Rをどう使うかと聞かれると、竹内は「多分、削り合う場面がたくさん出てくると思います。自分は距離を使いつつ、工藤選手が来た時も対応できる練習をしています。行く時はいく、工藤選手は前に来ると思うのでしっかり対応します」と、削り合いの展開になると予想。


 工藤は「自分は5Rの方がスロースターターなので得意。5Rで負けたことがないんです…1回しかやったことないですけれど(笑)。スロースターターと言いましたが、今回は1Rから行く練習、瞬発力を上げて練習してきました。王者ですし、メインなので1Rから盛り上がる試合をしたいと思います」と、5Rフルにやる気はなさそう。


 初防衛戦独特の緊張感や難しさについてはどう思うかと聞かれた工藤は、「以前も他団体でタイトルを獲ったんですが、それは防衛する前にRISEに参戦したので防衛戦自体が初めてになります。でも、あまりにも初防衛戦がなかったので、あまり守る気持ちは感じないですね」と、期間が空きすぎて初防衛戦のプレッシャーはほとんど感じないとした。


 また、タイトルマッチ前の会見に出席した奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull)が、20歳までにフェザー級のタイトルを奪取してスーパーフェザー級に上げて2階級制覇するとの野望をぶち上げたことについて聞かれると、工藤は「フェザーが過疎化しているという話がありますね。若きイケメンはTGCに出るんですよね。素晴らしいです。パリコレみたいですよね」と話がまとまらずグダグダに。

 明日のタイトルマッチでは3分5Rグダグダにならず、工藤は王者として締めくくることが出来るか。それとも竹内が新たな風をフェザー級に吹かせるのか。

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