勝っても負けてもKOと試合内容には自信を持つ東本(C)K-1
2021年7月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.127』で開幕の「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」に出場する、東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が公開練習を行った。
東本は2012年9月のKrush初参戦でHIROYAをKOしたことで注目され、Krush・K-1のトップ選手たちと拳を交えてきたベテラン選手。4連敗を喫したが2020年1月に川崎真一朗をKOして復活の雄叫び。3月のK-1では蓮實光の剛腕でマットに沈んだが、8月のKrushではラウェイの金子大輝をKO、12月には鈴木孝司も初回KOに沈めた。今年3月のK-1で瓦田脩二にTKOで敗れ、連勝がストップ。町田にハンバーガーショップも経営している“戦うハンバーガー屋さん”。戦績は14勝(8KO)16敗。
公開練習では鋭いパンチとキックを披露し「コンディションは全然問題なしです。絶好調です」とアピールした東本。昨年は4戦して3勝1敗という戦績で、しかも全てKO決着という結果を残した。だが、直近の試合となった今年3月21日『K'FESTA.1 Day.1』で瓦田脩二にTKO負け。「これからどうやって組み立てていこうと徐々に考えていく前にやられたんで、全然試合したっていう感じがなくて、同時に思いっきりやられて悔しい、すぐにでもやり返したいという気持ちがありましたね」と、連勝もストップさせられ、悔しさの募った試合となってしまった。
そんな中での今回のトーナメントのオファーには「前の試合に負けてたんで、まさか貰えると思ってなかったんですよね。すぐやり返せるチャンスが来るし、しかもベルトも懸かったチャンスも貰えたんで、絶対受けようと思いました」と二重のチャンス到来に断る理由もなかったという。
「この前のような失敗を繰り返さないように、自分の悪いところをなくす練習を徹底的にしてきました。二度と同じ失敗を繰り返さないことをテーマにやってきてたんでもう大丈夫です」と、瓦田戦で見つかった課題の修正にも手応えを掴めているようだ。
一回戦の相手である弘輝については「地元が同じというのは聞いてて、YouTubeでも有名になってきている選手なんで、誰もが有名にはなれないし、そこは評価していて凄いなと思っていますね」と評した東本。アグレッシブなファイトスタイルの弘輝だが、記者会見ではファイトスタイルの変更も匂わせていた。それに関して、「どんなスタイルで来ようと、自分はどれでも対応できるようにしっかり練習するんで問題ないと思いますけどね」とあまり意に介していない様子。
もちろん、弘輝が本来のスタイルで来ても臨むところだが、変更してきたとしても「今までの自分の戦い方を見てもらったらわかるように全部面白い試合をやってるんで、自ずと面白い試合になるんじゃないかなと思っています」と、内容面にも自信を持っているようだ。「まあ、なんにしても絶対に勝ちます」と一回戦突破に揺るぎない自信を見せた。