2012年12月に対戦して以来の再戦を迎えるパンクラス王者・藤野(左)とRIZIN王者・浜崎
2021年9月19日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催が決定している「Yogibo presents RIZIN.30」の対戦カード発表会見が、7月20日(火)14時から都内にて行われた。
RIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)戦として、浜崎朱加(AACC)と、現PANCRASE女子ストロー級(-52.2kg)王者の藤野恵実(FIGHT FARM)が対戦することが発表された。
両者は、2012年12月にJEWELSで初対戦。パワフルな藤野の打撃に浜崎が後退させられる場面やギロチンを仕掛けられる場面もあったが、マウント&パウンドなどポジショニングで上回った浜崎が判定勝利している。
対戦決定に藤野は「浜崎選手とは2012年に対戦させていただき、対戦してからは一緒に練習するようになったりもあるんですけれど、私は試合をするなら強い選手とやりたいとずっと言っていました。相手として申し分ないので、今回はしっかり自分が勝つビジョンができているし、下の階級でやってきた浜崎選手と上の階級でやってきた私ではいろいろな差があるので、完封したいと思います」と、9年前のリベンジに燃える。
迎え撃つ浜崎も「藤野選手とは1回対戦して判定勝ちでしたが、9年の月日を経て再戦することになったのを嬉しく思っています。下の階級で受けてくださりありがとうございます、ぬるいことをするつもりはないので、一本かKOで完全決着させていただきます」と、対戦後は練習仲間であった藤野にも遠慮せずに完全決着を狙うと宣言。
その後の質疑応答でも、長年の練習仲間としてやりづらさはないのかと聞かれると、藤野は「やりづらさは全くないですね。むしろ試合できることの方が嬉しいと思っていますし、かなり昔から選手として格闘技をやってきたので、一番面白い戦いが出来るんじゃないかと思っています」、浜崎は「正直、仲がいい・悪いは関係なくて、練習も今まで一緒にやってきましたけれど、練習で見せていないこともたくさんありますし、藤野さんとなら試合の中でしっかり私たちにしか出来ない試合ができるんじゃないのかなと思っています。楽しみにしていてください」と、いい試合が出来る好敵手と互いを見ているようだ。
藤野はパンクラス女子ストロー級(-52.2kg以下)からRIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)へ3.2kgの減量に臨むことになる。藤野は「正直、落としたことがない階級なので。今回だいぶ早めにオファーをいただいたので、今からしっかり身体は作っています。だいぶ(計量後のリカバリーで)戻せるとも思っているので、パワーとか身体のサイズはアドバンテージはあると思っています」と、計量をクリアーすれば自分が有利な要素はあるとした。
これに浜崎も「当時、52kgで試合をしたんですけれども、かなり力を感じました。今回階級は下なんですけれど、しっかり今から減量して当日凄い戻してくると思うので、当時くらいの力を感じるんじゃないかなとは思うんですけれど、私もフィジカルは弱い方ではないので、パワー勝負だけではなく技術でもしっかり勝負していきたいと思います」と、パワーで劣る分はテクニックで補うとした。