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【RIZIN】“漢塾 塾長”石渡伸太郎が引退「これ以上、上位陣を倒していくような自分の姿を想像できなかった」

2021/07/20 14:07
【RIZIN】“漢塾 塾長”石渡伸太郎が引退「これ以上、上位陣を倒していくような自分の姿を想像できなかった」

現役引退を発表した石渡(右)。9月のRIZINで引退セレモニーが行われる

 2021年7月20日(火)、都内にて会見が行われ、元バンタム級キング・オブ・パンクラシスト、“RIZIN漢塾 塾長”石渡伸太郎(CAVE)が現役引退を発表した。

 会見で15年間のプロ現役生活を振り返った石渡は引退の理由を「前回の井上直樹戦をもちまして引退することを決意しました。理由としましては、これまで蓄積したダメージや怪我がずっとありまして、特に首がずっとよくない状態で練習が満足にできない状態でこれ以上、上位陣を倒していくような自分の姿を想像できなかったので引退という区切りをつけることを決意しました」と語った。また、最も印象深い試合として、2013年6月22日と2017年大晦日の2度にわたって激闘を繰り広げた堀口恭司戦とし、「勝てなかったな、という。堀口恭司さえいなければ、みたいな(笑)」と語った。


 石渡は9月19日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.30」にて引退セレモニーを行う。その後は、CAVEで後進の育成に取り組む。

 石渡氏は、柔道をベースに、2005年9月の全日本アマチュア修斗選手権ライト級(-65kg)で準優勝となりプロ昇格を果たした石渡は、2006年に修斗でプロMMAデビュー。

 2009年3月に戦極に参戦するとフェザー級(-65kg)GPで現UFCファイターのジョン・チャンソンと激闘。2011年からパンクラスに参戦し、11年12月に、井上学に判定勝ちし、バンタム級王座を獲得。2012年9月には、2年4か月ぶりの参戦となった修斗で宇野薫に判定勝ちするなど、頭角を現した。


 2013年6月には、VTJ 2ndで修斗世界フェザー級(-60kg)王者の堀口恭司と対戦するも、5RKO負け。パンクラスでは、2017年5月にハファエル・シウバに判定勝ちするなど、5度の防衛に成功している。

 2017年10月にRIZIN初参戦。アクメド・ムサカエフ、ケビン・ペッシ、大塚隆史を破り、決勝に進出するも、続く決勝戦で堀口恭司と約4年半ぶりに再戦。3日で3試合を戦う死闘の末、KO負けを喫した。

 その後、2019年の大晦日に扇久保博正にスプリット判定負け。2021年6月13日の「RIZIN.28」では、バンタム級JAPANグランプリ1回戦で元UFCの井上直樹と対戦。1Rに左フックで井上に腰を落とさせるも、詰めたところにカウンターの右ストレートを受けてダウン。続くサッカーボールキックによりTKO負けを喫していた。

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