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【KNOCK OUT】スーパーライト級王座決定戦の鈴木千裕「神興行にする」、宮越慶二郎「シミュレーションしてきた答えを爆発させる」

2021/07/18 04:07
【KNOCK OUT】スーパーライト級王座決定戦の鈴木千裕「神興行にする」、宮越慶二郎「シミュレーションしてきた答えを爆発させる」

初代王座を懸けて戦う鈴木(左)と宮越が大会の最終試合

 2021年7月18日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.3』の前日計量&記者会見が、17日(土)都内にて正午より行われた。

 第8試合の初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント決勝3分3R延長1Rで対戦する、鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)とWBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者の宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)は、共に64.8kgで計量をパス。


 その後の会見で宮越は「明日は大トリにふさわしい試合をしたいと思います」、鈴木は「神興行にします。楽しみにしていてください」と、大会の最終試合にふさわしい試合をすると口を揃えた。

 宮越は「今回はメインという位置づけじゃないですが、実質的にはメインということで。僕らがアピールしてきたのが結果になってよかった。この責任感、豪華なメンバーの中での締めくくりなので内容が問われる試合だと思う。そこはしっかりメインイベントらしくやっていきたい」と、内容にもこだわるとする。対する鈴木は「一番ぶち上げられるのは自分らしかいないと思うので。8試合目と聞いた時に“やっぱりな”と思いました。一番面白い試合が出来るのは自分らですし、神興行に出来るのも自分らなので。他にも神興行に出来る人たちはいっぱいいると思いますが、その中で一番出来ると思っているのはおそらく自分らだと思う。なので最後まで見てください。途中で帰ったりするとマジもったいないので」と、同じく一番盛り上げると断言。


 目の前に置かれたチャンピオンベルトの感想を聞かれると、宮越は「このベルトを巻く姿を想像してきたので、明日はそれが実現できるように精一杯頑張ります」と自分が巻いている姿がイメージできるとし、鈴木は「めちゃくちゃシブいっす。でも今はベルトを見てないんですよ、実は。ベルトよりも宮越さんに勝つことで頭の中がいっぱいいっぱいなのでベルトは後からついてくるものだと思っています」と、今はベルトよりも勝つことに集中したいと好対照。

 鈴木はここで勝てばキックボクサーとして初のタイトル獲得となる。それはどんな意味を持つかと聞かれると「自分が思っているのは、KNOCK OUTを盛り上げるのは選手として当たり前だと思っているんですよ。自分はこのベルトを獲ってKNOCK OUTと格闘業界を変えようと思っているので、そのために必要な相棒ですね。そのためになくてはならないものなので。ベルトは発言権ですね。持っていることによって団体を背負っているし、看板選手って意味合いなので。そのためにはやっぱり彼が必要なんですよ」と答える。

 宮越は「初めてKNOCK OUTに出させてもらった時も王座決定トーナメントでした。その時は1回戦で負けてしまって。階級は違うけれどこうやってベルトを巻くチャンスがまた来たのは必然だったのかなと思います。しっかり獲ります」と、ベルトに懸ける想いを話した。

 最後に宮越は「ずっと鈴木選手とはやると思っていたので、シミュレーションしてきた答えを爆発させようと思います」とし、鈴木は「感謝の気持ちを持ってリングに上がりたい。特に今回は森先生に賞金を出していただいて、多くの方々にサポートしていただいて今のKNOCK OUTがあると思います。その皆さんの想いを背負って感謝を持ってリングに上がります。チャンピオンになって僕からリング上でお礼を伝えたいと思います」との目標を掲げた。

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