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【RISE】KNOCK OUTに続いてRISEでも“最強”を目指す石井一成「優勝したら言いたい」のは那須川天心との一騎打ち

2021/07/13 11:07
【RISE】KNOCK OUTに続いてRISEでも“最強”を目指す石井一成「優勝したら言いたい」のは那須川天心との一騎打ち

2018年にトーナメントを制してKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座に就いた石井。次はRISE制覇を狙う(C)RISE

 2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』で開幕する「DEAD OR ALIVE -53kg トーナメント」。その一回戦でRISEスーパーフライ級王者・大崎一貴(OISHI GYM)と対戦するKING OF KNOCK OUT初代フライ級王者・石井一成(ウォー・ワンチャイプロモーション)の公開練習が7月12日(月)福岡の所属ジムにて行われた。

 石井は、1Rはシャープな動きでワンツー、ロー、ワンツー・左フック、左アッパー、右ミドルとスピードのある動きを見せると、2Rはミット打ちで左右ミドル、右ストレート、ワンツーと技のつなぎも速いキレのある攻撃を繰り出した。


 着用していたTシャツには“チートデイ”の文字。減量中にぴったりのTシャツだが「体重は余裕すぎるのでまだ普通に食べています(笑)。食べて普通に練習してまだ大丈夫なので。最終追い込みして終わる感じです」と、減量は全く問題ないと笑う石井。

「出来は凄くいいんですけれど、久しぶりのルールなので。調子はいいですけれど油断せず臨みます」と、そのキャリアのほとんどをムエタイルールで行ってきただけに、RISEルールでの試合にはやや慎重になる部分もあるようだが「スタイルは変わらないと思います」とする。

「4月にムエタイルールで試合をしたばかりですが、RISEルールでの自分の完成度は完璧に近いです。いろいろな先生と調整して策を練ってもらっていて。なので、ほぼ完成しています」と、RISEルールへの対応も問題なし。


 大崎とはこれが4度目の対戦となり、対戦成績は石井の1勝2分。「最後に僕が勝って終わっているので、向こうはまだ1回も勝っていないから意識しているけれど1回戦は通過点なので。優勝しに行きます」と、優勝への通過点にすぎないという。

 先に公開練習を行っている大崎は「接近戦になった時に首相撲がないから僕が有利」との発言をしているが、石井は「KNOCK OUTでやった時も首相撲があったけれど打ち合いもあったので。出す技の種類、ヒジは禁止だし、ヒザや組む場面(1回のつかみで1度の攻撃はOK)は少なくなるけれど僕も打ち合う選手なので打ち合って勝ちたいと思います」と、接近戦での打ち合いに自信を見せる。「打ち合うことしか想像してないです。首相撲がなくても打ち合って勝ちます」と、大崎と堂々打ち合って勝つつもりだ。

「大崎選手もちゃんと勝ち続けていますし、僕も最近は試合が激しく面白くなってきた。王者になりましたし、僕の試合にはハズレがないので面白い試合になると思います」と、試合内容にも自信がある。


「政所選手(1勝1敗)とも大崎選手とも試合をした時から時間が経っているので、その間も勝ち続けているし2人とも王者なので、一番を決めるにふさわしいトーナメントだと思います。その中に僕を選んでくれて光栄だなと思います」とモチベーションも高い。

 国内軽量級のトップクラスが集結し、発表時から大きな話題となっている今回のトーナメント。他の1回戦で気になるカードはあるかと聞かれると「準決勝で当たることになる志朗選手と滉大選手の試合は気になりますね。志朗選手が勝つとみんな言っているけれど、滉大選手が行くような気もするので。どっちが来てもいいと思ってやっています。やりたいのは志朗選手の方です」と、勝ち上がれば準決勝で勝者と対戦することになる隣の山が気になるとした。


 記者会見では、反対側ブロックの選手たちから「決勝では志朗選手と戦いたい」との声が上がり、それに対して反発心はなかったかと聞くと「那須川天心君と2回やっているからそういう印象なんでしょうね。“この野郎”という気持ちはありませんが、冷静になるほどと思いました。違う意味でアツくなりました」と言い、もし準決勝で志朗と対戦しても「もちろん自信はあります。当たるのなら倒しに行きます」と勝つ自信はある。

 田丸辰はこのトーナメントで優勝して、那須川天心との対戦をアピールしたいと発言。石井はどうかと聞くと「その気持ちはあります。もちろんあります。でも優勝しないとその言葉は言えないと思うので、優勝したら言いたいと思います」と、同じく優勝したら対戦をアピールしたいと明かした。


「トーナメントの8人は凄い王者たちなので、誰が一番か分からず横一直線に並んでいる。ここで一番になれれば次のステップに行けると思います。みんながすでに凄い場所にいるけれど、その中から抜ければ那須川選手とやれる可能性もありますし、このトーナメントで優勝するのは凄いことなのでいろいろなメディアからもオファーがたくさん来ると思うので、頭2つくらい抜けられると思います。同じ階級のみんなとは、違うステージに行けると思います」と、真の軽量級の頂点に立てると意気込む。


 実は石井、この試合に備えて静岡で合宿を行っており、「帰る日に雨がひどくなってきて、2日後にあの災害が起きました」と難を逃れたという。合宿では「追い込みですね。朝の8~9時から夜の8~9時までトレーニングしていたのでメンタルはもちろん強くなりましたし、走り込み、ミット、サーキットトレーニングをずっと繰り返していました。技を教えてもらったりもしました」と、かなり充実した内容だったようだ。

 最後には「試合まであと6日となりました。仕上がりはバッチリなので、RISEルールで大丈夫かという声もありますが、現RISE王者を倒して準決勝・決勝も倒して優勝しに行きます」と、KNOCK OUTに続いてRISEでもトーナメントで頂点に立つと宣言した。

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