キックボクシング
ニュース

【RISE】優勝候補の志朗「全ての面で圧倒しないと意味がない」「55kgの時より強い志朗を見せます」

2021/07/13 01:07
【RISE】優勝候補の志朗「全ての面で圧倒しないと意味がない」「55kgの時より強い志朗を見せます」

那須川天心と2度にわたってハイレベルな試合を展開した志朗。ぶっちぎりの優勝なるか(C)RISE

 2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』で開幕する「DEAD OR ALIVE -53kg トーナメント」。その1回戦でHOOST CUP 初代日本スーパーフライ級王者・滉大(及川道場)と対戦するISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が、埼玉県の所属ジムにて公開練習を行った。

 減量も順調と言う志朗は、キレのあるシャドーとミット打ちを1分間ずつ見せて大一番に向け最終調整に入っている。

テクニックで来るんだったら自分はやり易い

――6月23日に28歳の誕生日になりましたね、おめでとうございます。心境としてはいかがですか?

「ありがとうございます、歳を取ったなってって思いますね」

――30歳に近づいてきた実感はありますか?

「実感することないですが、年齢を見て28なのであと2年したら30歳かと思うとあっという間ですね」


――RISEに参戦してからの月日のスピードはいかがでしょうか?

「やっぱり早いんじゃないですかね。充実した日々を送っていますし、マッチメイクもそうですし選手としても良い経験だったり試練を積めているのであっという間です」

――今回53kgに挑戦するということで公開練習で動きを見させてもらいましたが、ジャブが非常にキレがあるように感じました。

「体脂肪が落ちている分、全体的にキレは出るんじゃないかなと思います。スピードも増すと思いますし自分自身楽しみです」

――55kgと53kgの違いは実感できますか?

「食事制限のやり方だったり、現段階の体重だったら55kgの試合だったら直ぐに出来ますが、53kgだとマイナス2kgじゃないですか、その2kgの差っていうのは多少なりともストレスを感じますかね。早く(減量に)取り組んだのもありますし、炭水化物は取りながらやっているんですが、55kgの時に比べたら少しずつ減ったりはしています。大変と言ったら大変ですが、それぐらいの価値のあるトーナメントだと思っています」

――モチベーションの高まり方は違う感じがありますか?

「このメンバーが集まることはないんじゃないかなと思いますし、格闘技業界がコロナ禍で日本人でしかできないこのタイミングで53kgと言う全ての事が重なって実現したと思うので、このトーナメントのモチベーションは高いですね」


――その8人の中でも優勝候補と言われていますがそれについては?

「そこまで自分は考えていないですね。自分はSNSとかで優勝候補とか見たりしますが、自分自身は負けたら終わりなので、一回戦は滉大選手という未知数の相手で、53kgで試合するというのも未知な領域なので自分的には結構挑戦の意味も込めた試合だと思います」

――その滉大選手ですが先日の公開練習後のインタビューで志朗選手にテクニックで圧倒すると言っていました。

「カチンとは来ないですけどテクニックで来るんだったら自分はやり易いと思います。試合当日どう来るか分からないですが自分としたら『53kgでも志朗はやはり強いんだな』と思われないと(体重を)落とす意味がないので」

――先ほど滉大選手を未知数と言ってますが試合のイメージはつかんでいますか?

「ホーストカップの映像とかも何回か見たりはしました。この攻撃が得意とかそういうのは分かったので、どういう試合パターンになるかなと予想は出来ています」

――そのパターンって何通りぐらい予想していますか?

「3、4パターンでその内この攻撃が当たるとか、自分もこの攻撃をもらうかもしれないとか想像しながら練習している感じです」

完成度は6割ぐらい、まだ全然伸びしろはある

――志朗選手自身が53kgの自分にすごく楽しみにしている感じがありますね。

「そうですね。自分自身すごく楽しみです」

――53kgクラスで戦うのはいつ以来ですか?

「10年ぶりぐらいですかね。やっていても21、22(歳)だったと思います、バンタム級は。そう考えると人間の身体って凄いなと思いますね(笑)」


――鏡を見たら自分の体が変化したと思いますか?

「変化したなと思います。体脂肪率も一桁台をキープしているので、それは出ているなと思います。食事制限の効果だったり、食事制限をしているからといって練習の動きが悪くなっているっていうのもないので、ここまでは順調だなと思っています」

――計量が終わったら何を口にしたいですか?

「計量後は変わらずですね、リカバリーに徹します。ニックさんの減量方式はリカバリーまでが減量なので。55kgの時よりも特に時間をかけてゆっくり吸収しなきゃいけないと思います。リカバリーまで注意して行こうと思いますね」

――試合近い状態ですが追い込みはいつまで続ける続けますか?

「軽めにして10日間ぐらいは怪我などのリスクをおさえる練習をしています」

――昨年の公開練習とかを見ててもトップアスリートへ進化していると思いますが。

「ここ2、3年はパンチの技術とかも上がっていると思います。そして蹴りの技術も上げなきゃいけないと思って色んな所に習いにいったりしています。ボクシングジムに行ったり色んな事が重なって今が出来ていると思います」


――いまご自身が目標とする所のどこまで来ていますか?

「6割ぐらいじゃないですか、まだ全然伸びしろはあると思います」

――その辺りはどこを強化したら進化すると思いますか?

「日々の積み重ねだと思います、進化した姿を見せるために早い段階で疲労を抜かなきゃいけないなというのを学びました。その姿を試合で見せたいなと思いますね」

――戦う瞬間に100%の状態を作るということでしょうか?

「そうですね、それを今回は目標に掲げていますね」


――先ほど滉大選手のことを未知数と言っていましたが印象的な事は?

「自分は彼の試合を生で見たことがないんですよね。そう言うことで行ったら未知数ですね。トーナメントのメンバーでも政所選手や風音選手にも勝ってますし大崎一貴選手にも延長戦まで接戦だったので。こないだの公開練習を見て53kgの中ではトップスピードのパンチや蹴りがあると思います」

――理想的な流れはありますか?

「53kgのスピードに負けちゃダメですよね、このトーナメントに出るにあたって。全ての面で圧倒しないと意味がないなと思っていますね、今回出る意味というのは」

――それでは最後にファンの皆様コメントお願いします。

「7月18日大阪で行われる53kgトーナメント、自分が出るからには55kgの時より強い志朗を見せますので当日は楽しみにしていてください」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント