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【KNOCK OUT-EX】火花散る王者対決!リカルド・ブラボ「俺に負けたら王座を返上する?」と挑発、吉田英司が受けて立つ

2021/07/05 17:07
【KNOCK OUT-EX】火花散る王者対決!リカルド・ブラボ「俺に負けたら王座を返上する?」と挑発、吉田英司が受けて立つ

KNOCK OUT-RED王者・吉田(左)と新日本キック王者ブラボの王者対決が実現

 2021年8月22日(日)東京・新宿FACE『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX 2021 vol.3~RED FIGHT~』(昼興行)の対戦カード発表記者会見が、7月5日(月)都内にて行われた。

 メインイベントして、スーパーファイトのKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級3分3R延長1Rで、KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級&イノベーション同級王者・吉田英司(クロスポイント吉祥寺)vs新日本キックボクシング協会日本ウェルター級王者リカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部)の王者対決が決定。


 吉田は186cmの長身を誇り、2019年10月に「REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦」を制してREBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者(KNOCK OUTとREBELSの統合によりKNOCK OUT-RED同級王者に認定)となり、2021年1月にはINNOVATION同級王座を獲得して二冠王となった。しかし、今年4月の『HEAT』ではアビラル・ヒマラヤン・チーターに初回KO負けを喫して今回が再起戦。今回がKNOCK OUTには初出場となる。戦績は9勝(7KO)2敗1分。


 アルゼンチンからのキックボクシング留学生ブラボは来日して4年。2020年10月にはTENKAICHIキックボクシングウェルター級1位・幸輝を2Rに左フックでKO、12月の津崎善郎との再戦は判定3-0での勝利となったが、今年4月には元NJKFスーパーウェルター級王者YETI達朗に初回TKO勝ち、6月にはTENKAICHウェルター級3位・杉原新也にも初回TKO勝ちと勢いに乗っている。

 ブラボは「KNOCK OUTの試合には初めて出ます。今回メインも初めてです。楽しみです。(吉田の)試合は見ました。強い選手ですが、まあ、アゴはそんなに強くないです。大丈夫です。次の試合はしっかり勝ちます。KNOCK OUTのベルトが欲しいから次の試合に勝ってタイトルマッチがしたいです」と強気なコメント。


 吉田は「KNOCK OUTには初参戦で、1月に岡山、4月は名古屋での試合だったので東京での試合自体久々です。KNOCK OUT王者というより挑戦者くらいの感じで覚悟を決めて臨みたい。しっかり勝って自分が王者だと認めてもらえるようにしたいです」と、久しぶりの東京での試合に燃えるものがあるようだ。

 互いの印象を聞くと、吉田が「リカルド選手はコンスタントに試合をしていて勢いがある。気を付けないといけないのはパンチくらいですかね」、ブラボは「吉田の試合はあまり見なかったけれど、この間の試合は見た。背が高くて手足が長いからキック強そうなのでそこは気をつける」と、吉田はパンチ、ブラボは蹴りと答えた。


 ブラボは身長180cmで両者の身長差は8cm。これほど大きい相手とやったことはないのでは、と聞かれたブラボは「去年の10月に相手が185cmくらいあったから全然大丈夫です」と問題ないとした。ブラボから「アゴはそんなに強くない」と評された吉田は「いや、特別に何も思わないです。試合を見てもらえれば分かる。向き合ったらビックリする。そういう展開にしたい」と、思い知らせてやると言わんばかり。

 また、吉田は「僕がKNOCK OUTの王者だと知らない人もいると思うので、面白い試合、KOが一番盛り上がると思うので重量級の試合を見せたいですね」と、この王者対決に勝利して自分をアピールしたいとした。


 会見でブラボは「4月はKOで負けていたから、次もKOで負けたらどうですか?ベルトは返すですか?」と吉田に聞き、吉田は「守ってもしょうがないので、王者がそんな手堅い試合をしてもしょうがないので思い切り試合ができたらと思います」と答えるが、ブラボは「負けたら返すんですか(王座を返上するのか)?」と挑発を続ける。吉田はこの挑発に受けて立ち、「返上します。でも絶対に勝ちますから」と宣言。ブラボは「楽しみにしています」と不敵な笑みを浮かべた。

 重量級の王者同士の対決ということで話題になりそうな一戦だが、ブラボは「普通です。最近は階級を上げて70kgでやっていますから。吉田は強い選手ですが、普通です。絶対に勝ちます。その後、もっと強い選手と試合します」と眼中にないと言わんばかり。吉田は「自分はいずれやると思っていたので驚かなかったですね。津崎戦も生で見ていました」と以前から戦う予感があったとした。


 前戦の初回KO負けという雪辱を晴らすためにもここは落とせないところ。吉田は「久々に負けましたし、久々にKO負けしたので、考え方、練習とか気持ちとかの向き合い方を考えるきっかけとなりました。いい経験を詰めたと思います。それを次につなげたい」と、無駄にはしないときっぱり。

 ブラボが「初めてのメインだからいい試合をしたい。次の試合は判定まで行かない」とKO決着を予告すれば、吉田も「自分もそう思います」と受けて立つ。

 また、吉田はBLACKルール(ヒジ打ち無し)の新王者となったシュートボクシングの海人について「あの試合(日菜太とのタイトルマッチ)も見ていたけれど凄く強い選手だと思うので。自分は4月に負けたので大したことは言えない。次の試合に勝って行けばそういう相手も見えてくると思う」と、今はまだ言えないが海人との対戦も見据えていると答えた。

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