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【Bellator】ヒョードルが母国で引退ロード最終章へ、10.23 Bellator初のロシア大会開催

2021/06/26 10:06
【Bellator】ヒョードルが母国で引退ロード最終章へ、10.23 Bellator初のロシア大会開催

(C)Bellator

 2021年10月23日(日本時間24日)にロシア・モスクワのVTBアリーナにて、Bellatorが初のイベントを開催し、“最後の皇帝 ”エメリヤーエンコ・ヒョードル(39勝6敗1NC)の試合をメインイベントとして行うことを6月25日(日本時間26日)、発表した。ヒョードルの対戦相手、その他のカード、SHOWTIME放送等の詳細は、数週間以内に発表される。

 Bellatorのスコット・コーカー代表は、「ヒョードルとは12年間一緒に仕事をさせていただき、BellatorとStrikeforce時代も含め、彼の9試合に参加させていただきました。ヒョードルのキャリアをずっと見守ってきたファンの前で試合をするために、彼を故郷に連れて来ることができて光栄です。ヒョードルに加えて、Bellatorのロシア人タレントのディープな登録選手たちを紹介し、10月23日のロシアへの初遠征では歴史的なカードを用意する予定です」とコメントしている。

“ラストエンペラー”ヒョードルは、2019年12月にRIZINと共催したBellator日本大会にて、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンを1R TKOで下して以来の試合。このときは「日本ラストマッチ」だった。MMA39勝(15KO・TKO、15サブミッション)6敗1NCの元PRIDE王者は、2016年6月の「EFN 50: Emelianenko vs. Maldonado」から5年ぶりに、母国ロシアで戦うことになる。

 コンバットサンボの世界チャンピオンに4度輝いた「ラストエンペラー」は、8年間無敗という驚異的な記録を打ち立て、国際的なMMAのアイコンとなった。

 44歳のヒョードルは現在、Bellatorライトヘビー級世界王者であるワジム・ネムコフや、6月25日(日本時間26日)にヘビー級暫定王者となったヴァレンティン・モルダフスキーなど、ロシアのトップファイターを集めたチーム・ヒョードルを設立。強力なヘッドコーチとしての役割も果たしている。ロシア大会には、ヒョードルとともにチーム・ヒョードルのどんなファイターが出場するか。また、女子フライ級戦で衝撃の29秒勝利を見せたディアナ・アヴサラゴヴァ(ロシア)など、ロシア系ファイターたちも充実してきている。

 2021年1月9日に嗅覚に異変があり、発熱と肺に炎症を起こし、コロナウイルスの患者の治療を専門としている病院に入院したヒョードル。すでに4月の「Bellator 257: Nemkov vs. Davis 2」でネムコフのセコンドとして米国入りも果たしており、今回の渡米でスコット・コーカー代表とも会談。コロナも完治させ、引退に向けた最終章を迎える。母国でどんなファイトを見せるか、注目だ。

◆Bellator:Moscow
2021年10月23日(現地時間)ロシア・モスクワVTBアリーナ

▼ヘビー級 メインイベント
エメリヤーエンコ・ヒョードル(39勝6敗1NC)vs.
TBA

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