SirikaSirika
MMA
レポート

【Bellator】王者ネムコフがデイヴィス下し初防衛&GP準決勝進出! 元UFCアンダーソンがTKO勝ちで準決勝ベイダー戦へ。前女王バッドが勝利、元RIZINアルブレックソンがネムコフ兄も下す

2021/04/17 07:04
Bellator 257: Nemkov vs. Davis 2  2021年4月16日(日本時間17日)、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて「Bellator 257: Nemkov vs. Davis 2」が開催された。 【メインカード】 ▼Bellatorライトヘビー級ワールドGP準々決勝&同級選手権試合 5分5R〇ワジム・ネムコフ(ロシア)204.5ポンド/92.75kg[判定3-0] ※48-47×3×フィル・デイヴィス(米国)※2位 205ポンド/92.98kg※ネムコフが初防衛成功&GP準決勝進出  メインイベントは「Bellatorライトヘビー級ワールドGP準々決勝&同級選手権試合」として、王者ワジム・ネムコフ(ロシア)が、同級2位のフィル・デイヴィス(米国)と2年5カ月振りの再戦に臨む。  2018年11月の対戦では、ネムコフが元王者のデイヴィスをスプリット判定で下して王座挑戦に前進。その後ネムコフは、2019年10月にペドロ・カルバーリョを2R リアネイキドチョークで下し、2020年8月の前戦で王者ライアン・ベイダーに挑戦。2Rに右ハイキックでダウンを奪ったネムコフが、立ち上がったベイダーをさらに左フックで沈め、新王者に輝いている。  対するデイヴィスは、ネムコフ戦後、3連勝中。リーアム・マクゲリー、カール・アルブレックソンにTKO勝ち、そして2020年9月の前戦ではリョート・マチダにスプリット判定で勝利し、王座挑戦&GP出場を決めた。  ネムコフ陣営には、2021年1月に新型コロナウイルスに感染し入院も、無事に回復したエメリヤーエンコ・ヒョードルが帯同。前日計量で204.5ポンド(92.75kg)パスしたネムコフは、SNSで「体重調整とフットワークでスピードアップ! 準備に多大な協力をしてくれたヒョードルには本当に感謝しています!!!!」と投稿。ヒョードルと兄ヴィクトル・ネムコフとの3ショットやミット打ちの写真を公開している。  デイヴィスのリヴェンジ&王座返り咲きなるか、それともネムコフが返り討ちにするか。前日のオッズでは、ネムコフが-200のフェイバリット、デイヴィスが+170のアンダードッグとなっている。  1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを伸ばすネムコフ。さらに右カーフキックも! ジャブ&ローのネムコフはワンツー、さらに前傾気味のデイヴィスに右カーフキック。ネムコフの右に前手の左を合わせにいくデイヴィス。  左ジャブをしっかり突くネムコフ。さらにワンツーのなかに組みの仕草も。右カーフを打つネムコフ。デイヴィスも左ミドル、右ローを蹴り返し。ネムコフはスイッチしての左ハイを打つ。右を振るネムコフに左ミドルを返すデイヴィス。  2R、左ハイはネムコフ。そこに右を狙うデイヴィスが圧力を強める。しかしワンツーの右で押し返し右ローに繋ぐネムコフ。左目尻から出血するネムコフは右ハイ。手を挙げてブロックするデイヴィス。その入りにネムコフは右を突く。バックステップでかわすデイヴィスだが、右の打ち終わりを詰めるネムコフ。ジャブの刺し合い。  左ジャブのダブルでデイヴィスのアゴを上げさせたネムコフ! さらに右アッパーから左で詰めてダウンを奪うと、デイヴィスはすぐにシングルレッグへ。しかし差し上げるネムコフはギロチンへ。頭を抜いて離れたのはデイヴィス。ワンツーで詰めるネムコフ。互いの大きな右が交錯。デイヴィスはそのまま詰め、互いにテイクダウン狙いを切ってゴング。  3R、ワンツー、右ハイまで繋ぐネムコフ。デイヴィスは右のカーフキック! 一瞬バランスを崩したネムコフ。しかし、右ストレートが伸びる。打ち終わりに右ローを当てるデイヴィス。ネムコフは長い左ジャブを突いて前進。さらに右ローも。詰めるのはネムコフ。左ジャブが長いネムコフにデイヴィスの上体が立つ。右ローを打つデイヴィス。近距離になり右ミドルを当てるのはデイヴィス。残り10秒の拍子木にダブルレッグテイクダウンはネムコフ! デイヴィスもすぐに立ち上がる。  4R、チャンピオンシップラウンドへ。右ローを突くネムコフ。左はフックも見せると、今度はジャブから右ストレートへ。デイヴィスも左から右ストレート。そこにヒザを取りにいくデイヴィスだが深追いはせず。ネムコフの入りに右ローを突くデイヴィス。ジャブの刺し合いは互角。しかし次にジャブのダブルを突くのはネムコフ。右ミドルはデイヴィス。続く右を潜りダブルレッグに入るネムコフ。ここは切るデイヴィス。  右カーフキックはネムコフ。さらにダブルレッグと休まず攻めるネムコフ。四つに持ち込むデイヴィス。離れるネムコフ。左は相打ち! 右の打ち下ろしのフックはデイヴィス! 少し下がったネムコフだが立て直す。  5R、互いにグローブタッチ。最終ラウンド。右の後ろ廻し蹴りを見せるネムコフ。かわすデイヴィスだが、ネムコフはワンツーで前に。さらに右ローまで繋ぐ。ネムコフの左ジャブの打ち終わりに足を取りに行くデイヴィスだが、切るネムコフ。左ジャブから右ローを当てるデイヴィスが前に。しかし押し返すネムコフは左ジャブから右も。バックステップでかわすデイヴィスはローもローブローに。  再開。左目尻から出血はネムコフ。左ミドルのデイヴィス。ネムコフも後ろ廻し蹴りもかわすデイヴィスが詰める。サークリングするネムコフに左の蹴りで止めようとするデイヴィス。ネムコフは低いダブルレッグも切るデイヴィスがアナコンダチョークへ。  それを外して上を取るネムコフに、すぐに立ち上がるデイヴィス。互いに苦しい時間帯。ボディロックで前に出るデイヴィス。金網背に耐えるネムコフは離れる。最後にネムコフが右の後ろ廻し蹴りを見せたところでゴング。  5Rの判定は、両者が手を挙げるなか、3-0(48-47×3)で王者ネムコフが勝利。NCAAディビジョン1、全米レスリング王者のデイヴィス相手に3度のテイクダウンを決め、左でダウンも奪ったネムコフが、初防衛に成功&GP準決勝進出を決めた。  Bellator6連勝、RIZINから数えて8連勝を飾ったネムコフは、セコンドのヒョードルとハグ。GPでは5月7日(日本時間8日)アンソニー・ジョンソンvs.ヨエル・ロメロの勝者を迎え撃つことになる。 [nextpage] ▼ライトヘビー級ワールドGP準々決勝 5分5R〇コーリー・アンダーソン(米国)※3位 204.75ポンド/92.87kg[3R 2分15秒 TKO]×ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)204.5ポンド/92.75kg  コ・メインもライトヘビー級GP準々決勝戦。TUF19覇者でUFC10勝5敗のコーリー・アンダーソン(米国)が、元ACAライトヘビー級王者ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)と対戦する。  アンダーソンはMMA14勝5敗。2020年11月にメルヴィン・マヌーフを2R、パウンドでTKO。Bellator初陣を白星で飾っている。  対するヤギュシュムラドフは18勝5敗1分。2018年5月にロシアのバルタス・アグナエフをリアネイキドチョークで破り、トルクメニスタン初のACB王者となると、2019年12月に2度目の防衛を果たし、王座を返上していた。11KO・TKO、4つの一本勝ちと83%のフィニッシュ力を、元UFCファイターを相手に発揮できるか。  1R、ともにオーソドックス構え。アンダーソンの左ジャブに右のアッパーカットを打つヤギュシュムラドフ。さらに右カーフキックへ。アンダーソンの入りに右アッパーのフェイントも。シングルレッグから組んだアンダーソン。金網に詰めて左ヒザを突く。ヤギュシュムラドフも右アッパーを狙う。右の入りに、アンダーソンは右フックを当てて、右ローもヒット。ヤギュシュムラドフもワンツーの右をかすめる。  右前蹴りはアンダーソン、しかしヤギュシュムラドフは右の後ろ廻し蹴りを首に届かせ器用な蹴りも見せる。後退するアンダーソン。  2R、右ローから入るヤギュシュムラドフ。左ミドルを返すアンダーソンに右腹を叩いて効いていないと示すヤギュシュムラドフ。ならばとアンダーソンはシングルレッグへ。ここも凌ぐヤギュシュムラドフ。四つに持ち込み押し込むのはアンダーソン。突き放すヤギュシュムラドフ。左ジャブはアンダーソン。さらに右もヤギュシュムラドフはブロック。右ハイもスウェイでかわす。しかし攻め手を止めないアンダーソン。ヤギュシュムラドフも右を返す。  ダブルレッグからシングルレッグに切り替えテイクダウンはアンダーソン。パスからマウントを奪うと、抱き着くヤギュシュムラドフを剥がしてパウンド。ガードを固めるヤギュシュムラドフに上から右ヒジを叩き込む。  3R、左ジャブを突いて前に出るアンダーソン。金網を背にするヤギュシュムラドフにダブルレッグテイクダウン! 上体を立てるヤギュシュムラドフを寝かせるアンダーソン。  なおも立ててくるとバックテイク。マウントを奪い、ヒジ打ち連打! 後ろを向いたヤギュシュムラドフの身体を伸ばすとさらにヒジを打ち込み、レフェリーが間に入った。ヤギュシュムラドフは大出血。  ケージレスリングできっちり上回ったアンダーソンはカメラに向かって「グラウンド&パウンド!」と咆哮。試合後、ケージに上がった準決勝の相手ライアン・ベイダーと笑顔でエールを交わしたアンダーソンは、ハグしてからフェイスオフに臨んだ。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇ヴェータ・アルテアガ(米国)※7位 124.5ポンド/56.47kg[判定2-0] ※28-28, 29-27×2×デジリー・ヤネス(米国)125.75ポンド/57.03kg  渡辺華奈が参戦中の女子フライ級では、エミリー・ドュコーテ、デニス・キーホルツに勝利もイリマレイ・マクファーレンとアレッハンドラ・ララに敗れているヴェータ・アルテアガ(米国)が出場。Bellator初参戦のデジリー・ヤネス(米国)と対戦する。2020年10月に組まれたカードで、その時はアルテアガが新型コロナウイルスの陽性反応で中止となっていた。  7位のアルテアガはMMA5勝4敗。対するヤネスは5勝2敗のテキサン。テキサスのXKO、LFA、Combateで4連勝も、2019年12月の前戦「Combate 51: Tito vs. Alberto」でCAMMA女子ストロー級王座に挑戦も、スプリット判定で敗れ戴冠ならず。Bellatorに新天地を求めていた。ドュコーテ、キーホルツに勝利しているアルテアガを通して、フライ級戦線の実力を測ることも可能なカードだ。  1R、ともにオーソドックス構え。先に左右で詰めて右で差すヤネス。しかし突き放したアルテアガは右カーフキック。ヤネスは詰め返すもアルテアガは左ミドルを返す。左ジャブを突くヤネス。詰めるアルテアガにクリンチボクシングで右を突き上げ、離れれば右カーフキックを当てる。アルテアガの左のダブルをバックステップでかわすヤネス。ボディロックからテイクダウン、アルテアガの首投げをかわしてバックを奪ったところでゴング。  2R、詰めるアルテアガ。ヤネスの左ジャブに対しワンツーの右をダブルで突き、ダウンを奪うアルテアガ! ハーフガードから立ち上がるヤネスをなおもダブルレッグテイクダウンはアルテアガ。バックでリアネイキドチョークを狙うが、左目尻から出血も。パームトゥパームのアルテアガに正対し立ち上がるヤネス。片手をマットに着いた状態でアルテアガが反則のヒザ蹴りを打ち込み、1Pを失う。  再開。アルテアガの圧力にダブルレッグから金網まで押し込むヤネス。突き放すアルテアガは左ジャブを胸元に。なおも圧力をかけていくが金網際で体を入れ替えたヤネスが離れる。右を当てて前に出るアルテアガがシングルレッグに入ったところでゴング。  3R、ワンツーはアルテアガもダブルレッグテイクダウンはヤネス。クローズドガードのアルテアガは蹴り上げから立ち上がる。反則で1Pを失っているアルテアガは前へ。右で差して押し込むが体を入れ替えたヤネスが右で差してヒザ蹴り。突き放すアルテアガ。右で前に出ると、相打ちに。詰めるアルテアガに右で差して金網に押し込むヤネス。アルテアガは差し返して投げも耐えるヤネス。  右を振り、右カーフも打つアルテアガ。しかしヤネスもジャブを返し、アルテアガはシングルレッグへ。そこに腕を差し入れスイッチのヤネスも倒れず。ゴングに両者ともに手を挙げる。打撃数も上回ったアルテアガは挽回できたか。  判定は2-0(29-29, 29-27×2)で足を止めず攻め続けたアルテアガが勝利した。 【関連記事】22歳のロシア美女とUFC美女が金網で共闘、ディアナが“29秒”失神KO勝利! [nextpage] ▼175パウンド契約 5分3R〇ポール・デイリー(英国)174.75ポンド/79.26kg[2R 1分44秒 TKO] ※左フック×サバ・ホマシ(米国)175ポンド/79.37kg  175パウンド契約でポール・デイリー(英国)とサバ・ホマシ(米国)の元UFC対決も実現。現在Bellator2連勝中(エリック・シウバとサッド・アワッドに勝利)のポール・デイリーと、Bellator3連勝中(ミカ・テリル、カーティス・ミランダー、ボビー・ヴォルカーに勝利)のサバ・ホマシ(米国)のサバイバルマッチとなる。  1R、サウスポー構えのホマシ。オーソドックス構えのデイリー。左手を前に詰めるデイリー。しかしホマシは右フックを当てるとラッシュ! 崩れるデイリーだが、いったん凌ぐ。なおも詰めるホマシはさらに右フックでダウンを奪う! ピンチもガードの中に入れたデイリー。  右手をマットに着いて上体を立てて立ち上がることに成功。右ハイキックを打つがバランスを崩してスリップ。立ち上がりデイリー。オーソドックス構えになるホマシはデイリーの左右をかわし左ミドルも、打ち終わりにデイリーから組んでバックにつき背後から左ヒザをヒット! なおも追うが自身のハイキックでまたもスリップ。ホマシがアンクルピックでテイクダウンしゴング。  2R、サウスポー構えから入るホマシ。しかし、右を当てるデイリー! ダウンしたホマシは立ち上がると左ミドルも、その蹴り足を左手で掴んだデイリーが足を左に流して横を向かせるとそこに左フック! ダウンしたホマシは頭を抱えて鉄槌・パウンドを5連打され、レフェリーが間に入った。1Rのピンチを凌いで逆転勝ちのデイリー。打撃のダメージは気になるが、これでBellator3連勝をマークした。 [nextpage] 【プレリミナリー】 ▼女子フェザー級 5分3R〇ジュリア・バッド(カナダ)※1位 145.25ポンド/65.88kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×ダイアナ・シルバ(ブラジル)144.75ポンド/65.65kg  2020年1月にクリスチャン・サイボーグに敗れるまで11連勝を飾っていた前女子フェザー級王者で現1位のジュリア・バッド(カナダ・MMA14勝3敗)が、MMA9勝5敗のダイアナ・シルバ(ブラジル)と対戦する。同じプレリムに出場した義理の息子ギブソンJrもバッドのコーナーにつく。  1R、ともにオーソドックス構え。右ローを当てるバッド。そこにカウンターを狙うシルバ。左ローはバッド。さらに右ローをカーフに突く。右で飛び込むシルバ。距離でかわすバッド。シルバも右カーフを返す。  右カーフを打つバッド。そこに左をかぶせようとするシルバ。さらに左ハイはバッドもシルバもガード。互いに右カーフキックの打ち合い。シルバの右オーバーハンドをブロックするバッド。  2R、右アッパーから左を振るシルバ。かわすバッドは右ロー。シルバも右ローもすぐにバッドも右ローを返す。シルバの入りに左ジャブはバッド。シルバも右フックでガード上を超える。ボクシングの展開のなか、左ミドルを当てるバッド。ジャブの刺し合い。大きな右を振るシルバだが、遠い。バッドは左前蹴り。さらにレベルチェンジからシングルレッグへ。金網背に耐えるシルバだが、ダブルレッグに切り替えテイクダウンはバッド。金網背に立つシルバにバックを奪うバッドが回してテイクダウン! ハーフから細かくパウンド。  3R、左ミドル、前蹴りで距離を取るバッド。シルバの入りに右ローも突く。圧力をかけるシルバは手数を止めない。遠間だがジャブを突き、大きな右を振る。かわすバッドは右ローも手数が欲しい。走り込んで右ローはシルバ。さらに右のオーバーハンド。ブロックするバッドは残り10秒でシングルレッグへ。小手に巻いて片足立ちで切るシルバ。最後まで手足を止めず。  ジャブ&ロー、テイクダウンはバッド。右のオーバーハンド、手数はシルバだが有効打は……判定前に腕立てをするシルバ。判定は2-1でバッドが勝利。女子フェザー級戦線をサバイブした。 [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R〇ジュリアス・アングリカス(リトアニア)※5位 205ポンド/92.98kg[判定3-0] ※29-28, 30-27×2×グレゴリー・ミリアード(アルバ/オランダ)205.5ポンド/93.21kg  1R、ともにオーソドックス構え。組んで右で差すアングリカスだがブレーク。スイッチして左ハイを見せるミリアード。圧力をかけるアングリカスはワンツーもかわすミリアードは返しの左を狙う。左インローはアングリカス。さらに左ヒザも突き前へ。右で差して金網に押し込む。  2R、ダブルレッグテイクダウンはアングリカス。ハーフからッパウンドで削る。3Rもニータップから早々にテイクダウンしたアングリカス。金網背に立ち上がるミリアードだが、再び簡単にテイクダウンを許してしまう。インサイドガードから削るアングリカスはパスガードからサイドも再びガードの中に入りゴング。  判定は3-0でアングリカスが勝利。MMA10勝1敗とした。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇スティーブ・モウリー(米国)247ポンド/112.03kg[1R 0分55秒 TKO] ※右ヒザ→鉄槌×ショウン・アシャー(米国)247.25ポンド/112.15kg  ヘビー級7位のモウリーは、MMA8勝全勝。Titan FCでデビューし4連勝するとBellatorでも4連勝中。Bellatorでの3つの一本勝ちはキムラとアメリカーナ、2020年10月の前戦ではヒザを効かせてパウンド勝ちしている。アシャーはMMA13勝3敗1分け、今回がBellatorデビュー戦となる。  1R、ともにオーソドックス構え。圧力をかけるサンフォードMMAのモウリー。頭を下げて右で飛び込むアシャーにカウンターの右ヒザ蹴り!  ダウンしたアシャーに鉄槌を連打し、レフェリーが間に入った。モウリーが圧勝。表情を変えずに勝ち名乗りを受けた。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇グラチ・ボンジニヤン(アルメニア)170ポンド/77.11kg[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×デマスケス・ジャクソン(米国)170.75ポンド/77.45kg  ウェルター級。MMA10勝4敗のボンジニヤンはACBで2勝1敗後、2019年11月の前戦にBellatorでオースティン・ヴァンダーフォードに判定負け。11勝4敗のジャクソンはTitan FC、LFAなどで活躍。2018年8月以来のBellator(ブリス・ローガンにスプリット判定勝ち)2戦目となる。  1R、ともにオーソドックス構え。左右を振り前進のボンジニヤン。そこにダブルレッグはジャクソンも右で差し上げるボンジニヤンがテイクダウン! 柔術茶帯のジャクソンは左で小手に巻くが、腕を抜いたボンジニヤンが腰を切るジャクソンについていく。金網まで這ったジャクソンは上体を立てるが、両足を束ねるボンジニヤンがパウンド。右で差して立ち上がるジャクソンに内股狙うボンジニヤン。投げさせないジャクソンは右で差して押し込み離れる。右のカーフキックを打ち込むジャクソン。ボンジニヤンも左ジャブを返す。  2R、早々にダブルレッグテイクダウンはボンジニヤン! ハーフから左で差して立ち上がろうとするジャクソンを潰すボンジニヤン。右で差して反対の右足を出してハーフにするとパウンド。そのスペースで上体を立てるジャクソンは右で差して立ち上がるが、この際が強いボンジニヤンは再び小外がけテイクダウン!  3R、ボンジニヤンのジャブに右カーフキックはジャクソン。さらに低いシングルレッグも、切るボンジニヤンが詰める。四つから左で差して右足、今度は左足にシングルレッグも、ここはバックに回れるジャクソンがバゥクテイク、リアネイキドチョークを狙う。腰をずらして立とうとするボンジニヤンのバックについていくジャクソン。シングルバックからパームトゥパームでリアネイキドチョークも、正対したボンジニヤンが上でゴング。  3Rにバックを奪うなど追い上げたジャクソンだが、判定は3-0(30-27, 29-28×2)でボンジニヤンが勝利。Bellator初白星を挙げた。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇レイモンド・ダニエルズ(米国)169.75ポンド/76.99kg[判定3-0] ※30-26×2, 30-27×ピーター・スタノニック(米国)170ポンド/77.11kg  GLORYで活躍し、Bellatorキックボクシングで8戦全勝のレイモンド・ダニエルズ(米国)が、GLORYで2019年に2連勝しているピーター・スタノニック(米国)と対戦する。2020年9月の前戦では、ダニエルズの左後ろ廻し蹴りがスタノニックの下腹部に入り、ノーコンテストとなっているため、仕切り直しで決着がつくか。  ダニエルズは40歳ながらMMAでも2勝1敗で、スピニングバックキックを武器にBellator Kickboxingでは世界ウェルター級王者にも輝いている。対する対するスタノニクもGLORYでの活躍前に、MMAでは5勝4敗で、LFAで1勝1敗の戦績を持つ。  1R、ともにサウスポー構え。圧力をかけて詰めるのはスタノニック。サークリングしワンツー、左の後ろ廻し蹴りを打つダブエルズ。さらに左のテンカオ! 効かされたスタノニックはくの字になりダウン、立ち上がりを待ち、なおもダニエルズは右跳びヒザ! ダウンしたスタノニックにパウンド連打! 止められてもおかしくないが、ガードして立ち上がる。  右の後ろ廻し蹴りも見せるダニエルズは右のサイドキックも。右ハイを返すスタノニックは右で差して押し込むが、突き放すダニエルズは右ジャブ、左ロー。さらに左足でムエタイのこかしへ。  下から足を手繰るスタノニックはヒザ十字狙いも、足を戻したダニエルズ。スタノニックの腕十字狙いもヒジを抜く。  2R、両手を下げてサイドキックを打つダニエルズ。左ロー、右の後ろ廻し蹴りはダニエルズ。詰めるスタノニックに頭を振りブロッキングでかわすダニエルズ。右ヒジで飛び込み、さらに自らダブルレッグテイクダウン! ガードに入れるスタノニックに、強いパウンドはダニエルズ。下からの腕十字狙いも胸を張り切ると、クローズドガードのスタノニックはなおも腕十字、三角絞め狙いへ。クラッチし肩を入れて防ぐダニエルズ。  立ち上がりスタンドを選択すると四つ組みに。ここも自らテイクダウンはダニエルズから。左で差して片足をパスし、右ヒザで左腕を押さえつけ、マット・ヒューズポジションで右ヒジ打ち! さらにパウンド連打にスタノニックは防戦一方に。ここも止められておかしくない連打もゴングに救われた。  3R、詰めるスタノニックはダニエルズの右ローの打ち終わりに詰めて四つに組むが、突き放すダニエルズは右の高いサイドキック! さらにニータップへ。金網まで詰めてボディロックから外がけでテイクダウン! ハーフガードのスタノニックはニーシールドへ。しかし長い手でパウンドし、ヒザを外したダニエルズは再び右ヒザでスタノニックの左腕を釘付けにし、パウンドを狙う。  腕十字を狙うスタノニックの足を担ごうとするダニエルズ。足を戻すスタノニックはシングルレッグからリバーサル。下になったダニエルズはガードの中に入れるも、腰を切り、立ち上がり上を取り返してゴング。  判定は3-0(30-26×2, 30-27)でMMAファイターとして進化を遂げたダニエルズが勝利。Bellator3勝1NCとした。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ランス・ギブソンJr.(カナダ)155ポンド/70.30kg[判定3-0] ※29-28, 30-27×2×マーカス・シュリン(米国)146ポンド/66.22kg  プレリムに、ジュリア・バッドの夫で元UFCファイターのランス・ギブソンの息子ランス・ギブソンJr.(カナダ)も出場。6勝2敗のマーカス・シュリンと対戦に。シュリンはBellatorでは2勝2敗。ギブソンは親子でサークルケージ揃い踏みとなる。なんと同じプレリムに登場のバッドもコーナーにつくなかギブソンが登場。  1R、サウスポー構えから左ミドルを当てるギブソンは組んで脇を潜りスタンドバックにつくが、ウィルソンも正対。クリンチボクシングが巧みなギブソン。  ダブルレッグに入るウィルソンを差し上げ、さらにニータップのウィルソンは首相撲&右ヒジも! しかし突き放したギブソンはオーソドックス構えのウィルソンに奥足ロー。さらに左ストレート、右アッパー、左ミドルと蹴りまで繋ぐ。ギブソンの左ストレートを浴びるウィルソンは組みに行くが、そこに左ヒジはギブソン。金網に詰め首相撲ヒジ、さらに跳びヒザを突く。   2R、鋭い右を突くウィルソン。しかし金距離でヒジを入れるギブソン。右ジャブ、左ミドルと蹴りで終わるギブソン。ウィルソンの広げた右手がアイポークに。ドクターチェックで中断。再開。左の蹴りを上下に打ち分けるギブソン。下段蹴りにバランスを崩すウィルソン。立ち上がりを待つギブソンはスタンド勝負。ウィルソンも右を突くが、その打ち終わりにワンツーのギブソンは近づけば首相撲。さらにダブルアンダーフックで押し込む。体を入れ替え、アッパーを入れるウィルソンだが、スタンドバックからテイクダウンはギブソン。ウィルソンのスイッチ狙いを外し、バックを奪うと右足をかけたところでゴング。  グラウンドに危うさを見せたギブソンだが、決定機は作らせず、スタンドで圧倒し、判定3-0(29-28, 30-27×2)で勝利。MMA4勝無敗とした。 [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R〇カール・アルブレックソン(スウェーデン)205.75ポンド/93.32kg[判定3-0] ※30-27×3×ヴィクトル・ネムコフ(ロシア)206ポンド/93.44kg  メインと同じライトヘビー級には、RIZINでワジム・ネムコフにスプリット判定で勝利しているカール・アルブレックソン(スウェーデン)が参戦。ワジムの実兄で元PFLのヴィクトル・ネムコフ(ロシア)と対戦する。  2017年12月のRIZINで現UFCのイリー・プロハースカ(※5月2日にドミニク・レイエスと対戦)に敗れたアルブレックソンだが、uperior Challenge、RIZINで3連勝。2019年10月のBellator初参戦でいきなりフィル・デイヴィスと対戦し、3R TKO負けを喫したが、2020年11月の前戦では、Superior Challengeで元UFCのアミウカウ・アウベスに2R TKO勝ちで再起を果たしている。  対するヴィクトル・ネムコフは2011年のコンバットサンボ世界王者。34歳でMMA30勝7敗1分。M-1チャレンジで連勝後、ロシアRCCで現UFCのクリッドソン・アブレウには一本負けしたものの、以降4戦負け無し。PFLで2連勝し、2019年10月の前戦ではヴォルク・アターエフとドロー。今回がBellatorデビュー戦となる。27歳のアルブレックソンはネムコフ兄弟からの白星で、GP開催中のライトヘビー級戦線で存在感を示すか。ネムコフのセコンドにはヒョードル。  1R、先に詰めるアルブレックソンが金網際で頭を下げると、ネムコフ兄がアームインギロチンチョークへ。さらに引き込んで絞るが、頭を抜いたアルブレックソンがインサイドガードからパウンドを狙う。  2R、右ミドルを当て圧力をかけダブルレッグテイクダウンはアルブレックソン。今度は早めに頭を抜き、片足をまたぐアルブレックソンは左で差して右は枕で抑え込み、鉄槌を入れる。パウンドを受けながら右で差して立ち上がるネムコフ。右ジャブを当てるネムコフ。さらに右フックも見せるが軸が乱れる。アルブレックソンは右ボディを返す。  3Rも早々にダブルレッグテイクダウンはアルブレックソン。右で差して左で枕に抱き、片足をパス。背中を着かされたネムコフはヒジ、パウンドを受ける。ハーフのまま固めてパウンドを打つアルブレックソン。ネムコフのブリッジに合わせてアルブレックソンがマウントを奪いゴング。  判定は3-0でアルブレックソンがBellator初勝利。MMA11勝3敗とした。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇マッズ・バーネル(デンマーク)146ポンド/66.22kg[2R 4分08秒 リアネイキドチョーク]×ソウル・ロジャース(英国)145.75ポンド/66.11kg  フェザー級では、日本の「Real 2」に出場した寝技師ソウル・ロジャース(英国)も参戦。10位のロジャースは、「TUF22」欧州チームでライアン・ホール、マルチン・ゾセックに勝利するなど4連勝もビザ問題で離脱しており、その後、ACBを経てBellatorに参戦し、2勝1敗。2020年10月にはアルビ・メジドフをリアネイキドチョークで極めている。  1R、早々にダブルレッグテイクダウンはロジャース。しかしハーフガードからリバーサルしたバーネルが上に。  パスガードからバックを狙うが、ロジャースもスクランブルで上を取ると下のバーネルは立ち上がる。なおもアタックするロジャースに立ち上がりはバーネル。  右カーフキックを当てると、ロジャースのダブルレッグテイクダウン狙いを切ってジャパニーズネクタイへ。首を抜くロジャースにパウンド。   2R、スタンドの展開から引き込んだロジャースをパスするバーネル。亀になるロジャースのバックを奪い、パウンドからパームトゥパームでリアネイキドチョークを極めた! [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ジェイ・ジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)※7位 146.75ポンド/66.56kg[2R 0分53秒 TKO] ※パウンド×ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)※4位 144.75ポンド/65.65kg※ウィルソンが体重超過  2020年11月にフェザー級王者のパトリシオ・フレイレに挑戦したペドロ・カルバーリョが出場。“マオリ・キッド”ジェイジェイ・ウィルソンと対戦する。  フェザー級7位のウィルソンはBellator6連勝中(MMA7勝無敗)。2020年11月の前戦ではMMA4連勝中だったセルジオ・デ・バリを右オーバーハンドでわずか20秒でパウンドアウトしており、4位のカルバーリョに勝利すれば、一気にランクアップが望めるカードだったが、146.75ポンド(66.56kg)で体重超過となっており、キャッチウェイトでの試合となる。  1Rに金網際でバックマウントまで奪ったウィルソン。上を取り返すカルバーリョに腕十字・三角絞め狙い。腕を抜きパウンドするカルバーリョ。  2R、バックフィストを打つウィルソン。左右で金網まで詰めるとカルバーリョのテイクダウン狙いを切りマウントへ。体重超過のウィルソンがパウンドアウトした。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 2021年7月号
2021年5月21日発売
「RIZIN」6.13東京ドーム& 6.27大阪を大特集! バンタム級GP全選手インタビュー、朝倉未来vs.クレベル、斎藤裕、堀口恭司、武尊、GSP、那須川天心も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント

関連する記事