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2021年6月27日(日)に丸善インテックアリーナ大阪で開催される「Yogibo presents RIZIN.29」にて、川名“TENCHO”雄生(北海しゃぶしゃぶ湘南藤沢店)と71kg契約で対戦する矢地祐介(フリー)が17日、リバーサルジム東京スタンドアウトで公開練習&囲み取材を行った。
2019年7月の朝倉未来戦の判定負け後、同年年末の「BELLATOR JAPAN」での逆転勝利で再起を果たしたかに見えた矢地だが、それからホベルト・サトシ・ソウザ、大原樹理を相手に連敗。KRAZY BEEを離れ、2021年のはじめから自身を取り巻く環境を刷新した。
ロータス世田谷代表の八隅孝平をヘッドコーチに迎え、打撃トレーナーにもついてもらい、自身の動きや技術を「第三者の目線」から見てもらうようになった、という。
「今まではノリと勢いで戦ってきた。自分は体格にも恵まれてフィジカルもある、そこに甘えていた部分がすごくあった。練習をしっかり見てもらうことによって、自分自身がっかりしたというか、驚いたというか、“自分ってこんなに何も出来なかったんだ?”と思い知らされた」と苦笑する。
しかし、新体制に変えて、「技術の量が増えて、武器がどんどん増えていくようなイメージ。手応えしかなくて、ほんとすべてにおいて、別人だと思います」と、自信を語った。
対戦相手の川名については、「『ザ・修斗チャンピオン』という感じ。何が強い、という突出したものは正直、無いと思うけど、全体的な技術やレベルが高いのと、何より気持ちが強い。前にどんどん出てくる好戦的な戦い方、その2つが彼の強みだと思う」と評価。それでも「相手のやりたいことははっきりしていると思うので、コーチたちが組んだ対策を練って臨みます」と、具体的な戦略を持って試合に迎えると語った。
東京ドームでは、かつて対戦し敗れた朝倉未来、クレベル・コイケ、サトシ・サソウザの3人の試合が印象に残ったという。
「自分がそこにいないということが悔しかった。いい刺激になり、モチベーションを一段階高く、練習に取り組めましたね」と語る。
YouTubeでの活動は継続し、「現役のキックボクサーや総合格闘家とのコラボは、いろんな技術や意見交換が出来るし、YouTubeに乗せてない部分とかでもたくさん教わったり、ほんとうに使える動きとかを裏で教えてもらっているので、すごくタメになっている」という矢地は、今度こそ「ブランニューヤッチ君」を披露することができるか。矢地祐介との一問一答の全文は以下の通りだ。