5月11日(土)千葉・舞浜アンフィシアター『巌流島 世界武術王決定戦 2019 in MAIHAMA―序幕―』の追加対戦カードが発表された。
極真空手・城南支部(故・廣重毅師範)の主力選手として、1996年第13回全日本ウェイト制空手道選手権重量級優勝、1997年全世界ウェイト制軽重量級優勝、1999年第7回全世界選手権ベスト16など活躍した高久昌義館長が主宰する、錬空武館・高久道場から靖仁(=やすひと)が初参戦。日本拳法の左禅丸と対戦する。
高久館長は現役引退後、古流空手、棒術、太極拳を代表する内家拳等、武術修行に力を入れて極真空手と融合させた独自の空手を追及。その弟子である靖仁はK-1アマチュア大会に出場し、Aクラス70kg級で優勝。プロデビュー後はKrushとK-1で2勝(1KO)2分の戦績を残している。対する左は日本拳法の“波動拳”の使い手で、2018年1月大会に初参戦したが軍隊格闘武術「システマ」にパウンドで一本負けを喫した。
高久館長と同世代で活躍した同門の数見肇館長(現・日本空手道数見道場)からは、すでに巌流島に選手が送り込まれており、2018年1月大会で勝利を収めている。靖仁はそれに続くことができるか。
西浦(左)の相手は柔術ベースのMMAファイター鈴木(右)に変更となった また、すでに発表されていた西浦ウィッキー聡生(修斗)vs原翔大(実戦空手)は、原の体調不良でドクターストップがかかり、代わって関根シュレック秀樹が推薦する柔術家の鈴木琢仁(ボンサイ柔術)が西浦と75kg契約で対戦することになった。
鈴木はMMAのプロ戦績6勝3敗で、パンクラスの2016年ネオブラッドトーナメントで優勝経験がある。MMAでは寝技を得意とするが、シュートボクシングの試合に出場して初回38秒でKO勝ちしたこともあり、自身のTwitterでは「急ですが1週間後、11日(土)巌流島で試合します。対戦相手の西浦ウィッキー聡生選手は強敵ですが、これは、またとないチャンス! 面白いイベントだと思いますので、挑戦させて頂きます」と意気込みを綴っている。
なお、これで今大会の全8試合が決定した。
<追加決定カード>
▼無差別級左禅丸(日本拳法)vs靖仁(高久空手)
<変更カード>
▼75kg契約西浦ウィッキー聡生(修斗)vs鈴木琢仁(ボンサイ柔術)<関連リンク>チェ・ホンマンが初参戦、韓国相撲横綱の実力発揮なるか8カ月ぶり開催大会にリアル・ボディガードが初参戦、シビサイvs鈴川真一、西浦ウィッキー聡生vs原翔大暴走力士・星風の相手はなんと歌舞伎町ホストに決定