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【K-1】初KO負けのショックから立ち直ったSATORU成合、ディフェンス強化で「これから上に行けるって成長を見せたい」

2021/06/15 21:06
【K-1】初KO負けのショックから立ち直ったSATORU成合、ディフェンス強化で「これから上に行けるって成長を見せたい」

ディフェンスの重要性を思い知ったという成合だが、ディフェンスを強化しつつ狙うはKO勝ち

 2021年7月17日(土)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで山本直樹(優弥道場)と対戦するSATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)が、6月15日(火)都内所属ジムで公開練習を行った。


 パンチのみのミット打ちでパワフルなパンチをミットに叩き込んだ成合は、「練習はいつも通りやって。汗が自然と出てきているので問題なくこれから追い込みに入れば大丈夫かなと思います」としたが、夏は得意かと聞かれると「いやあ、得意じゃないですね。けっこう前から寝る時に冷房をつけています(笑)」と暑さは苦手だと笑う。

 対戦する山本については「山本選手は兄弟そろって上手くて男前で全て見た目で持っていかれているので、試合のド派手な勝ち方で僕が持っていかないとなって感じですね」と試合内容と勝ちだけは譲らないとし、「最近、山本選手も打ち合っている印象がある中でテクニックも凄いので、そこをどう防いで自分の倒す試合、福岡の会場を盛り上げられる試合ができるかっていうのが課題です」とする。


 福岡県北九州市出身であり「福岡大会には2年連続で出させてもらって光栄だし、福岡大会は盛り上げて勝たないと次がないだろうなって思うので、ここは山本選手という強豪相手ですけれど勝たないとこの先、上に行けないので何が何でも盛り上げて勝つって感じですね」と気合いは十分。「地元にも全然帰れていなくて、試合を見に来てくれる時にしか会えないのに応援に来てくれる人もいるので、そこでしっかり自分のカッコいいところを見せないと応援に来てくれる人に申し訳ないので恥はかけないですね」と気を引き締める。

 そんな成合だが、5月18日に行われた記者会見では「正直、ちょっと自分の強さっていうのが弱くなってるのかなという不安もある」と、自信を喪失したセリフが目立っていた。


 しかし「前回の試合(3月の西元也史戦)で初めてKOで負けて。自信はちょっとなくなっていたんですけれど、しっかり休んで、修正できるところを修正すれば自分の実力はまだまだこんなもんじゃないので、そこを修正していけばもっと上に行けると思います」と、現在は「自信を取り戻して、練習でしっかり取り返して、そして山本選手に勝ってもっと自信をつける計画です」と前向きになっている。

「前回の試合が終わってすぐ練習を再開して、今までだったらしっかり休んでから練習していたんですけれど、KO負けしたのが悔しくてすぐに練習を再開してダメージがあるままでスパーに入っていたので。それで動きが悪かったのもあって、前回の記者会見が終わった後に少し休んだら回復できたので、もうあとは追い込みにしっかり取り組めるかなって感じですね」


 初のKO勝ちはそれほどショックだったという。「ショックでしたね…小さい時から4つ上の兄ちゃんに毎日ボコボコにされていたので打たれ強さの自信だけはあったんですけれど、やっぱりこの先、上に行くにはディフェンスもしないといけないって勉強にもなりました。打たれ強さなんて自信にはならないので、ディフェンスの上手さの方が重要だなって再確認させてもらいました」とディフェンスの大事さに気づかされ「攻撃、攻撃ばかりになっていたのでディフェンスの強化もちょっと取り入れています」という。

「理想として、盛り上がるという面では攻撃の方が重点的だと思いますが、理想はオフェンス6割、ディフェンス4割ですかね。盛り上げるには7~8割オフェンスなんですけれど、上に行くには6:4くらいかなと思います」と、試合中の場面に応じて6:4と7:3を切り替えていきたいとする。


「今まで全然ディフェンス力のなさが際立っていたので、相手をしっかり見ながらという戦い方もできるんだぞっていう成長、これから上に行けるって成長を見せたいと思います。前回とまた違うしっかり成長したところを見せたいと思います」と、自分の可能性を見せられる試合にしたいとし、そのうえで「去年の福岡大会ではKOできなませんでしたが、今年こそしっかりKOで勝てるように仕上げます」と、KO勝ちを目指す。

 2月の『Krush.122』では璃明武、3月の『K’FESTA.4』では、瓦田脩二と軍司泰斗と寧仁太・アリで4連勝を飾り、K-1ジム総本部の大躍進が目についた。そのことを聞かれると成合は「もうシンプルに流石だなと思って。自分が前回こんな結果になってしまったので羨ましい限りというか。みんなについていかないといけないなって感じですね。しっかりみんなと一緒に成長していけるように僕も成長して勝ちます」と、刺激を受けたと語った。

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