2021年7月17日(土)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、朝久泰央(朝久道場)の挑戦を受けK-1 WORLD GPライト級王座の初防衛戦を行う王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2018年4月に佐々木大蔵を下して第5代王座に就き、同年9月には大沢文也の挑戦を退けて初防衛に成功。2020年1月に横山巧、6月には篠原悠人の挑戦を退け3度の防衛に成功した。そして12月のK-1で林健太を破り、第4代K-1 WORLD GPライト級王座に就いている。3月大会では南雲大輝に2RでKO勝ち。戦績は109勝(23KO)29敗3分。
朝久は非常に戦いにくい相手の一人
――7.17K-1福岡大会で初防衛戦が決まりました。今どんな心境ですか?
「初防衛戦というより、またK-1の舞台で戦うことができて嬉しい。今はその気持ちが強いよ。K-1での防衛戦は初めてだが、しっかり自分の義務を果たしていきたいと思うし、是非チャンピオンの座を防衛したい」
――ゴンナパー選手にとってK-1王者であることはどんな意味がありますか?
「すごく大きな意味がある。K-1チャンピオンになることは自分がムエタイをやっていた頃からの夢でもあるし、同じジムで先輩のゲーオがチャンピオンになったことで自分もベルトが欲しいっていう気持ちがより強くなっていた。実際に自分がK-1のベルトを手にすることができ、本当にうれしく思っているよ」
――夢を実現できる人というのは少数だと思いますが、実際に夢を叶えてどんな気持ちですか?
「何と言ったらいいか分からないが……ベルトのおかげで自分の名前を多くの人に知ってもらうこともできた。一つの目標を成し遂げることができて、それを誇りに思っている」
――前回の南雲大輝戦は見事なKO勝ちでしたが、振り返っていかがですか?
「あの試合に関しては最終的に自分のスタイルを貫けた試合だったと思う。常々KOできるチャンスがあればKOしたいということは言い続けているが、まさにあの試合はそれができた試合だったと思う」
――今回の相手の朝久選手はムエタイともキックボクシングとも違う空手の使い手です。どんな印象ですか?
「彼は空手家で、自分とは違うスタイルで戦ってきた選手だ。非常に戦いにくい相手の一人だと思っている。ただ、その相手とどう戦うかというのは7月までの宿題として、自分もきちんと取り組んでいかなければいけないと思う。決して油断はできないので、これから彼の映像を見て、細かいところまできっちり研究して臨みたい」
――どんな相手でも自分のスタイルに持っていってしまうところがゴンナパー選手の強さだと思います。そこには自信を持っていますか?
「自分のスタイル=ムエタイで戦うことは常に目標にしている。ただ、あくまでもそれはリングに上がってみないと分からない部分が大きいし、前回もそうだったように、実際にリングに上がってから“この相手とはどういう戦い方をしたらいいか”を戦いながら調整していく部分も大きい。あとはリング下で見てくれているセコンドが試合中どう戦っていけばいいかをアドバイスしてくれるので、それに従っていくだけだよ」
――K-1のベルトはリングを降りる日まで持ち続けますか?
「もちろん。できるだけ長くチャンピオンの座を維持していきたいし、リングを降りる日までK-1のベルトを守り続けたい。今回は初防衛戦ということになるけれど、 日本のみなさん、日本にいるタイの方たち、タイにいるファンのみなさん、あと世界中のファンのみなさん、ぜひ自分への応援と励ましをお願いしたいです。自分もチャンピオンの座を防衛できるよう全力で頑張るよ」