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【修斗】6月20日大阪大会が7月4日(日)に延期、「CKC2021ワンデイトーナメント」1回戦で無敗対決、有井渚海vs.大森隆之介が決定!

2021/06/04 16:06
【修斗】6月20日大阪大会が7月4日(日)に延期、「CKC2021ワンデイトーナメント」1回戦で無敗対決、有井渚海vs.大森隆之介が決定!

(C)サステイン

 2021年6月20日に予定されていたプロ修斗・メルパルクホール大阪大会が「緊急事態宣言」の再延長により、7月4日(日)に延期が発表された。既報の対戦カードに変更はない。日程変更に伴うチケットの払い戻し等の詳細は後日、公式ホームページにて告知される。#shooto0704

 また、「CKC2021 -54kgワンデイトーナメント─新世代王者決定戦─」出場全選手立ち合いのもと、組み合わせが抽選会が行われ、トーナメントの1回戦が決定した。

 抽選は全日本新空手道連盟久保坂左近代表と今大会の主催者であるサステイン坂本一弘代表が、順番に名前の書かれたボールを引き、名前を呼ばれた選手がA~Hまで書かれた札を選び、札の裏に書かれた番号でトーナメントの組み合わせを決定する方法が採用された(※抽選会の模様は後日配信予定)。

 まず1番最初にクジを引かれたのは優勝候補筆頭の有井渚海(及川道場)。まだ誰もいない白紙のトーナメント表にその名前が刻まれる。次々と組み合わせが決まる1回戦の対戦カード。

 そんな中、最後まで空いていた有井の隣には最後まで名前が呼ばれずに残っていた大森隆之介(EX ARES)が。誰もが望んだ有井との初戦を“無敗のファンタジスタ”大森が見事にゲット。決定の瞬間、大森は声を上げて、「俺と有井がぶつからないとこのトーナメントは盛り上がらない!」と歓喜。

 一方、抽選会中は終始無表情だった有井も、相手が大森に決定した瞬間だけ静かにニヤリと微笑んでみせた。

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第2試合 3分3R
有井渚海(及川道場)
大森隆之介(EX ARES)

 有井は、キック界新世代筆頭。キックボクサーとして活躍するかたわら『ABEMA』の恋愛リアリティショー「恋する週末ホームスティ」に出演し、ティーンから絶大なる支持を受けている。未だ無敗の快進撃を続け、優勝候補の筆頭である事は間違いない。

 カード決定に有井は「1回戦から決勝のつもりで全力でやってやろうと思いました。大森選手は勢いがある選手。決勝の相手では誰でもいいです。誰がきてもやることは同じなので、自分が1番だという事を証明します。このトーナメントに全て賭けて戦います」と意気込む。

 対する大森は、RISE推薦の大阪出身の21歳。175cmの長身から繰り出されるパンチとバックスピンキック、カーフキックと多彩な技を持ち、時にはサウスポーにも変化する。KO率は75%を誇り、わずか4戦ながら既に試合巧者振りを発揮して未だ無敗。今回のトーナメント中、有井と並ぶ無敗の新星だ。本命は有井だが、大森はまさにダークホース。注目の選手がトーナメントにエントリーしてきた。

 有井戦の決定に大森は、「純粋に燃えました。僕ら2人がやらないと何も盛り上がらないと思っていたのですごく嬉しい。最高のものを作りたい。有井は攻守、バランスの取れた選手。ただそれだけ、怖さはないです。決勝では寺山選手と戦いたい。僕は今の自分の位置を証明するためにも、強い選手とやりたい。やるしかないと思っています。ここは通過点。優勝。それは最低条件です。ここを勝って次の段階に進みます」と、自信を見せている。

 無敗の両者が無傷で1回戦を戦うこととなった。初めての敗北を味わうのは有井か? それとも大森か? 勝ち上がれるのは一人だけだ。

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第1試合3分3R
木下悦志(KICK LAB)
匠朗(KSS健生館)

 有井vs.大森と同じブロックでは、ABEMA『格闘DREAMERS』にエントリーしていた木下悦志(KICK LAB)と匠朗(KSS健生館)の関西勢同士の一戦が決定。

 木下は2019年に行われた新空手「全日本グランプリ関西地区予選」の決勝で有井と対戦し敗退。アマチュア時代に計2度の敗北を喫している。格闘DREAMERSにも参加し、第一次オーディションを通過するも二次オーディションで篩にかけられている。

 トーナメントの組み合わせ決定で木下は、「メンバーは決まっていたので特に何も変わりません。対戦相手の匠朗選手はアマチュア時代から知っていて技術がある選手だと思います。今回のトーナメントで決勝を見据えての戦い方をしても、決勝まで上がれないと思うので、決勝の相手はあまり気にしていません。全員強い選手なので、目の前の試合を1試合1試合ワンマッチと思って戦い、優勝を狙いに行きます!」と意気込み。

 対する匠朗は、2020年7月のプロ修斗大阪大会で内藤と対戦し、匠朗がKO負けを喫している。木下に勝利し、内藤にも借りを返すことができるか。

「結構ドキドキしてましたが、トーナメント組み合わせが決まって更に気合いが入りました。木下選手はアマチュアの時から知っていますが、アグレッシブで勢いのある選手だと思います。リベンジしたい内藤啓斗選手と決勝で戦いたいので、一回戦から気を抜かずに自分を信じて戦います」とコメントしている。

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第4試合 3分3R
寺山遼冴(TEAM TEPPEN)
内藤啓人(BELL WOOD FIGHT TEAM)

 最年少・17歳の寺山は、有井vs大森とは反対の山になり、一回戦で内藤啓人と対戦する。

“神童”那須川天心率いるTEAM TEPPENが送り込む寺山は、RISE女子部門を引っ張る“女帝”寺山日葵を姉に持ち、那須川天心、白鳥大珠など日本を代表するトップファイターと最高の環境でキックに打ち込んでいる。

 5.2 3RISE後楽園ホール大会ではキャリアで大きく上回る京谷祐希と対戦し、互角以上の試合を展開し引き分けたばかり。短い期間でのエントリーとなるが、参加理由はやはり“打倒”有井渚海。そして無敗の有井が唯一引き分けたのがこの寺山遼牙だ。1回戦を勝ち上がり、有井の前に立ち塞がることができるか。

 内藤との対戦に向け寺山は、「気持ちが強い選手なので、その気持ちに負けずに勝ちます。(決勝の相手は?)有井選手がいいです。最年少ですが、圧倒的に優勝します!」とコメント。

 対する内藤も、2020年12月のプロ修斗大阪大会で有井と激突。一進一退の攻防で会場を盛り上げるも有井が判定勝利している。寺山を下して有井にリベンジを果たすことが出来るか。

 寺山との対戦に向け、内藤啓人は「寺山選手は上手くて速い選手。1回戦でいきなりかっていう気持ちです。決勝で有井選手と対戦したいので、キツい一日になると思いますが、その分得るものも大きいので、しっかり掴み取りたいと思います。応援よろしくお願いします!」と意気込みを語っている。

 BELL WOODD所属の内藤は、2020年の大阪大会でケージの試合は経験済み。また、同じジムの鈴木博昭も現在ONE Championshipで活躍中で、シュートボクシング時代には数々のワンデイトーナメントを制している。ケージ&トーナメントの双方を経験している鈴木がセコンドにつくのは、内藤の強味となるだろう。

 決勝で有井越えを誓う両者だが、果たして対戦は叶うか? こちらの山には田渕神太(拳聖塾) vs.鷹介(魁塾)の一戦もあり、見所いっぱいのブロックとなった。

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第3試合 3分3R ※第1部にて実施
田渕神太(拳聖塾)
鷹介(魁塾)

 また、地元・大阪から22歳ながら既に30戦のキャリアを持つ田淵神太が、DEEP KICK推薦の魁塾所属の21歳・鷹介と対戦する。

 田渕は「鷹介選手は一緒に練習した事もある選手だったので、正直楽しみな気持ちの方が強かったです。パンチが凄く強くて、KOもたくさんしてる選手なので、警戒はすると思います。ですが、撃ち負ける気はないので、しっかりと撃ち合って会場盛り上げたいと思います!」と1回戦を語り、決勝では「決勝まで上がってくる選手に弱い選手はいないので、誰が来ても倒すつもりで戦います。名前を挙げるとしたら、空手出身の大森選手が凄く気になってるので、上がってきて欲しいと思っています」と大森との対戦を希望。

 さらに「誰が相手でも倒すつもりで練習してるので、1日に3試合は未知の世界ですが、誰と当たっても全員に勝ちます。1度も負けなかった選手になって優勝を獲ります」と決意を示した。

 対する鷹介も18戦のキャリアを持ち、勝つときは1R KOが多い。より早く倒した方が有利なワンデートーナメントにはピッタリのファイトスタイルと言えるだろう。負けている試合も倒されずに判定まで持ち込むタフなファイターだ。

 鷹介は「田渕選手は一緒に練習もした事あるので、敢えて当たりたいと思ってなかったので少しびっくりしました。空手ベースで足腰がしっかりしてるので、打ち合いにはもってこいの相手です」と印象を語り、決勝について「誰が来てもおかしくないと思うので、あまり考えていません。一試合一試合全力を注ぎ込んで盛り上がる試合をして優勝します!」と語っている。

 5.16「RISE on ABEMA」では、その鷹介と大森隆之介が対戦し、大森が判定で勝利を収めている。場所を大阪に変えて再戦の機会はあるか。

 リベンジに燃える者、打倒・有井で一気に名前を売ろうとする者……今回のトーナメントにエントリーしている全員が意識する選手として有井渚海の名前を挙げており、有井本人も「敵は自分自身」と語っている。本命は、ライバル達の更に上をいくモチベーションでトーナメントに臨めるか。

 これで1回戦の4試合が全て決まり、あとは戦いを待つのみ。何が起こるか分からないのが「ワンデイトーナメント」。優勝賞金100万円とチャンピオンベルトを手にするのは果たして誰になるのか? 1回戦から注目カード続出の「CKC2021-54kgトーナメント」を見逃すな。

プロフェッショナル修斗公式戦 2021 Vol.4 in OSAKA Supported by ONE Championship 第2部 

2021年7月4日(日)メルパルクホールOSAKA
[開場]16:00[開始]16:30

▼世界フライ級チャンピオンシップ 5分5R
福田龍彌(王者・初防衛戦/MIBURO)
平良達郎(挑戦者・同級1位/Theパラエストラ沖縄)

▼72kg契約 5分3R
キャプテン☆アフリカ(同級環太平洋王者/総合格闘技道場コブラ会)
マックス・ザ・ボディ(BRAVE)

▼フェザー級 5分3R
山本ケントデリカット(同級世界9位/総合格闘技道場コブラ会)
高橋孝徳(同級環太平洋9位/リバーサルジム 新宿Me,we)

▼ストロー級 5分3R
マッチョ・ザ・バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)
旭那 拳(Theパラエストラ沖縄)

▼バンタム級 5分2R
ダイキライトイヤー(修斗ジム神戸)
前川大輔(総合格闘技道場コブラ会)

▼バンタム級 5分2R
青柳洸志(修斗ジム神戸)
キシシ(MIBURO)

▼フェザー級 5分2R
ムテカツ(ゴンズジム)
神武羅☆ヒカル(NEW GROUND)※デビュー戦

▼バンタム級 5分2R
エダ塾長こうすけ(MIBURO)
左海清之(リライアブル)※デビュー戦

▼CKC2021-54kgトーナメント決勝 3分3R
準決勝 第1試合の勝者 vs.
準決勝 第2試合の勝者

▼CKC2021-54kgトーナメント準決勝 第2試合3分3R
1回戦 第3試合の勝者 vs.
1回戦 第4試合の勝者

▼CKC2021-54kgトーナメント準決勝 第1試合3分3R
1回戦第1試合の勝者 vs.
1回戦第2試合の勝者

プロフェッショナル修斗公式戦 2021 Vol.4 in OSAKA Supported by ONE Championship 第1部

2021年7月4日(日)メルパルクホールOSAKA
[開場]12:30[開始]13:00

全日本新空手道連盟
CKC2021 -54kgトーナメント─新世代王者決定戦─
(CAGE KICK CHAMPIONSHP2021 -54kgトーナメント)

※24歳以下の選手対象の8名による1DAYトーナメント
※一回戦4試合を第1部
※準決勝、決勝を第2部で実施

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第4試合 3分3R
寺山遼冴(TEAM TEPPEN)
内藤啓人(BELL WOOD FIGHT TEAM)

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第3試合 3分3R
田渕神太(拳聖塾)
鷹介(魁塾)

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第2試合 3分3R
有井渚海(及川道場)
大森隆之介(EX ARES)

▼CKC2021-54kgトーナメント1回戦 第1試合 3分3R
木下悦志(KICK LAB)
匠朗(KSS健生館)

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