那須川への挑戦者は、青木真也の代打で出場したアウトサイダー王者・大井(左)とアマチュアボクシングでインターハイ出場経験のある藤崎(右)に決まった
5月1日(火)都内会場にてAbemaTVの番組『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』で、那須川に挑戦する相手を決めるトーナメントが行われた。トーナメントは「ボクシング経験者」「異種格闘技」の2部門で行われ、勝ち上がった2名が那須川への挑戦権を得る。3500名の応募者の中から、それぞれのトーナメントに4名ずつが選ばれた。
試合はAbemaボクシングルール2分3R、KOで決着がつかない場合は3人のジャッジによる判定で勝敗が決まる。ジャッジは元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志、元WBC世界ライトフライ級王者・木村悠、元日本ライト&スーパーライト級1位・諸岡正明。
元アマチュアボクサーの藤崎(左)が元プロボクサーの村井にテクニックで判定勝ち
「ボクシング経験者トーナメント」では、プロ44戦のキャリアを持ち日本タイトルマッチの経験もある村井勇希(40)と、2006・2007年インターハイ出場経験がある藤崎美樹(29)の決勝戦となり、ジャブを突いて相手が出てくるところにカウンターを合わせることに徹した藤崎が優勝。
アウトサイダーで試合経験のある大井(右)がフィジカルの強さを発揮してGACKTの付き人・田中をTKO
「異種格闘技トーナメント」は、注目された総合格闘家のONE世界ライト級王者・青木真也が直前で出場を取り消し。青木の指名を受けて代打での出場となった放送作家の大井洋一(41)と、GACKTの付き人をしている田中涼(31)が決勝を争い、THE OUTSIDER(前田日明がプロデュースする不良総合格闘技大会)55-60kg級王者である大井がMMAで培ったフィジカルの強さと試合経験を見せつけ、3RでTKO勝ちして優勝した。
トーナメントにエントリーした青木真也(左)は結局試合をせず、大井のセコンドに就いた
那須川との対戦権利と1000万円獲得に一歩近づいた2人は、「(那須川は)格闘家としても芸能人としても大ファンで尊敬できる選手なので、そういう選手と拳を交わすことができるのは格闘技をやってきてよかったなと思います」(藤崎)、「1回戦の1Rで肉離れしたのでまずは治します。那須川選手をビックリさせようと思うので、頑張って練習してきます」(大井)と、それぞれコメント。
トーナメントを解説席から見ていた那須川は「自分も精一杯戦います。「次の試合が決まっているので怪我無く終わらせたいと思います。今日はいろいろな人がいて面白かったですね。次に戦う選手も面白い選手なのでしっかり勝ちたいと思います」と、挑戦者を撃退すると語った。
なお、那須川とトーナメントで優勝した2人の試合は5月18日(土)に行われる。
<関連リンク>
内山高志が那須川天心まさかの苦戦を予想「天心選手もラクじゃない」
『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』に青木真也が参戦「那須川天心を底なし沼に引きずり込みたい」