2021年6月13日(日)に東京ドームで開催される「Yogibo presents RIZIN.28」の追加カードが1日、都内にて発表された。
2020年11月に朝倉未来を下し、RIZINフェザー級のベルトを巻いた斎藤裕(パラエストラ小岩)が、アゼルバイジャンからの刺客ヴガール・ケラモフと対戦する。
▼66.0kg契約 5分3R ※ヒジあり斎藤 裕(パラエストラ小岩)ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
2021年3月31日に修斗世界フェザー級王座を返上し、約7カ月ぶりの復帰戦に臨む斎藤は、ケラモフとの試合に向け、「今この大変な状況でケラモフ選手との対戦が発表されたことを安心しているというか。試合に向けてたくさん練習をしてきているので、大変な中、日本へ来てくれたケラモフ選手に対して僕は敬意を表してベストコンディションで臨みたいと思います。とにかく激しい試合、印象に残る試合をして盛り上げたいと思います」と意気込みを語った。
また、すでに来日しているが隔離期間中のケラモフはビデオレターで「また日本で試合ができて嬉しいです。今回はタイトルマッチではないけれど、チャンピオンに勝って自分が真のチャンピオンにふさわしいことを証明します」とのコメントを発表している。
実力者カイル・アグォンに競り勝ったケラモフについて、「パワーがある印象です」と語る斎藤は復帰戦に向け、「前回の11月の試合で骨折して、年明けくらいから練習を再開しました。去年の8月、11月の試合で足りないところや修正しなくてはいけないところが見えたので、そこを時間をかけて今もやっています。それとフィジカルトレーニングも結構、力を入れてやっているので全体的にパワーはついたかなと思います」と、対ケラモフ用にMMAの精度を高め、パワーで負けないように身体を強化してきたことを明かした。
「今回の試合に関しては、もちろん勝負しに行くんですけど、チャンスがあればどんどん倒しに行って、できればKO決着できたらなと思います」と、フィニッシュも狙うという。
同日には、フェザー級で「朝倉未来vs.クレベル・コイケ」の大一番も行われるが、ケラモフとの試合を越えて、「勝った方と王座を賭けてやろうと思っています」と防衛戦も見据える王者は、果たしてアゼルバイジャンの強豪を打ち砕くことが出来るか。王者の真価が問われるノンタイトル戦だ。