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2021年6月26日(土)、若手選手の登竜門として定期開催されていた新宿FACE大会が、1年半振りに復活する。
過去には堀口恭司、扇久保博正、猿田洋祐、箕輪ひろば等、現在、国内外で活躍する歴代王者達も新宿FACEのリングを経て世界に飛び立った。そんな明日の世界王者を目指す若手から、アラフォーでデビュー戦を迎える選手まで、7カードが発表された。
メインは、2020年9月の猿丸ジュンジ戦以来の登場となる世界ランカー飯野タテオ(和術慧舟會HEARTS)に、3連勝で波に乗る新井丈(キングダム立川コロッセオ)が挑む一戦。
毎試合剥き出しの闘志で相手に立ち向かい、勝っても負けても大激戦となる飯野。猿丸戦の1R TKO負けから、今回が再起戦となる飯野に、現在三連勝中(大竹陽に2R KO勝ち、牧ヶ谷篤、津村有哉に判定勝ち)で世界ランク入り目前となった最軽量級きってのハードパンチャー新井とのマッチアップとなる。前に出続けるファイトスタイルの両者だけに、激しい試合展開が予想される。
セミファイナルでは、もう一人の世界ランカー、10位の“トリックファイター”関口祐冬(修斗ジム東京)が出場。堅実な試合運びが信条の西村大地(BLOWS)と対戦する。
西村は、4.18 沖縄大会での宮城友一戦で2年10カ月ぶりの黒星となる判定負け。今回は連続でランカーとの対戦となる。一方の関口は世界ランカーとして真価の問われる一戦となった。スタイルの全く違う両者が負けられない試合でどう戦うのか? 2020年7月の大阪大会で西村は、現在世界ランキング2位にまで躍進した宇田悠斗をドローに持ち込んでおり、相手の良さを消す西村ワールドに関口がハマる可能性もあるだろう。リングでの試合が吉と出るのは関口か? 西村か?
他には空手をベースに持つ“押忍”木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)と今回からフリーとなった木村孔明(フリー)の一戦が決定。
木下は平澤克明、平澤克明をいずれも1R KOに下すも、2020年5月に西川大和に判定負け。2021年1月に大瀬良康平を1R TKOに下し、復活を遂げている。対する木村は、大尊伸光、宍戸航太に一本負け後、2018年4月の前戦「X-1 World Events 49」でマイケル・ブライトマンにスプリット判定負けで3連敗中だ。
そして今大会では4選手がプロデビュー戦を迎える。
注目は2017年7月にジュニア修斗公式戦として後楽園ホールで試合を行った青井心二(心技館)がアマチュア修斗「EXトーナメント」を制しプロ昇格。キッズ修斗からMMAのキャリアをスタート、2017年当時は中学生だった青井少年がいよいよプロの戦場へと足を踏み入れる。
さらに、2007年全日本アマチュア修斗選手権ライト級優勝、39歳の鍋久保雄太(修斗ジム東京)が14年越しのプロデビュー戦に挑む。
相手は“40歳のルーキー”寺嶋直人(SUBMIT MMA)。2021年1月のプロデビュー戦では40歳とは思えない激しい試合で佐々木駿友に2R KO負けも「負けてカッコイイって最高」と話題になった。アラフォーでも戦う理由が修斗にはある。人生経験豊富な両者による試合も注目だ。
他にも、2018年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝、RISEで2勝1敗(1KO)の戦績を残し、2020年のアマチュア修斗関東選手権フェザー級を制してプロ昇格を果たした齋藤奨司(FIGHT FARM)がプロ修斗初参戦。「格闘DREAMERS」最終審査試合では田嶋椋(OOTA DOJO)に一本負けした齋藤は、プロ修斗で雪辱を腫らすことが出来るか。
齋藤と対戦する片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)は、山口県周南市出身。後藤丈治いわく“鉄砲玉のノブ”は柔道二段でアマチュア修斗3戦3敗、アマチュアPANCRASE 2019マーシャルワールド杯バンタム級準優勝者。「(齋藤の)バックボーンボクシング&キックより、“バックボーン下積み”の方が強いということをお見せします」と意気込む。
また、2021年1月のニューピアホール大会第1部のアマ公式戦で戦った阿部光太(パンクラスイズム横浜)と萩生田真(トライデントジム)の、トライアウトでの再戦が決定した。前戦では判定勝利した阿部が連勝するか。それとも萩生田が雪辱なるか。
ティーンエイジャーからアラフォーまで幅広い年代、そしてキャリアを持つメンバーが揃った同大会。明日のチャンピオンはここから生まれる!
プロフェッショナル修斗公式戦
SHOOTO GIG TOKYO Vol.30 Supported by ONE Championship
2021年6月26日(土)新宿FACE
[開場]17:30[開始]18:00
【決定カード】
▼ストロー級 5分3R
飯野タテオ(同級世界3位/和術慧舟會HEARTS)
新井 丈(キングダム立川コロッセオ)
▼フライ級 5分3R
関口祐冬(同級世界10位/修斗ジム東京)
西村大地(BLOWS)
▼フェザー級 5分2R
木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)
木村孔明(フリー)
▼フライ級 5分2R
大竹 陽(HAGANEGYM)
青井心ニ(心技館)※デビュー戦
▼フライ級 5分2R
寺嶋直人(SUBMIT MMA)
鍋久保雄太(修斗ジム東京) ※デビュー戦
▼バンタム級 5分2R
齋藤奨司(FIGHT FARM)※デビュー戦
片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)※デビュー戦
▼トライアウトルール ウェルター級 3分2R
阿部光太(パンクラスイズム横浜)
萩生田真(トライデントジム)