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【RISE】オープンフィンガーグローブ戦に挑む4選手が計量パス、会見は嵐の前の静けさ「スイッチは明日入れる」(山口裕人)

2021/05/15 15:05
【RISE】オープンフィンガーグローブ戦に挑む4選手が計量パス、会見は嵐の前の静けさ「スイッチは明日入れる」(山口裕人)

向かい合った因縁の山口裕人(左)と松本だが、両者とも「明日までとっておく」

 2021年5月16日(日)無観客大会として開催される『Cygames presents RISE on ABEMA』(ABEMAにてライブ配信)の前日計量&記者会見が、15日(土)都内にて13:00より行われた。


 今大会の目玉として話題を呼んでいる、オープンフィンガーグローブ(OFG)着用によるRISEルールマッチ(判定は無し、決着はKOのみ)に出場する4選手は全員が計量をパス。


 その後の会見では、伊藤隆RISE代表より新たに制作されたRISE用OFGのお披露目がされた。「通常のOFGよりも中が大きめで、打撃の選手がバンテージをしっかり巻けるように下の部分がオープンになっています。また親指の部分にもアンコが付いています。そしてナックル部分は厚めになっていて、ムエタイグローブの4オンス相当。拳を守るために採用しました」との説明がされた。


 山口兄弟の弟・山口侑馬(山口道場)と対戦するYA-MAN(TARGET SHIBUYA)は、「明日の試合、下馬評では完全に自分が下に見られていますが、完全に下剋上だと思っている。自分には失うものが何もないので、相手は失うものしかないのでそこは自分の方が有利。悪いけれど明日は踏み台にさせてもらいます」と言い放つ。


 対する侑馬は「まあ、2試合もなくなっていてメインの試合もなくなってしまって、このRISEを助けられるような試合をして、なおかつ勝てたら最高ですね」と大人なコメント。


 山口兄弟の兄・山口裕人(山口道場)と対戦する松本芳道(KICK-DIET吉野町)は「前回やられているので、やっと明日仕返しが出来るって嬉しい想いです。OFGがけっこう分厚いので、素手でやらせて欲しいくらいです。しっかり失神させてやろうと思っている」と挑発すると、裕人は「なんか言うてますけれど、試合は明日なので俺はもうええですわ。みんな楽しみですよね? 俺もめっちゃ楽しみです」と楽しみは明日にとっておくとした。


 全員が初めてとなるOFG戦、勝負のカギは何かと聞かれると次のように答えた。


YA-MAN「OFGでスパーを重ねてきたところ、先に当てた方が勝負のカギになると思う。総合だとダウンがないけれどキックはフラッシュでもダウンになるので。OFGはフラッシュダウンが多いので、先に当てた方が有利」


侑馬「技術とか対策とかあるけれど、最終的にギャンブルできるヤツが勝つんかなと思う。開き直って強くいけるか。行くってことは行かれることもあるから、そこのギャンブルができるかどうかじゃないですか」


松本「このOFGだったらいつものボクシンググローブとあまり変わらない。戦い方も。ガードの間をすり抜けることくらいかな」


裕人「小さいからもらうと効くと思う。もらわんことと先に当てることでしょうね」


 また、終始笑顔でごきげんそうな山口兄弟に現在の心境を聞くと、侑馬は「楽しみっすね。めちゃくちゃ。初めてのことが多いから。無観客も初めて、OFGも楽しみ、判定決着ないのもあるし、自分が試合になった時にOFGにビビッてしまうのか、それとも開き直っていけるのか。自分がどうなるのか。(OFGは)練習で思い切り殴るわけにはいかないので、試合になってみないと分からないところもあるので。ガチで構えて向かい合った時に自分がどうなるんか楽しみです」と、試合の時に自分がどうなっているのか楽しみだとする。


 裕人は「今は計量なので、明日はスイッチ入れてめちゃめちゃ思い切り行く。今はスイッチ入れとってもしんどいから明日入れます」とし、事前の公開練習では松本の顔を見たら(怒りで)震えてしまうと言っていたが、「まだ見てないです。明日見てスイッチ入れます」とニヤリと笑った。


 一方、山口兄弟とは対照的に厳しい表情を崩さなかったYA-MANと松本。YA-MANは「もっとナメてくるのかなと思っていたけれど、意外とナメてないというか。そこはプロなのかなって思いました。でも下に見られている感じはあるので、明日バチバチに打ち合って最後はどっちが倒されるか分かりませんが、倒し倒されの試合をしたいですね」と気合いのコメント。


 松本は「きょうも揉めてやろうかと思ったけれど(前回の会見で両者は乱闘騒ぎを起こした)、喉も渇いたし、明日にとっておこうと思った。今日やりたい気持ちもあるが、明日まで我慢しておきます」と、裕人同様に明日戦闘モードになると話した。

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