2月に新王者となった白幡(左)の対戦相手は、昨年4月にボクシングを引退した元プロボクシング日本ライトフライ級王者・悠斗に
2021年よりスタートした「KNOCK OUT」の新シリーズ『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX』の第2弾、6月12日(土)東京・新宿FACE大会の主要6カードが決定した。
KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者・白幡裕星(橋本道場)が、プロボクシング元日本ライトフライ級王者・悠斗(東京町田金子ジム)を迎え討つ一戦が“スーパーファイト”として決定。当初、この一戦は5・22後楽園大会の決定カードとして発表されていたが、同大会の延期(6月~7月で調整中)により調整の結果、『KNOCK OUT-EX』のメインで行われることとなった。
白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座決定戦に臨み、判定勝ちで見事王座に就いた。2020年2月のREBELSでは老沼との王者対決を行い、延長戦にもつれ込む接戦の末に惜敗。8月大会では老沼に挑戦経験のある濱田巧、12月大会では元REBELS-MUAYTHAIフライ級&スーパーフライ級王者・松崎公則を破り、老沼とのタイトルマッチでの再戦でリベンジを果たした。
悠斗こと高橋悠斗は、元々はキックボクサーで2011年に国士館大学所属として全日本学生キックボクシング連盟のフライ級王者となっている。プロデビュー後はNJKFの上位ランカー(最高2位)として活躍したが、2014年にボクシングへ転向。2019年10月に世界ランカーでもあった王者・堀川謙一を破り、日本ライトフライ級王者となった。
しかし、2020年3月に決まっていた初防衛戦が新型コロナウイルスの影響により度々延期に。気持ちが切れてしまい、「自分がベストな状態で試合に挑むことは不可能だと感じたため引退を決めました」と4月3日タイトル返上と現役引退を発表していた。プロボクシングの戦績は11勝(5KO)4敗。
REDルールのスーパーバンタム級では、森岡悠樹(北流会君津ジム)と鈴木貫太(ONE’S GOAL)が初対決。森岡は4・4新宿大会で横野洋を、鈴木は2・28後楽園で大川一貴をともに判定で撃破。現RED王者の小笠原瑛作へのチャレンジを目指す両雄の一騎討ちとなる。
さらに今大会では、女子トップファイターたちによる2カードが決定。
erika(=名前の後にハートマーク/SHINE沖縄)は昨年8・30後楽園『REBELS』に参戦して平岡琴に判定勝ち。今年1月にはNJKFミネルヴァ・アトム級王座の奪取に成功した。対する祥子JSK(治政館) は2020年2月の大田区大会でぱんちゃん璃奈に判定負けして以来の『KNOCK OUT』参戦。
NJKFミネルヴァのライトフライ級1位・喜多村美紀(テツジム)とJ-GIRLS王者・梅尾メイ(B9 GYM)の対戦も決定した。