格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』の第9話が5月8日(土)夜9時から、ABEMAにて配信された。
番組では200通を超える応募のうち、書類審査、実技審査、面談を経て17名で行われた2泊3日の合宿形式の2次オーディションを通過した12名による、試合形式の「最終審査」の模様が放送された。
今回のプロジェクトの発起人でありチーフクリエィティブオフィサーのEXILE HIROが見守るなか、果たして、プロ格闘家としてLDH martial artsとの契約を勝ち取るのは誰になるのか。
いよいよ運命の「最終審査」の試合に向け、高谷裕之総監督は、出場選手たちに、「選考で選ばれた人は、LDHのサポートで100%完璧な格闘技に集中できる環境になれると思います。100%、格闘技に懸けている想いやプライドは、試合で見ている人に伝わると思うので、その権利を全力で勝ち獲ってください。熱い試合を期待しています」と語り、選手たちを送り出した。
前半4試合はともに苦難を乗り越えて来た者同士の“潰し合い”。次週放送の後半4試合は、外敵相手の腕試しとなる。
所属選手を選ぶ選考基準は「世界と闘えること」。高谷総監督は、「いい試合をしたから選ぶんじゃなくて、そのポテンシャルがあると感じさせてくれた選手を選ぶ」と、情を捨てて選考に臨む決意を示す。
第1試合は、GENERATIONSチームの平本丈と、THE RAMPAGEチームの鈴木崇矢の対戦。
17歳の平本丈は、RIZINでMMAデビューを果たした平本蓮の実弟。伝統派空手&キック出身で。書類審査は通過していたが、一次オーディションでのPCR検査で陽性反応が出たため、参加を断念していた。
「俺だけコロナで受けれなくて……」と悔やんでいたが、「入れ替え戦」に抜擢され、名津井楓にアナコンダチョークで一本勝ち。一発勝負をモノにして、最終審査に飛び級で参加した。
「自分が17歳の頃より全然強い」と弟を評する蓮は、「僕もそうだけど、弟も今だけを生きていきたいと思うから、いま格闘技を一生懸命、頑張りたい。弟も同じ強い気持ちがあるから(入れ替え戦で)勝利を掴んだと思う。弟も行ける気はしますね。2人ともお互いに」と、最終審査の試合にも期待。
丈は「契約選手に見合う、華のある面白い試合をしたい」と意気込む。
対する16歳、最年少参加者の鈴木は、小1から新極真会・中原道場で空手に取り組み、EXFIGHT、KRAZYBEE等でMMAの練習に励んできた。
フルコンタクト空手の「カラテドリームフェスティバル2019」では、中3男子軽量級で41人が出場したトーナメントを勝ち抜き、優勝を果たしている。中学では陸上部で長距離走も経験しており、強い心臓を持つのも強みだ。
鈴木は、「自信しかない。誰でもかかってこいや」「鈴木崇矢しか見れないという試合をします」と、充実した表情を見せる。