メインで行われるはずだった平成最後の日本人対決、石井vsタネのタイトルマッチが中止に
2019年4月29日(月・祝)東京・ベルサール高田馬場で開催されるキックボクシング大会『KNOCK OUT 2019 SPRING「THE FUTURE IS IN THE RING」』。
同大会のメインイベントで組まれていたKING OF KNOCK OUTフライ級タイトルマッチ、王者・石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)vs挑戦者タネヨシホ(INNOVATION・直心会)が中止になったことが28日夜、主催者から発表された。
タネは28日16:00からの前日計量の前に予備計量を行ったところ、大幅な体重オーバーだったため公開計量とその後の記者会見を欠席。17:00から行われた再計量でも53.40kgでフライ級規定の51.0kgをクリアーできず。
協議の結果、29日の正午に最終計量を行うことになったが、タネは減量中に体調不良になり、ドクターストップがかかったという。
これによりタイトルマッチが中止。セミファイナルの「KNOCK OUTライト級アジアトーナメント」の決勝戦およびKING OF KNOCK OUTライト級タイトルマッチ、RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー(韓国)vs KING OF KNOCK OUTライト級王者ヨードレックペット・オー・ピティサック(タイ)が繰り上がりでメインイベントとなる。
無念の試合中止となった石井は日本人初のラジャダムナン&ルンピニースタジアム認定統一ミニフライ級王者となった、吉成名高(エイワスポーツジム)と3分1Rのエキシビションマッチを行うこととなった。
石井は計量をクリアーし、記者会見で「僕自身は体調、仕上がりもバッチリなのであとは相手次第。どんな状況であっても僕がやってきたことをやって、このベルトを取ったストーリーがあるのでそのストーリーをリングの上で表現しようと思ってます。そして平成生まれの僕が平成を締めようと思います」との意気込みを述べていた。