キックボクシング
ニュース

【KNOCK OUT】ヨードレックペットvsチャンヒョン・リーの決勝戦&タイトルマッチを梅野源治が予想

2019/04/28 22:04
2019年4月29日(月・祝)東京・ベルサール高田馬場で開催されるキックボクシング大会『KNOCK OUT 2019 SPRING「THE FUTURE IS IN THE RING」』。  今大会で行われる「KNOCK OUTライト級アジアトーナメント」の決勝戦およびKING OF KNOCK OUTライト級タイトルマッチ、RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー(韓国)vs KING OF KNOCK OUTライト級王者ヨードレックペット・オー・ピティサック(タイ)を、両者と2度ずつ対戦経験のある元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野源治が勝敗と展開を予想した。 チャンヒョンが勝ち上がるとは予想していなかった ――KING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメント決勝戦&ライト級タイトルマッチで遂にヨードレックペット・オー・ピティサックとチャンヒョン・リーが対戦します。梅野選手はヨードレックペットとは2015年12月23日、2016年10月23日の2度対戦し1勝1敗、チャンヒョンとは2012年10月14日、2013年3月17日の2度対戦し、こちらも1勝1敗の対戦戦績があります。  そこで今回は両選手を知り尽くしている梅野選手に2選手のこと、勝敗予想などをお伺いしたいと思います。まず、チャンヒョンはヒジありルールでの試合が今回で3戦目になります。トーナメント開催が決まってから決勝戦まで勝ち上がってくることは予想してました? 「正直チャンヒョンがここまで勝ち上がって来るとは予想してませんでした。数年前の兵役でブランクがあったせいか、町田光選手と一回戦(2018年12月9日)で対戦した時の動きがあんまり良くなかったですし、その前のRISEの町田戦(2018年6月17日)でも動きが良くなかったというのを周りから聞いていて、準決勝の森井洋介戦でやられるんだろうなと。  ヒジありルールにも対応出来ないと思ったので(森井に)ヒジで斬られるか、もしくはチャンヒョンはローキックが強いので足の弱い森井選手が足を効かされてパンチが当たり始めて面白い試合になるのかなと。でも最終的に(森井に)勝てないんだろうなと思っていたら、チャンヒョンが圧勝してましたよね。トーナメント開催前もチャンヒョンが勝ち上がってくるとは誰も予想してませんでしたよね? 僕の予想とは全然違う展開になりました」 両者と2度ずつ対戦している梅野――梅野選手は2012年10月にK-1のリングでチャンヒョンと初対戦した時、3Rに右フックでダウンを奪われて判定負けでした。チャンヒョンの印象を教えて下さい。 「チャンヒョンはローキック、パンチがかなり重くて、ローキックで僕も凄く効かされましたね。パンチは上下の打ち分けも当時からうまく、以前怖かった時のチャンヒョンが戻ってきた印象があります。最近はさらに体つきも大きくなってますしパワーも付いて、RISEルールでのテクニックもあります。ヒジありルールにどう対応してくるのか未知数な部分もありましたが、町田選手、森井選手といった日本のトップ選手2人に勝っていることは間違いなく実力があるということ。ヨードレックペットにも勝つんじゃないかと思わせる強さがありますよね」 強烈なパンチを持つチャンヒョン――チャンヒョンはまだヒジありルールは2戦しかやっていませんが、そういうルールにも対応した戦いが出来ていますか? 「正直なところ、町田選手、森井選手ともテクニック的にヒジ、首相撲がうまい選手ではないので、そういう選手を相手にチャンヒョンの力がどうかというのはわからない部分はありますが、試合を見ている限りではチャンヒョンは首相撲が出来ていませんし、今のKNOCK OUTルールは首相撲の展開がほとんどないので何とも言えません。でも今後ヒジありルールでも日本のトップ選手に勝っていくんじゃないでしょうか」 チャンヒョンが勝てる確率もあるが… ――では、ヨードレックペットのことについてお聞きします。最近の試合を見て印象はいかがですか。 「タイ人トップ選手の特有なことなのですが、日本での試合は流しているんです。髙橋一眞選手と対戦した時(2018 年8月19日)は判定決着になり“ヨードレックペットとフルラウンド戦えた髙橋は凄い”と言われてましたが、タイ人は自分が勝っていると思ったら、無駄に攻めず試合を流すんです。ヨードレックペットを相手に善戦した日本人選手はいないですし、逆にヨードレックペット本人は日本での試合は楽だと思っているはずです。実力を100%出している試合がなく、彼自身も負けるわけがないと思っているでしょう」 ――今回の決勝戦の勝敗ポイントはどこにありますか? 「日本のテクニックのある選手がヨードレックペットと対戦しても絶対に勝てませんが、チャンヒョンのようにガンガン前に出るファイタースタイルだと勝てる確率もあると思います」 ヨードレックペットのヒジが炸裂するのか――梅野選手は7月21日に RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament準決勝でチャンヒョンと対戦することが決定していますが、どちらに勝ってもらいたいですか? 「どちらにも頑張ってもらいたいのですが、ヒジありルールなのでさすがに本職の人間である、ヨードレックペットに勝ってもらいたいですね。5Rフルラウンドまで行くと、チャンヒョンは勝てないと思うんです。チャンヒョンが倒すとしたら、2Rまでにダウンを獲れれば勝つ可能性はあると思います。  それがなければ、ヨードレックペットはテクニックがあるので 3R以降はチャンヒョンの攻撃パターンも呼んでくるでしょうし、攻撃を当てさせないと思います。僕の予想では3Rからヨードレックペットはばんばんミドルキックを蹴り始め、チャンヒョンは腕を壊されて得意のパンチが打てなくなります。チャンヒョンはローキックも強いですが、ヨードレックペットも足が凄く頑丈なので痛くて倒れるというのはまずないでしょう」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント