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【空道】長田賢一・第2代塾長による新体制で初の大会を無観客で開催、東先代塾長の義理の息子・清水亮汰が3年ぶり復帰

2021/05/04 18:05
 2021年5月9日(日)青森・おいらせ町民交流センターアリーナで開催される全日本空道連盟主催『2021北斗旗全日本空道体力別選手権大会』の概要が発表された。  コロナウィルス蔓延防止のため、2020春の階級別、2020年秋の無差別と、全日本2大会の開催を中止してきた、着衣総合格闘技「空道」(くうどう)。2021年春の階級別全日本選手権も、当初は5月2日に発祥地・仙台での開催を予定していたが、宮城県内での問題拡大の状況を鑑み、見送りとなった。 (写真)4月3日に永眠された東孝・初代塾長(中央) しかしながら、さる4月3日に永眠した空道創始者・東孝(大道塾初代塾長)が、死の数日前、意識を失うまで大会の開催に尽力していたこともあり、関係者の大会開催に向けての熱意は強く、迅速・綿密な準備により、5月9日(日)青森県上北郡おいらせ町(2022国民スポーツ大会における同競技の実施場所)の「おいらせ町民交流センターアリーナ」にて、スライド実施することが決定した。  大会は、感染症蔓延防止対策を最大限に施したうえで実施されるが「社会体育」を標榜する空道だけに、出場選手の大半は、一般企業等に勤務する社会人。社会状況と急な日程変更により、参加資格を与えられた選手の中でエントリーを決めた選手の人数は例年と比べて遥かに少ないものとなっている。 (写真)現役時代は“ヒットマン”と呼ばれる強豪選手だった長田賢一・第2代塾長 ただ、その出場者は、これだけの状況のもと集うだけに、実に濃いメンバーだ。-230(身長+体重の体力指数と呼ばれるクラス分け)クラスでは、史上初の全日本同一階級6連覇に挑戦する目黒雄太。-240クラスでは、2018世界選手権3位・服部晶洸、2019全日本優勝・寺口法秀、近年はプロ競技でも活躍する谷井翔太、U19カテゴリーで全日本を制してきた曽山遼太・遠藤春翔。-250クラスでは2015・2017全日本優勝・加藤智亮、2019U19全日本優勝・小野寺稜太。-260では、2018世界選手権優勝・清水亮汰。260+では2019全日本優勝・奈良朋弥、2018世界選手権3位・目黒毅。女子は2016全日本‐215クラス優勝・渡邊富紀恵、2018世界選手権出場・内藤雅子。 (写真)寝技、ヒジ打ち、頭突き、条件付きで金的攻撃も許される空道 いずれもこの競技をライフワークと捉えているであろう選手たちである。東・初代塾長の想いに応え、長田賢一・第2代塾長による新体制の船出を飾る、熱い闘いを展開するに違いない。  なかでも、東塾長の義理の息子(東塾長の娘婿)であり、死を前にした塾長からの勧めを受けて、2018世界選手権でただ一人の日本人王者となったのを最後に引退して以来3年ふりの復帰を果たす、清水亮汰の闘いぶりには、注目だ。  なお、大会は、2021全日本空道ジュニア選手権と併催となり、関係者・選手以外の入場を禁止して行われる(無観客大会)。
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