2021年5月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 149』にて、バンタム級(-55kg)3分3R延長1RでDEEP☆KICK -53kg王者・寺山遼冴(TEAM TEPPEN)と対戦するRISEバンタム級5位・京谷祐希(山口道場)が2日(日)大阪の所属道場にて公開練習を行った。
京谷はサウスポーからジャブ、ワンツー、ワンツーフック、左ストレートとミット打ちで快音を響かせ、ミットを受ける山口侑馬は「いつもより硬いわ」と京谷の好調ぶりを口にする。最後にはダウンした山口に京谷がパウンドを見舞うというネタを仕込んだが、実はまだ30秒残っており、再びミット打ちをすることに。
これは「山口兄弟がオープンフィンガーグローブマッチをするってなったので僕も盛り上げたいなと。次につながりますように。僕は出たくないですがPRのために協力しました」というもの。
自身もミット打ちでオープンフィンガーグローブを使ったが、「あれやったら倒せますね、僕は。でも自分の手も怖いです。絶対にもらわんようにしますね。逃げます。僕はやる気ないです。3試合分くらいのファイトマネーならやります」と、自分はOFG戦はやらないと強調した。
また、山口兄弟のOFG戦について聞かれると「山口兄弟は同じ道場の仲間でよかったなと思いました。あの2人とOFGと戦うことにならなくてよかったです。弟の侑馬は一番(OFGを)付けたらいけない人間なんです。YA-MAN君、気をつけてください。侑馬はガチのストリートファイターなんですよ。僕らも怖いです。レフェリー3人くらいいないと危ないです。獣の檻に放つようなもんです」と、山口侑馬と戦うYA-MANに注意を喚起した。
自分の試合の話になると「しっかり集中して練習はさせてもらっています。不安はサウスポーということだけですね。そこの感覚が合えばいい感じになると思う。サウスポーとやるのは7~8年ぶりなのであとは感覚だけです」と、不安材料は久しぶりにサウスポーと戦うということだけだとする。
年下の選手から立場を狙われる試合が続くが、「これだけはホンマに嫌ですね。年で格闘技をやっているわけじゃないですけれど。寺山君は2~3年後にやったたらやられると思うので、今やっておくのがいいと思います。強いのは知っていたので、今やっておかないと身体が大きくなって身長も伸びると思うので、2~3年後にやりましょうとなったら嫌ですもんね」と、今のうちに叩いてしまいたいとの意図を話す。
しかし、若手の踏み台にされるようなマッチメイクだとは思っていないという。
「そんなことはないですね。むしろどれくらい俺を楽しませてくれるのかな、とワクワクします。僕も今年33なので、上の人は限られてくるのでそれはしゃあない。試合ができるだけで嬉しいです」と、自分を楽しませてくれるのか期待しているとする。
バンタム級はチャンピオンの座に同門の鈴木真彦がおり、タイトルを狙うことが目標にはできない。そこで何を一番のモチベーションにしているのかと聞くと「どうなんですかね。鈴木真彦の動向次第です。鈴木がどう動くかで変わってきます。自分としては今回寺山遼冴に勝って、寺山日葵(RISE QUEEN)に挑戦する」と言って笑った。
2019年9月にRISEで復帰して以来、負けた相手は志朗のみ。その志朗へのリベンジはと聞くと「機会があれえばやらせていただきたい。しっかりとケリをつけなあかんと思っています。向こうは(上に)行っちゃったので、まずは結果を残して言える立場にならないと」と、結果を積み上げていずれはリベンジしたいとした。
そして「僕は僕なりに楽しく格闘技をやらせてもらっています。見に来る人たちも巻き込んで楽しませられたらなと思います。だから、今回勝ったら寺山日葵に挑戦します。でも49kgはキツいな…」と、最後まで寺山遼冴の姉・日葵にこだわっていた。