(C)AbemaTV
格闘技界に次世代スターを送り出す格闘ドキュメンタリ番組『格闘代理戦争 4thシーズン』(AbemaTV「格闘チャンネル」)が4月27日に放送され、「トーナメント1回戦」を勝ち抜いた「久保ファミリー」と「皇治軍団」が準決勝進出を決めた。また、番組の最後に6人目の“監督”としてピーター・アーツが参加することが発表された。
27日の放送回では、芦澤竜誠率いる・芦澤一家と、久保優太率いる久保ファミリー、さらに、皇治率いる皇治軍団と木村“フィリップ”ミノル率いる木村組による「トーナメント1回戦」の模様が生中継された。
『格闘代理戦争 4thシーズン』は、打撃格闘技としては異例の過酷な「団体勝ち抜き戦」。各チームから先鋒、中堅、大将の3人が登場し、勝ち抜き戦で試合を進め、先に大将を倒したチームが勝利となる。独特の緊張感に包まれたAブロックでは、久保ファミリーと芦澤一家が対戦。
Aブロック:久保ファミリー vs 芦澤一家
第1試合:宮本時代 (先鋒)× ─ ○ 稲垣柊 (先鋒)
第2試合:山口浩太郎(中堅)○ ─ × 稲垣柊 (先鋒)
第3試合:山口浩太郎(中堅)× ─ ○ 高橋享祐(中堅)
第4試合:此尾昂輝 (大将)○ ─ × 高橋享祐(中堅)
第5試合:此尾昂輝 (大将)△ ─ △ 中澤誠弥(大将)※ドクターストップ
“大将戦”では、サウスポー此尾昂希の左ミドルから軌道が変わる左ハイキックが中澤誠弥にヒット。大きなダメージを受けながらも立ち向かう中澤の奮闘もあり、判定はドローになったものの、中澤が怪我(顎を骨折)によりドクターストップ。Aブロックは、久保ファミリーの勝利となった。
試合後、監督を務めた久保優太は「計算どおり」と言いつつも、選手のオーダー(出場順)がかなり重要だったのでは? との問いに対し、「山口(浩太郎・中堅)選手で2勝できるかと思っていたけど、高橋(享祐・中堅)選手が強く実は計算どおりではなかった」と明かし、準決勝に向けて、「トーナメント表を見た中で芦澤一家はかなり強敵だと思っていたので、今回勝てたことで優勝が狙えるのでは」と意気込みを語った。
続いてBブロックでは、皇治軍団vs木村組の試合が行われた。
Bブロック:木村組 vs 皇治軍団
第1試合:片岡祐嘉(先鋒)× ─ ○ 松本日向(先鋒)
第2試合:光原考音(中堅)× ─ ○ 松本日向(先鋒)※左肩脱臼ドクターストップ
第3試合:榊原達也(大将)○ ─ × 梅田慎太郎(中堅)
第4試合:榊原達也(大将)× ─ ○ 北村夏輝(大将)
最終的に大将対決となった皇治軍団大将・北村夏輝vs 木村組大将・榊原達也では、最終ラウンドまで互いに退くことなく打ち合いが続き、最後は北村が3-0で判定勝ち。皇治軍団を勝利に導いた。
大激戦の末、優勝へ向けて一歩進んだ監督の皇治は、「心臓ドキドキしてたまらなかった。ホッとしました」と安堵の表情でコメントした。
さらに、番組内では“20世紀最強のキックボクサー”と呼ばれた元K-1ヘビー級王者のピーター・アーツが、準決勝からの「特別監督」として、参戦することが発表された。
新たなK-1スターを発掘する同番組への出演に際し、アーツは「この番組に参加するのがとても楽しみだ。K-1で長年闘い、培ったあらゆる経験を生かしたい。生徒たちにも私の経験を伝えていきたい。今回の闘いはK-1で闘ってきたあの時代のように、輝かしい結果が待っている。『格闘代理戦争』、私のチームが勝ちます!」とのコメントを寄せている。アーツのチームメンバーや名称は今後のオンエア中に発表される予定。
■AbemaTV 『格闘代理戦争4thシーズン』 番組概要
放送日時:4月27日(土) 夜9時~夜11時 (生放送)
放送日時: 毎週土曜 夜10時~夜11時