志朗(左)vs大崎一貴をメインに予定していた『RISEonABEMA』は無観客での開催が決定した
2021年4月30日(金)、伊藤隆RISE代表がYouTubeライブで配信会見を行い、2021年5月15日(土)東京・大田区総合体育館にて有観客での開催を予定していた『Cygames presents RISEonABEMA』を無観客大会として行うことを発表した。
伊藤代表は「新型コロナウイルスの感染拡大は大変な状況にあり、軒並み大会は延期、中止という情報を耳にしております。ただRISEとしては選手のことを考えると中止や延期の選択はなかったです。確実に開催するなら無観客の大会が選択のひとつでした。緊急事態宣言の延長を加味し、大田区体育館で予定していたカードを無観客で開催いたします。したがって『RISEonABEMA』はテレビマッチ(ABEMAにてライブ配信)として開催します。観戦したい方がたくさんいることは理解しておりますが、何卒ご理解していただけたらと思っております」と、確実に開催するため無観客を選択したと説明した。
日時に関しては「5月15日、16日で最終調整に入っています」とのことで当初の15日から1日ずれる可能性もあるとのこと。開始時間も含めて今週中に発表となる。対戦カードに変更はない。
(写真)寺山日葵(左)vsAKARIのRISE QUEENタイトルマッチも
記者からの質問で無観客にするとの決断に時間を要したかと聞かれると「基本的に我々の中で延期や中止はなかったですね。悩みはしましたけれども、その選択肢はなかったです。選手たちの数カ月かけた努力とか、いろいろなことを考えたらやはり選択肢はひとつ。無観客での大会の開催、そのひとつでした」と、延期や中止の選択肢はなかった。
選手や関係者の反応は「本音を言うと選手たちも観客のいる熱のあるところでやりたいのはもちろん理解できますし、私も熱を持たせるのは観客がいるのが一番いいと思います。しかしこのような状況の中でやらなければいけない、選手たちも頑張っているのでやってもらえるのであればぜひやりたいとの声が多かった」という。
結果として昨年7月に初開催された『RISEonABEMA』と同じく無観客での開催となったが、昨年の経験から無観客開催でのメリットとデメリットは何か。
(写真)RISE初のオープンフィンガーグローブ戦も今大会で行われる
「デメリットは会場の熱をABEMAでのライブ配信を通じて出せるかがポイントだと思います。逆にテレビマッチになるので、普段の試合とは違う演出だったりいろいろなものができると思う。今回は微差がないように演出や流れで変えていきたい」と、昨年の経験から修正点を加えていきたいとした。
緊急事態宣言が延長されれば、5月23日(日)東京・後楽園ホールで開催の『RISE 149』にも影響が出るが、「そこ(延長)も踏まえてですが、今はお客さんを入れてやる予定です」とのこと。
最後に伊藤代表は「無観客大会となりましたが、期待してくれたファンには申し訳ありませんがご理解していただきたいと思います。中止や延期は停滞イコール後退だと思っていますので、前にも言わせていただきましたがRISEは止まらない。そのためにも無観客で開催します。当日はABEMAの前でコメントを入れていただきながら見ていただければと思います。選手を最後まで応援していただければと思っております」とメッセージを送った。
なお、チケットの払い戻しについてはRISE公式ホームページ等で告知される。