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【K-1】林健太がスーパー・ライト級に転向でトファネリと対戦、狙うは元同門の先輩・山崎秀晃「俺が日本人で唯一秀さんを倒せる男」

2021/04/19 22:04
【K-1】林健太がスーパー・ライト級に転向でトファネリと対戦、狙うは元同門の先輩・山崎秀晃「俺が日本人で唯一秀さんを倒せる男」

前ライト級王者の林(左)がスーパー・ライト級に転向、鈴木勇人を破ったトファネリと対戦する

 2021年5月23日(日)東京・大田区総合体育館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の記者会見が、4月19日(月)都内にて行われた。追加対戦カードとしてスーパーファイト(ワンマッチ)の8試合が発表となった。

 スーパー・ライト級3分3R延長1Rで、林健太(FLYSKY GYM)とヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館)が対戦する。


 林はK-1参戦経験のある空手家の父を持ち、2013年にKrushでプロデビュー。強打を武器に2018年12月のK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝すると、2019年3月にK-1 WORLD GPライト級王者・卜部功也に挑戦。下馬評を覆す勝利で第3代K-1ライト級王座に就いた。その後はデニス・デミルカプと金子大輝にKO勝ちと順調に白星を重ねて6連勝を飾ったが、2020年3月に朝久泰央に不覚を取り、12月にはゴンナパーに敗れライト級王座を失った。戦績は18勝(13KO)7敗2分。


 トファネリは世界闘英館空手道選手権大会70kg未満級優勝。MMAとキックボクシングの二刀流で、キックボクシングでは2018年5月の『RISE』で直樹に判定負け、2020年7月のRISEで原口健飛に敗れたが、中野椋太や麻原将平を鮮やかなバックスピンキックでKOしている。2020年11月のK-1に初参戦し、ウェルター級で野杁正明に判定負け。スーパー・ライト級に階級を落とした2戦目では元Krush王者・鈴木勇人からTKO勝利を収めた。戦績は15勝(10KO)9敗1分。


 今回からスーパー・ライト級に階級を上げる林は「2.5kgしか違わへんけれど新しい世界やと思ってまた一から。今王者が兄貴分の秀さん(山崎秀晃)やけれど、秀さんが65kgで独走しているので俺が日本人で唯一秀さんを倒せる男やっていうのを、とりあえず一発目にトファネリ選手をKOで倒して証明したいと思います」と、現K-1スーパー・ライト級王者の山崎に宣戦布告。


 両者は元同門で、林が「兄貴分」というほど親しい間柄だったという。林は同じく元同門の先輩である卜部功也を破ってライト級王座を手にしたが、スーパー・ライト級でも元同門の先輩に戦いを挑むことを明言。「秀さんの背中を追いかけて格闘技をやってきているので、その先輩からベルトを奪うことが出来ればひと回り強くなれると思う。シンプルに秀さんと殴り合えるのを楽しみにしています」とした。

「階級を上げる理由は、一番は減量が厳しいと思った。前から階級上げようかなと思っていたんですが、ライト級だったらきついけれど、スーパー・ライト級だと身体が小さいかなと不安もあった。今年に入ってからフィジカルもやって来たので、身体を作ってしっかり攻撃力を見せて倒せると思います」と、スーパー・ライト級に上げる自信がついたから。


「全力を持って今回の試合臨みます」というトファネリに「KOで負けたことがないんですか?」と林が聞くと、トファネリは「一度もない。これからもない」と返答。林は「そう聞いたので余計に、自分が新しい場所で戦う中でKOできれば一番アピールできる。一番の見せ場になると思います」と、トファネリから初のKO勝ちを奪ってみせるとニヤリ。

 トファネリも「前回は準備万端にしたので勝つことができました。今回ももちろん自信はあります。3試合目となるが素晴らしい相手と巡り合えて幸せです。必ず勝ちます」と必勝宣言し、「もちろん山崎にも勝ちたいと思っています。林も元王者で素晴らしい選手なので、その選手に勝つことで自分の価値を高めていきたいと思います」と、林を破って山崎挑戦への足掛かりにしたいと話した。

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