キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT-EX】初参戦の関西三冠王・兼田将暉が栗秋祥梧をどん底へ突き落とす、安達浩平が工藤red玲央との3度目の対決制す

2021/04/04 14:04

▼セミファイナル(第5試合)KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定リーグ戦 3分3R
〇安達浩平(4点/team AKATSUKI/J-NETWORKバンタム級王者)
判定3-0 ※30-27×2、30-28
×工藤red玲央(3点/TEPPEN GYM)


 安達は右ローキックと首相撲からのヒザ蹴りを武器に、2019年5月のJ-NETWORKで延長戦の末に日畑達也を右ボディブローでKOして同団体の王座に就いた。工藤とは1勝1分。


 工藤はファイヤー原田の愛弟子としてJ-NETWORKで活躍、ジムの閉鎖とともにTEPPEN GYMに移籍してファイヤー譲りの根性に加えて技術を磨く。


 リーグ戦は安達が4点、工藤が3点で、工藤が勝利すれば決勝戦は安達vs工藤、安達が勝つか引き分けなら安達vs響波となる。


 1R開始と同時にワンツーと右ローで前へ出て攻める工藤。安達も右フック&ストレートと右ローを返し。ローをカットし合う。中盤から安達が前へ出て差y風フックとボディで工藤をコーナーへ追い詰める。右ヒジも見舞う安達。工藤は左ボディからの右ローで反撃するが、安達の攻勢が目立った。


 2Rもワンツーからの右ロー、左ボディからの右ローで攻める工藤だが、安達のボディをもらうと後退。安達は左ミドル、右ローも蹴り、顔面とボディへパンチを打ち分けていく。安達が攻勢に出るとロープやコーナーを背負ってしまう工藤には焦りと疲労が見える。


 3R、工藤は左右ストレートを連打して突進。安達はブロックして工藤の前足へのロー、右ストレート、左右フックを打つ。安達のジャブ、右ロー、左ミドル、右ボディと散らす攻撃に翻弄させる工藤。右フックをまともにもらい、多彩な攻撃を浴びる。ラスト30秒、打ち合いに行く工藤だが、逆に安達の右フックをもらってコーナーへ追い詰められ、連打で釘付けに。


 判定3-0で勝利した安達は差をつけた内容に満足したか笑顔。リーグ戦をトップの6点で終了した。これにより、リーグ戦の1位と2位で争われる王座決定戦は安達と2位の響波で行われることが決定した。

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