2021年3月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.123』の前日計量&記者会見が、26日(金)都内にて13:00より行われた。
第5試合のKrushスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで対戦する、大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は59.9kg、山本直樹(優弥道場)はリミットちょうどの60.0kgで計量をパス。
石川直生Krushエヴァンジェリストは「パワーと打たれ強さととキャラの大沢選手、山本選手は攻撃を見切る技術とキレのある攻撃。2人とももうひとつどうしても欲しいのはベルト。スーパー・フェザー級のライバルが多い階級で抜け出るにはインパクトある試合を残す必要がある」とこの一戦を評した。
山本は「明日はK’FESTA.4に挟まれているので(21日と28日)インパクトを残せば名前が売れると思うのでしっかり勝ちたい」、大岩は「SNSとかで前回のK’FESTAがかなり盛り上がっていたし、次はK’FESTAのDAY.2だと言われていたのでKrushが先にあるだろうと思って過ごしていました。インパクトを残して最高の試合を見せてインパクトを残して、これがKrushだという試合をします」と、それぞれ意気込む。
実は計量前に「朝、最後の水抜きを近くでやっていたら近くで大岩選手も入っていて。気まずいなと思ったんですが、自分のことだけを考えてやっていました。先ほど向き合った時もしっかり仕上げてきたと思いました。明日は何がなんでも勝って上に行かないと先が見えないので、明日は必ず勝ちます」(山本)と、顔を合わせたという。
大岩も「自分も温泉で出会ってしまって、あっと思って。第一印象は“黒っ!”と思いましたね。もっと焼けばよかったと後悔しました(笑)。自分の仕上がりは過去一良くて、日に日によくなっています。サポートのおかげだと思うので、いろいろな方にサポートと支援もらっているので、最高の身体を作って来たので必ず最高の試合を見せます」と、出会ってしまったエピソードを話した。
試合について山本は「Krushは倒してなんぼだと思っていますが、正直、自分には倒す力が付いてないと思うので、もらわずに自分だけ当てる。隙を見ながらまとめていけるように、日ごろから兄と一緒に練習しているので明日はやってきたことを出したい」と、兄・山本優弥との練習の成果を出せれば、と話す。
一方の大岩は「鎖でズドンッです。ドラゴンゲートでアシストして(3月11日のドラゴンゲートで乱闘に参加)いいイメージが付いています。一発失神KOがベストですが、鎖でズドンッが出ちゃうかも」と笑った。
また、翌日にレオナ・ペタスとの試合を控える盟友・武尊とずっと一緒に練習をしてきたことについては「お互いがピリピリしている感じで、ずっと緊張感がありました。リラックスしていても試合のことを考えている生活をしていました。2日前も一緒に練習して、お互いピリピリだったのでマススパーリングもめちゃ気合いが入って普通にバチバチ当たったり、ピリピリした状態が試合ギリギリまでできたのでありがたかったですね。2人ともコンディションばっちりです」と、武尊と共にいい状態で仕上げてきたとする。
1週間前にはK’FESTA.4のDAY.1、翌日にはK’FESTA.4のDAY.2を控えた中で行われる試合で、山本は「自分と同じ階級の選手の試合は見ています。自分が王者になれれば何でもいいし、目立てれば何でもいいので、いつかは自分が一番になれるようにだけしか考えてないです」、大岩も「意識しているかしてないかじゃなくて、一番インパクトある試合をして一番目立ってやろうと思っています。1週間で3大会も続くことで、全階級を通じて一番インパクトある試合をして名を刻みます」と、2人とも他の試合に負けたくないとの意地を見せた。
そして、「明日は皆様の応援を力に、必ずインパクトのある試合して勝ちたいと思います」(山本)、「本当に2連敗してるんで、ここは絶対負けられない試合だし、本当に勝ってしっかりと生き残りたいと思います」(大岩)と、勝利を熱望した。