連敗からの脱出を誓う大沢(左)と川崎
2021年3月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.123』の前日計量&記者会見が、26日(金)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第6試合)のKrushライト級3分3R延長1Rで対戦する、大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)は62.3kg、川崎真一朗(月心会)はリミットちょうどの62.5kgで計量をパス。
その後の会見で川崎は「1年2カ月溜めてきたものを全て出して最高の復活劇をしたい」、大沢は「計量に遅刻してしまいすいませんでした。明日はもちろん勝利の二文字が欲しい。みんなK-1に目が行ってしまっているけれど、僕らからしたらどれだけ大きな会場でもリングの大きさは変わらないのでやることは変わらない」とそれぞれコメント。
会見の冒頭では石川直生Krushエヴァンジェリストから「華も魅力もある者同士の試合。結果として黒星が付いてしまうのが残酷なほど両者共に崖っぷちにいます。それぞれの再出発になるハイレベルな試合を期待しています」と言葉があり、川崎は「崖っぷちですね。連敗していますがファイターは勝たないと商品価値ゼロなので、常に勝って行かないといけない」、大沢は「商品勝ちゼロ、そうですね、川崎選手が言った通りだと思います。勝っている人がちやほやされて負ければ離れて…。でも崖っぷちなのでどうしようとかは何もない。やることは。ひとつだけです」と、両者とも崖っぷちは意識しているようだ。
練習中に何を糧としていたかと聞かれると、川崎は「何も考えてないかったです。そういう感情はないですね」と答えたのに対し、大沢は「今回は今までの試合前で一番試合だけに集中できたというか。ジムの会長なのでミットも持っていましたが、今までで試合に一番集中できた。プライベートでいいことがあって、それに対してずっとモチベーションが上がっていました」という。そのプライベートでのいいこととは何かと聞かれると「恋、ですかね」と笑った。
川崎は「怪我をして試合には当分出られへんとなっても、いろいろな人が気にかけてくれて。スポンサーさんとか身近な人だけじゃなくて、ファンからもパワーをもらいました。1年2カ月空いて連敗しているので、見に来るお客さんを満足させる試合をしたいと思っています。打ち合って真っ向勝負で倒します」と、ファンや周りの人たちへ感謝が伝わる試合をしたいとする。
一方、大沢は「川崎選手が相手だからこそモチベーションが上がった。それは本当です」とし、「勝利の二文字は絶対。後輩が僕のせいで叩かれることが多くて、ジムの一番上の僕がこんなんだから後輩があんなんなんじゃないかとDMが来ます。勝つことによって竜華にパトンを繋げたい。一番はJOKER GYMの可愛い後輩たちに勝利を見せたい」と、ジムのトップとして後輩たちが胸を張れる勝利を見せたいと誓った。