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2021年3月26日(金)都内にて、5月開幕の「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント 1st ROUND」の「組合せ抽選会」および会見が行われた。
16人参加の同トーナメントは、5月23日(日)に東京ドームにて1回戦4試合が行われ、翌週の5月30日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市立中央体育会館)にて1回戦の残り4試合が行われる(※2回戦以降は再びシャッフル、抽選会の可能性もあり)。
会見で榊原信行CEOは、東京ドーム大会のバンタム級トーナメント以外のラインナップについて、トフィック・ムサエフvs.ホベルト・サトシ・ソウザのライト王者決定戦を挙げ、さらに「ビッグサプライズになるような外国勢、東京ドームだからぜひやってみたいというエンターテインメイト性に舵を切ったものもやっていきたい」と語った。
その「エンターテインメント枠」のカードについて、会見後の囲み取材で榊原CEOは、昨年の大晦日にHIROYA(TRY HARD GYM)にミックスルールで一本勝ちした人気YouTuber兼格闘家のシバターの参戦を示唆。
シバターの対戦相手について、「外国勢とかで面白いのを引っ張ってこれたらいいかな」と、シバターに負けず劣らずの“人気者”を用意したいとした。
「東京ドームではシバターとかの参戦もイメージしています。それにふさわしい対戦相手、シバターとマッチアップしてハネるというか化学反応が起きるような選手をうまく考えたいなと思っています。それは、国内もそうですが、海外から連れてくることも視野に入れながら、まあ、外国勢とかで面白いのを引っ張ってこれたらいいかなとは思ったりはしています」(榊原CEO)
大晦日の視聴者からの意外な反応の大きさもあり、シバターの継続起用に積極的なRIZINだが、シバターは自身のYouTubeで、「僕は正直、自分で言いますけど、シバターの総合格闘技の試合は1年間にそう何回も見るもんじゃないなと思ってます。そう何回もポンポンやったら、飽きられて、『シバターこんなもんか』と。割とがっかりされるのは早いと思う。だから、あと1発でいいと思う。今年の大晦日にね。俺みたいのがレギュラー化するのはおかしいんだよ」と、大晦日の次戦をラストマッチにしたいと語っており、参戦交渉は一筋縄ではいかなさそうだ。
現在、YouTubeで無料公開されている大晦日の全試合の再生数では、シバターvs.HIROYAが593万回とトップ、2位の朝倉海vs.堀口恭司の480万回に113万回の差をつけている。果たしてRIZINはシバターを口説き落とすことが出来るか。