日本では『QUINTET』などでの活躍で知られる柔術&グラップリングの強豪クレイグ・ジョーンズ(豪州)と、『RIZIN』で活躍したギャビ・ガルシア(ブラジル)が、男女の壁を越えて対戦することが明らかとなった。
これは両者がそれぞれのInstagramで明かしたもので、史上初のプロ・インタージェンダー・グラップリングマッチ(ジョーンズの発表によれば)。時間無制限、サブミッション(関節・絞め技)での一本のみで勝敗が決せられる。ギャビの道場で行われる道場マッチで、インターネットを通じて無料配信される予定だ。
ジョーンズは「日曜日(28日)、ギャビ・ガルシアと戦うためにLAに飛ぶ。日曜日、LAに飛んでギャビ・ガルシアと戦う。彼女のジムで時間制限なしの試合をして、それを無料で配信する予定だよ。100パーセント(実現する)。私にとっていい結果になることを願っています(笑)。そうでなければ、もし私が負けたら引退します。ギャビに負けたら引退します。ただ、タイムリミットはなく、サブのみです。もちろん、多くの人が冗談だと思っていますが、興味を持ってくれたので、やってみようと思いました」と、“本気”だとInstagramに綴っている。
(写真)ギャビも仕上がった身体でジョーンズを迎え撃つ気満々(C)gabigarciaofficial 他にも「THE INTERGENDER WORLD CHAMPIONSHIP」と題してポスター風の画像をあげたり、UFCなどで見られる両者のプロフィール画像などをアップしており、この道場マッチを楽しんでもらいたいとの意図が見える。
一方、ギャビも「it’s official」と対戦が正式に決まったと告知。「彼は私に挑戦した。私の仕事は? 来週だ! あなたがルールを作ってください。クレイグ、でも一歩も退くなよ」と“受けて立つ”とコメントし、すでに仕上がっている肉体を披露している。
ジョーンズは最強のグラップラーを何人も倒しており、三角絞めとフットロックのスペシャリスト。ギャビはMMA戦績6勝無敗、10回の柔術世界選手権優勝、3回のADCC優勝を果たしている。しかし、2月26日のプロ柔術『WNO』では、ナチエリ・デ・ジーザスに判定で敗れている。